犬神スケキヨ~さざれ石

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

皇紀2676年言っておきたい幾つかの話し

2016-12-29 23:40:07 | 草莽崛起
西暦2016年

平成28年

皇紀2676年

今年も終わりを迎えます。

2015年から始まった、世界の秩序の崩壊は、本年2016年如実に表れました。

本年最後の更新になるであろう拙著ブログにて、言っておきたい幾つかの話しをしてみようと思います。

本質とは?

2015年末、いわゆる従軍慰安婦について日韓合意がなされました。

そこから、伊勢サミット、オバマ大統領広島訪問、日露首脳会談、真珠湾訪問。

それ以外の安倍首相による外交を繋げて行くと、それは対中包囲網ということが見えてきます。

しかし、核兵器撤廃の国連決議や南スーダンに対する武器供給決議での我が国の振る舞いを見れば、幾ら世界の終わりを示しているとは言え、未だ敗戦国としての振る舞いから脱せず、その象徴である現憲法の呪縛から抜け出せないのだと理解出来ます。

つまりはまだ我が国は戦後なんだと感じます。

我々はまだ戦後という呪縛から抜け出せてはいません。
敗戦後71年経って、ようやく少しだけ前に進み出した程度であって、『主体性強化』や『自主独立』を声高に叫ぶ人々とて、まだ敗戦国の呪縛から抜け出せていないのだと感じます。

例えば拉致について。

例えば憲法について。

例えば核武装について。

例えば安全保障について。

例えば自衛権について。

例えば自衛隊について。

私自身も含め、まだまだ敗戦国の呪縛中にある。

ならばどうする?

様々な事柄があるけれど、未だ敗戦国の呪縛から抜け出せないのはだからどうするという議論が国民の中で巻き起こらない。

例えば拉致事件に関しても『知って下さい』と言う啓蒙ばかりです。

勿論、啓蒙する事は重要で大切なことです。
先ずは知る事から始まる。
だからこそ啓蒙を否定するものではありません。

しかし、小泉訪朝以後生まれや或いは幼少期であった人ならば知らないかもしれない。
けれども、あの時しっかりあのニュースを見ていた人は『拉致』を知っています。
知っていながら、考えていないのです。

みんな拉致事件を知っている。
ならばどうするのか?

知って、そしてそれをどうするのか?

その議論が殆ど巻き起こらない。

憲法についても、護憲派・改憲派共に欺瞞があり、国民が知り更に考える事を阻んでいます。
特に護憲派の欺瞞は罪が重い。

核兵器についても、自衛権についても、自衛隊についても全て根っこは同じです。

それが敗戦国に収れんされるのです。

それは根っこをしっかり考えない為に観念論が蔓延しているからではないか?
その様に考えます。

例えば、毎年毎年、まるで夏の風物詩か季語とでも考えているのではないかと思うほどの、8月の我が国の報道を見ても解ります。

不戦だ反戦だと言って、御題目を唱えるが如き同じ言葉の連呼です。
広島・長崎の原爆投下をまるで我が国自身が投下した様な有様です。

我が国に原爆を使用したのは米国である

これが事実であって、それ以下でもそれ以上でもありません。

なのに広島市長や長崎市長は『世界で唯一の被曝国』だからと核廃絶を声高に叫ぶ。
一体誰に向けた主張でしょうか?

過ちは二度と繰り返しませぬ

その様に主語もない碑を有り難がることこそが、事実を捻じ曲げ、根っこを見失うのです。

我が国に対し『過ち』を言うなら、それは『敗戦』であって『二度と繰り返さぬ』ことはハッキリ言うなら

一旦戦端を開いたなら絶対に負けない!

