『ぼくは王さま』というシリーズの本、
多くの人が、一度は子供のときどこかで目にしたことがあると思います。
その王さまシリーズの著者、寺村輝夫が先日亡くなったというニュースを見て、
久しぶりに私もこのシリーズのことを思い出してとても懐かしくなった。
このシリーズ、いわゆる児童向けの本なんだけれども、
子供の憎めないわがままさや傲慢さや、思慮の浅さを王さまに、
そして、そんな子供に振り回され、時にはたしなめる大人達を
王さまの周りの家来たちに投影して、コミカルに描かれたこの作品。
私も好きで結構集めたなぁ。
子供の頃は、ただそのコミカルでちょっと不思議なその世界が
ただ楽しくて、単に『王さまばかだなぁ』なんて思いながら読んでました。
でも、いつぞや本屋でたまたま見かけて、思わず立ち読みをしたときに、
『王さまは子供だなぁ…』と思った自分。
そのとき、あぁ、自分も子供から大人の側に行きつつあるんだな、と思いました。
大人が読んでもきっと楽しい王さまシリーズ。
もう新作が見られないのは寂しいけれど、
きっと私はこれからも折に触れて、懐かしく何度も読み返すことでしょう。
とりあえず、どっかのダンボールにしまってあるやつを引っ張り出して、
無性に読みたい今日この頃です。
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ぼくは王さま
寺村輝夫
多くの人が、一度は子供のときどこかで目にしたことがあると思います。
その王さまシリーズの著者、寺村輝夫が先日亡くなったというニュースを見て、
久しぶりに私もこのシリーズのことを思い出してとても懐かしくなった。
このシリーズ、いわゆる児童向けの本なんだけれども、
子供の憎めないわがままさや傲慢さや、思慮の浅さを王さまに、
そして、そんな子供に振り回され、時にはたしなめる大人達を
王さまの周りの家来たちに投影して、コミカルに描かれたこの作品。
私も好きで結構集めたなぁ。
子供の頃は、ただそのコミカルでちょっと不思議なその世界が
ただ楽しくて、単に『王さまばかだなぁ』なんて思いながら読んでました。
でも、いつぞや本屋でたまたま見かけて、思わず立ち読みをしたときに、
『王さまは子供だなぁ…』と思った自分。
そのとき、あぁ、自分も子供から大人の側に行きつつあるんだな、と思いました。
大人が読んでもきっと楽しい王さまシリーズ。
もう新作が見られないのは寂しいけれど、
きっと私はこれからも折に触れて、懐かしく何度も読み返すことでしょう。
とりあえず、どっかのダンボールにしまってあるやつを引っ張り出して、
無性に読みたい今日この頃です。

ぼくは王さま
寺村輝夫