そう言う事です。

原爆投下を過ちと言うならば過ちを犯したのはアメリカです。

そして過ちを犯した国の核の傘に守られながら、他国の核を批判する。
こんな行為はバカげた話しで【観念論】以外のなにものでもありません。

世界で唯一の被曝国である日本は
世界で唯一、核使用の権利がある国です。

これは国際法に認められた権利です。

交戦権とはイザとなれば自国を守る為に戦う権利です。
全ての国に認められているのです。
それと同時に交戦権の本来の意味はやられたら、やり返す権利でもあるのです。

我々が本当に核廃絶を願うならば、我々の振る舞いは世界唯一の被曝国だからと主語もない『過ち』を主張する事ではない。

我々が主張しなければならないのは…

世界で唯一、核兵器を使用された我が国には、核兵器を使用する権利が二回もある世界で唯一の国だ!

そして

未だ核廃絶をせず、核兵器を保有するならば我が国はその核兵器に対し核で報復するぞ!

さらに

我々は世界で唯一核兵器の苦しみを知る国だ!日本の話しを聞かないならば、広島・長崎で味わった核兵器による苦しみをお前達に味合わせるぞ!

これが国際法に準じた主張で、それが我が国の権利です。

北朝鮮相手にも

我が国は我が国の国民を北朝鮮如き三流国家に拉致されたまま、取り返せずにいます。

拉致被害者を取り返せ!と叫ぶ方々にも私の意見に反対する方々がいます。
それは、人それぞれの考え方ですから構いません。

が、しかしその反対理由は『我が国は法治国家だから』と言う理由です。

以前から私が申し上げているのは
北朝鮮という主権国家が日本という主権国家の主権者を誘拐した事実を見るに、これは日本への主権侵害であるということです。

ですからこれは北朝鮮による我が国への戦争行為です。

それは国際法に明記されています。

しかし我が国にはくだらぬ憲法の縛りがあります。これこそが先に述べた呪縛です。
それが故に『取り返す為の手段』に対する私の主張を否定したり批判したりされる訳です。

否定や批判する方々を敵視するものではありませんが、では一体我々はどの世界で生きているのか?

国際社会で生き、他国と連携し、国際条約を交わし、国連には世界で二番目に金を出し、世界第3位の経済規模を誇り、識字率は世界1位の大国です。

その大国が、拉致された自国民すら取り返すことが出来ない。
いや、取り返す為の手段を取らない。

更に、我が国の経済圏にミサイルを撃ち込まれても遺憾の意を表明するだけ。

これを見る他国や或いは、途上国はどう思うか?

やるべきこと、取るべき態度を取らない国

その様に見られます。

その根源が憲法にあると考えれば、国際社会は我が国を国際法に対する遵法精神の薄い国とか自国の法で国際条約すら曲げるかもしれないと見られてしまう恐れを孕んでいるのです。

また、何をしても構わない国と見られてしまう。

いや、むしろ既にそう見られているからこそ嘘の南京大虐殺従軍慰安婦なる嘘、更に北朝鮮による邦人拉致があるのです。

拉致を主権侵害と考えるならば、我々が取るべき態度は直ぐに国連安保理に持ち込み北朝鮮に対し拉致した同胞を返さないならば戦争するぞ!という北朝鮮に対する宣戦布告です。

ミサイルを撃ち込まれた事に対する対応は、打ち上げた瞬間には迎撃すべしです。

そしてすぐさま報復する。

もう一度言いますが、我が国は世界で唯一核兵器による攻撃の権利を有する国です。
北朝鮮の核もミサイルも放棄させるには、我が国は『俺達だけにある権利を行使するぞ!』と主張する事です。

私は実は核武装には反対、或いは条件付き容認です。

国際的発言権を得る為に核武装する事には反対ですが、日米同盟の破棄、或いは核不拡散が機能を失いアジア諸国が核武装したなら必然的に我が国も核武装せざるを得ない。
そういう立ち位置です。

話を戻します。

例えば、韓国は我々日本の固有の領土である竹島を武力で奪った事に対しても何もしていないのです。

島根の魚家は44人殺され、4000名近くが拉致された。
我が国の国民が韓国に殺されたのです。
しかも我が国の主権が及ぶ場所でです。
これは明らかな侵略行為ですが、我が国はこれに対して交戦権は疎か個別の自衛権すら行使していません!

つまりこの竹島の一件を見ても、国際法に照らし見れば韓国に対して報復する権利を有するのです。

僅か71年前に我々の先輩は国と日本の女と子供を守る為に自らの命を捧げた。
つまり、自ら血を流して後世の我々を守った。

敗戦後、我々は敗戦前と変わってしまったのか?

拉致被害者を返せ!返せ!と声高に主張するけれど、血を流しても取り返すとは思わない。
自らは安全な場所でただ『返せ』と叫ぶ。
そして、私の主張には批判的な発言をする。

批判されるのは構わないけれど、『ならばどうするのか?』と問えば
『改憲をして自衛隊を軍にして…』
『拉致を知らな人に知らしめる…』
『知らない若者に教育をする…』
そんな答えが多数寄せられます。

では、更に問いますが拉致被害者やその家族に対して
憲法を変え、知らない若者に教育し、世に知らしめるまで待っていて下さい

そう言うのですか?

横田めぐみさんが拉致され39年。
小泉訪朝から見ても14年。

この上にまだ『待ってくれ』と言うのか?

国や国民を守る為に、僅か71年前の日本人は自ら血を流して、命をかけて戦った。
だから、今の我々は生きている。
その事実を否定するのでしょうか?

何が言いたいかと言えば

犯された主権は血を流しても取り返す以外に方法はない

そして

血も流さず守れるものがあるのか?

血を流して奪った

先般、日露首脳会談がありました。

注目は我が国領土である北方四島の返還はあるのか?

私の意見としては『プーチンは返す気はない』で、二島だろうが返還などあり得ないです。

それは、ソ連が無法の火事場泥棒で我が国領土を奪ったとは言え、ソ連の若者が血を流し奪った土地です。
プーチンの本音は

血を流し奪った土地は易々と返す訳にはいかない

そういう事です。

また、ロシア国民の感情としてもロシア人が血を流して獲得した領土だ!
そんな意識があります。

つまりは『日本よ!お前達は血も流さず領土を取り返すつもりか?ならば、我々が流した血に見合う物を出せ!』ということです。

これは、領土の問題は血を流して解決するものだということです。

我が国は沖縄返還に対して血を流していません。
だから、その血に見合う物を出さなければならなかった。
それが我が国に駐留する米軍基地であり、日米同盟と言えるでしょう。

外交だけで解決するなら必ず話しは半分になります。
どちらかの一人勝ちはあり得ません。

ですから、北方四島を外交交渉で解決するなら話し半分で二島返還となってしまいます。

ロシアと支那も国境を巡り散々血を流したのです。
散々血を流した結果、お互いにこのまま血を流し続けても利はないとなって初めて話し合いになったのです。

ならば

戦争で取り返すのか?

そんな事は出来ない。

ならば、本来ソ連はポツダム宣言に調印していないのですから、南樺太、千島列島、北方四島をテーブルに乗せて外交交渉をせねばなりません。
そして話し半分でやっと北方四島が取り返すことが出来るのです。

では話しを戻しましょう。

北朝鮮による日本人拉致の解決に我が国は何をしているでしょう?
竹島に対して我が国は何をしているでしょう?

戦時下でもないのに、この二つについて日本人の命が奪われ、今も命の危険に晒されています。

なのに、我が国は外交交渉をやっています。

先に述べた様に『外交交渉は話し半分』です。

拉致を外交交渉にして話し半分?

韓国に殺された魚家を棚上げに外交交渉?

一体我々はどうしようと言うのでしょうか?

拉致が話し半分で一体何の解決か?

殺された魚家の命が外交交渉で半分ですか?

これに怒りを覚えない日本人など日本人なのか?

もういい加減にしませんか?

こんな事をいつまで続けるつもりか?

右だ左だ、保守だリベラルだ、護憲だ改憲だと二分している場合か!

そんなことはどうでもいい!

日本人よもっと根っこを見ろ!もっと足元を見ろ!





白紙の心で

2016-12-25 14:00:18 | 草莽崛起
さて今回は我が国の憲法について考えてみようと思います。

毎回申しておりますが、あくまで問題提起であります。

これを読む皆さんが、どう感じ受け止め考えるかは皆さんの自由です。

その上で、我々の暮らす日本で今正に変わろうとする憲法について考えてみようと思います。

どちらにもある

改憲・護憲
どちらにもある欺瞞を考えてみましょう。

例えば憲法学者の小林節氏などは意見がコロコロ変わる代表です。
小林節氏は本来、護憲派と呼ばれる立場ではない。
明らかな改憲派でした。
しかし、立場として専守防衛の枠内で自衛隊や安保は維持すべきと主張しています。

そして、それは今の憲法9条から解釈するのは無理だから専守防衛・自衛隊・安保をOKにする為に憲法を改正すべきだとしていた。

これは筋の通った話しです。

しかしその後、解釈改憲で専守防衛なら良しとか、更に集団的自衛権行使も解釈改憲でイケるとすら発言していたのです。

それが昨今は、やっぱり集団的自衛権は認めないと主張し個別的自衛権の枠内ならば自衛隊も安保も合憲だという立場に変わっています。

改憲には二種類あると考えられます。
条文を変える事を明文改憲
解釈を変える事を解釈改憲
この様に憲法哲学者井上達夫氏は話します。

私の立場をハッキリさせておくと完全な改憲派と言えます。今更ですが…
理由は簡単拉致被害者を救えないからです。
しかし改憲せずとも救えるのですが、これは後述するとして、私は改憲すべしの立場です。

憲法哲学者の井上達夫氏は東大大学院教授で、リベラリストです。
しかし、本物のリベラリストとは実は意見の一致点が多い。
何故なら、戦前の我が国は本物のリベラルな国家で、あったと呼べる部分が多いからです。
これについてはいずれ機会を見て話したいて思います。

井上達夫氏は政治的な立場として専守防衛の枠内・個別的自衛権の枠内で自衛隊と安保を維持すべきと言う立場です。
ここは私とは違う意見です。
しかし護憲派と呼ばれる人々の集団的自衛権行使反対の理由が「憲法違反だから」と言う話しはおかしな話しだと主張しています。

昨年の安保法制についてもメディアの記事もおかしなものでアベ政治を許さないがイコール「憲法守れ」とか「憲法壊すな」みたいなはなしになっている。
『憲法守れ』と言うことが、集団的自衛権反対や専守防衛と言う話しにすり替わっているのです。

その上で、和式リベラル、ナンチャッテリベラルや左翼と呼ばれる連中や政治家が憲法9条守れと言うのは矛盾しています。

今一度、憲法9条を見てみましょう。
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


これを素直な心で読めば書いてあるのは明らかに専守防衛でも個別的自衛権でもない。
非武装中立です。
ならば本来の護憲派の主張は『非武装中立を守れ!』と言う事になるはずです。

この様に『非武装中立』になってるぞ!
その様に言えば、改憲・護憲双方から「条文字句にこだわり過ぎ」とすら言われてしまいます。
私はこれこそ改憲・護憲双方の欺瞞の一つであると考えます。

本来の憲法を守るならば、これは明らかに非武装中立です。
ならば自衛隊どころか自衛権すらありません。

私は専守防衛は認めません。
なので改憲をし、専守防衛ではない安保体制を取るべきと考えます。
ですから、自衛権は自衛権で個別も集団も行使すべきであると考えます。

方や世に言う護憲派と呼ばれる連中はどうかと考えますと『憲法守れ』と、しかし『憲法守れ』と言う護憲派にも二種類あるのです。

例えば憲法9条の条文をそのまま守れと言う主張の憲法条文原理主義と呼ばれる人々と、条文はそのままに解釈で個別の自衛権や専守防衛は守れと言う修正主義的護憲派と呼ばれる人々です。

『原理主義的護憲派』はその昔、社会党が唱えた非武装中立です。
ですから、これらの主張をする人々は自衛権も認めませんから当然日米安保も違憲だと主張する。

『修正主義的護憲派』はこの憲法条文のまま、個別的自衛権はあるとか、専守防衛での自衛隊は合憲だとするのです。

これでは『憲法を守る』とはなんのか?
これでは我々一般の人間には全く理解できません。

例えば安保法制は安全保障の問題であって、9条解釈問題ではありません。

護憲派と呼ばれる連中も既に『解釈変更』をしているのです。
それで安保法制を『解釈改憲だ』と安倍政権批判するのでは矛盾ばかりで、一体なんの話しをしているか理解に苦しみます。

つまり護憲派と呼ばれる連中が議論や理解を混乱させていると言えるでしょう。

二重の構造

しかし改憲派にも欺瞞がある。

それは、改憲派は今の憲法を変えようとしてはいるし、その手続きも取ろうとしてはいます。
更に、集団的自衛権行使解禁の為に正規の手続きによる改憲を目指しています。
しかし、其れ迄は実質的に解釈変更でしばらくは居直る形です。

本質的にはやはり改憲を行うべきです。

しかし憲法論や憲法哲学から見れば欺瞞は少ない

護憲派は憲法を守ると言いながら、自衛隊や安保の現実を専守防衛の枠内ならば…と認めています。
本当に専守防衛を守るならば専守防衛を明記した憲法を制定しなければならないはずです。
しかし、護憲派はこれを拒否し現行憲法を変えるなと主張しています。

憲法を素直に読むならば、自衛権も自衛隊も日米安保も違憲であるのは明白です。

ならば違憲の事態をそのまま継続しようとする護憲派の罪は大きいと言わざるを得ません。

その上で自衛権は区別なく認めると言う私の主張は、国際法が国内法より優位であると考えるからです。
国際法で見るならば、我が国は北朝鮮にすぐさま宣戦布告し拉致された自国民を救出すべきです。
自国民を守ることが一字も書かれていない憲法こそが異常だと思うからです。
国際社会で生きる我々は国連憲章や様々な国際条約を批准しているのですから、それらを国内法で曲げるならば国際社会は約束事が全く成り立ちません。

更に、対米従属から脱し我が国の主体性を回復する為にもより自前の安全保障を考えなければなりません。
日本の主体性を強める為の改憲でなければなりませんが、現在その様な議論も少ない。
現在の日米安保を軸に改憲し集団的自衛権を行使しようと言うならば日本は米国の世界戦略のコマに成り下がることです。

それでは主体性は後退し、逆に安全保障上我が国の危険度が増すばかりです。

現行憲法を変えず、しかし安全保障は専守防衛の枠内で個別的自衛権のみ認める修正主義的護憲派改憲派も、ここに欺瞞があるのです。

改憲派も実際に我が国の主体性を強める為ならば当然ながら現在の防衛費では無理であるとハッキリ言うべきです。
世界の防衛費はGDPの2%〜3%です。
NATOでも2%負担を義務付けています。
実際守られてはいませんがね。

しかし、日米安保体制の中で我が国の主体性を強める為にはやはりGDPの2%負担は必要です。

つまり現行の倍は必要という事です。

護憲派にしても、現行憲法でも明記されていない安保体制を維持すると言う事は、明らかな憲法解釈変更と言うべきです。
が、しかしその様な主張はありません。
国際法で認められているからと『個別的自衛権』は認められるなど欺瞞以外の何物でもありません。

専守防衛にしろ、集団的自衛権容認にしろ、どちらにしても明文化しなければならない。
集団的自衛権容認を違憲だとする護憲派の欺瞞はより国民の理解と、安全保障に対する議論を混乱させるものです。

また行政の責任すら明記されていない。
内閣の責任と逃げているのが現状です。

つまりこれは、防衛の為に自衛権を行使する事態の責任は誰にあるのか?
それが解らないのです。
防衛出動を自衛隊に出すのも内閣の全会一致でなければならない。

現行憲法には責任の所在も、明らかな戦力である自衛隊についての戦力統制規範についても一切明文化されていない。


一体憲法を何だと捉えているのでしょうか?

我々も今一度、頭を真っ白にして素直な心で憲法について考えるべきでしょう。

条文を変えればそれで良いのか?

私の意見は憲法条文だけを変えるなら、結局はアメリカが与えた憲法にとらわれているだけではないか?
その様に考えます。

日本には日本のオリジナルの憲法に変えて行く。

皆さんはどう考えますか?

負けられない戦いがある

2016-12-14 14:00:35 | 草莽崛起
今般、ここ2件。

韓国籍の男による犯行がありました。

仏像石像の破壊。

駅ホームからの突き飛ばし。

朝日新聞は相変わらずの外国人への優しさか、通名報道しております。
他のメディアでもフラッシュニュースレベルでは韓国籍である事には触れもせず。

隣の半島をルーツに持つ人間の中には我が国と我が国の国民には何をしても良いと考える輩がいるようです。
それが国是でもあるのでしょうか。

じゃ、分かり合えないね

2015.11.2
安倍晋三首相と朴槿恵大統領の間で日韓首脳会談が行われました。
この会談では日本側の勝利に思われたものの、その後の年末ギリギリでの日韓合意なる、くだらぬ合意をしてしまった事は誠に残念の限りです。

様々な意見はあるでしょうが、私個人はこの『日韓合意』には今だに反対です。
これにより、岩盤の支持層を安倍晋三首相は失った事は間違いない。

日韓首脳会談は三年半の長きに渡り開かれませんでした。
その理由は韓国側が『慰安婦問題の解決』という不当な前提条件を突きつけてきた事にあるわけです。

この間に韓国は対中傾斜を強めながら、支那と共に歴史問題で日本を非難し続けました。

「加害者と被害者という歴史的な立場は千年の歴史が流れても変わらない」

とか、宣言までする始末です。

日本と韓国、千年経っても立場に変わりがないならば歴史問題に解決など、あろうはずはありません。

世界の警察という看板を下ろしたアメリカ。
途端に中東や南シナ海は大荒れになり、支那は南シナ海に人工島を作る始末。
軍からの助言すら無視するような態度を取っているうちに支那は益々増長し、今や我が国に取って直近の危機となってしまいました。

慌ててB-52爆撃機を飛ばしてはみたけれど、完全に遅きに失したと言えるでしょう。

オバマ政権は「中韓と事を荒立てるな」としてきた、安倍政権も出来る限り穏便に済ませて来たけれど、中韓によ歴史批判は収まるどころかエスカレートするばかりです。

大嘘

昨年の日韓合意にて安倍晋三首相は「将来世代に障害を残すことがあってはならない」と述べました。

しかし、将来に禍根を残さないならば何よりも日本が韓国の不当な要求に屈しないことです。

それは例えば日本軍が20万人もの慰安婦を強制連行したなどという大嘘を一切認めない。
そう言うことです。

【慰安婦問題が日韓関係改善の最も大きな障害だ】

朴槿恵大統領はそう述べます。

朴槿恵大統領の父である朴正煕大統領が1965年、佐藤栄作首相と結んだ日韓基本条約はGHQに対日賠償要求をした1949年から16年もの歳月をかけて行われました。
この長い歳月の中で「慰安婦問題が最も大きな障害だ」と言われたことは一度もありません。

そもそも慰安婦問題など問題にすらなっていませんでした。
したがって慰安婦問題が日韓関係改善の最も大きな障害であるという主張こそ大嘘であるということで、大嘘を前提条件に首脳会談を求めていたのですから、到底呑めるはずはありません。

では日本からの貿易品や技術支援が途絶えても『障害』ではないのでしょうか?
それよりも『慰安婦問題が障害』であるならば、日本からの経済的断絶は韓国には痛くも痒くもないのでしょうか?
そんなことは一度も朴槿恵大統領は明言した事はありません。
できないならば慰安婦問題は単なる反日目的に過ぎないという事です。

ベトナム戦争時の韓国兵士による現地女性への強姦などによって生まれたライダイハンと呼ばれるベトナム遺児。
それを見るならば、もし20万人もの朝鮮人女性を性奴隷にしたならベトナムな日本以上に、韓国でこそ日本版ライダイハンが生まれたはずで、しかしそんな話は聞いた事がありません。

で、現在残った議論は『日本軍による強制連行』についてです。
しかし当時の人なら『なかった』と知っているのです。
民間の歴史研究によってもなかった事は明らかです。
当時の慰安婦と呼ばれる朝鮮人女性の行為は自由意思です。
或いは一家の経済的理由によるものです。

金学順という元慰安婦は「14歳の時に生活苦から母親にキーセンに40円で売られ、三年間の見習いを終えて、養父に連れられて行ったのが華北の日本軍300名がいる部隊だった」
その様に韓国の新聞に告白しています。
自分の親に売られるという境遇は、それは気の毒ではあるが、だからと言ってこれが日本軍の責任なのか?

文玉珠という元慰安婦は二年間で26000円を超える収入を得ています。
自身の著書で「千円あれば小さな家が一軒買える、こんな大金が貯金出来たなんて信じられない」と述べています。

ざっくり考えても現代社会で小さな家一軒3000万として、その26倍の7億8000万。
そんな収入を得ている人が性奴隷とは考えられません。

戦時において兵士の性の問題は重要です。
その中にあって、当時の日本軍は慰安婦の衛生、つまりは性病の蔓延を防ぎ、売春営業に対する管理や取り締まりをやっていました。
戦地や占領地において保健所や役所などありません。ならば軍がしっかり管理するのは当然です。
それは強制や連行とは全く別の話しです。

当時の資料、元慰安婦の証言を総合して考えれば、当時の日本の慰安所と呼ばれる施設は実に良心的であったと見るべきです。

売春による性病から兵士を守り、現地女性への陵辱を許さない。
その様な問題に心を砕いた結果であり、二重の規律でもあったという事です。

誇りを持つべき

GHQは我が国を『邪悪な国』とか『邪悪な侵略国家』とか考えていたから、その物差しに照らして『朝鮮を植民地にした』と考えていました。
それが問題で、そのアメリカの事実誤認を朝鮮人どころか日本人までもが信じ込んだままであるという事です。

1910年
その出来事は
大日本帝国と大韓帝国という帝国同士の併合であるという事です。

我が国は日本の皇室の次に李王朝の公族を置いて、その下に日韓平等に華族を敷いたのです。
儀礼上の呼称は全て日本の皇族に準じており、李王家の皇太子は殿下と呼ばれました。
もちろん亡くなれば国葬です。

また日本が韓国を平等に扱っていた最大の証明は大日本帝国の皇族である梨本宮方子女王と大韓帝国の皇太子で王族の王世子であった李垠(りぎん)との結婚でしょう。

考えてもみて下さい。
当時、大英帝国はインドを植民地支配していました。
その大英帝国の女王がインドのラージャ王の息子と縁組するでしょうか?

我が国が韓国を植民地と見做していなかった事は、この一例だけを見ても明らかです。

日本と韓国、特に若い世代の韓国人には『韓国は日本の植民地ではない』と教えてやらねばなりません。

それこそが、大嘘の歴史問題、故なき事実誤認を払拭する手段の一つでしょう。

朝鮮半島は日本の植民地ではない『朝鮮人は植民地の人間ではない』と言う誇りをを与えてやらなければならないでしょう。

その誇りを持たぬからこそ、日本人も韓国人も何時迄も大嘘に翻弄されるのです。

また戦後外務省は事なかれ主義を取っています。

役人の属性として『限られた担当職務期間をやり過ごせばキャリアは安泰』と余計な揉め事には見て見ぬ振り。

また民間の歴史研究をバカにしている事です。

例えば、様々な有志がワシントンポスト紙やニューヨークタイムス紙に意見広告を出しています。

この様な意見広告を企画した時点で国はバックアップするべきです。

しかし今だに日本政府も外務省も民間の歴史研究や民間の活動に冷淡です。
それは、この歴史問題だけでなく拉致についても同じです。

いい加減、外務省も御用学者の『日本は侵略国家』論を信じる事を棄て、支那朝鮮のプロパガンダに膝を屈するような態度は改めねばならない。

あの大戦に尊い命を捧げて戦い、我々後世を守った先人の功績を切り捨て、我が国のプライドを貶める様な連中に我が国の歴史戦を任せておく訳にはいきません。

心ある日本人ならば、今こそ民間の力を発揮し、民間の研究者、民間の有志の声に耳を傾け、この不当な歴史戦に勝たねばなりません。

同列には出来ない

2016-12-08 21:00:57 | 草莽崛起
少し更新に間があきました。

本日は12月8日。

大東亜戦争開戦日です。

そして今月26日に安倍晋三首相は慰霊の為に真珠湾に向かいます。

真珠湾のアリゾナ記念館で慰霊をし演説もします。

和解の道だ!と、言う人もいますが…
果たして、そうでしょうか?

今年、オバマ米国大統領が広島を訪問しました。

それと合わせて、安倍晋三首相の真珠湾訪問を同列に扱うことは正しいのか?

答えは

全く間違いだ!

その様に考えます。

アメリカが広島に行った行為は、これは国際法違反の民間人大虐殺です。

我が国の真珠湾攻撃は、確かに外務省のポカで宣戦布告は遅れたものの、国際法に則った行為です。

民間人に被害は出さず、間違いなくアメリカの軍事拠点だけを攻撃したのです。

安倍晋三首相がどの様な演説をするかはわかりません。
しかし謝罪と受け取られる様な演説内容であってはならない。

英文に翻訳されたとて決して謝罪であってはならないのです。

謝罪となれば我が国が戦争に踏み切った事を間違いだと言わねばならないからです。

そうなれば「有色人種が白人に逆らった行為は間違いだ」と言う事になります。

我が国は世界の自由経済、人種差別撤廃、国益の為に戦端を開いたのであって逆らってはいけない相手に逆らったのではありません。

更に、当時のブロック経済により我が国は苦しめられた。
それを見るならば、困難はあろうと緩やかに自由経済へと向かう事は間違いではない。
ならば、アメリカなど相手にせず我が国主導の自由経済圏を作る事は間違いではないのです。

また、ハワイには沢山の記念館があります。

アリゾナ記念館ははっきり言えば反日的な施設です。

しかし、他の施設では日本を絶賛する施設もあるのです。
例えば戦艦ミズーリなどもそうです。

戦艦ミズーリの真ん中辺りにはへこみがあります。
これは若くして特攻をした英霊の痕跡です。

抱えた爆弾が不発であった為に船体をへこませる程度の損傷しか与えられなかった。

下半身はチギレ、上半身だけが戦艦ミズーリの甲板に残ったのです。
それを米兵は足で蹴ったりしたのです。

しかし、キャラハン艦長が兵士をたしなめた。

「彼を見ろ!彼も祖国の為に命を投げ出す立派なヒーローだ!」

兵士達は船にあった赤と白の布を集め旭日旗を作り、この上半身だけの兵士を丁重にくるみ、そして最高の儀礼を以って海軍葬にて弔った。

その痕跡を戦艦ミズーリでは足型として残して展示しているのです。

安倍晋三首相はアリゾナ記念館に行くならば、例えば戦艦ミズーリにも訪問し英霊に一礼すべきです。

それに、靖国へ参拝すべきです。

散々、首相の靖国参拝を妨害してきたオバマ米国大統領。
それにも関わらず、真珠湾に行き演説をするならせめて年明けには靖国へ参拝すべきです。

そして本当の和解をするなら、例えばお互いが激戦を繰り広げた硫黄島へ行き我が国首相と米国大統領が演説をし、ガッチリ握手をして「水に流そう」と宣言することです。

更に米国大統領は靖国へ慰霊の参拝に。
我が国首相はアーリントン墓地で慰霊する。

それぐらいやらねば和解などありえない。

私はそう考えます。

そうして、真の意味の希望の同盟となるのではないか?

あくまで、私個人の意見です。
様々な意見はあるでしょう。

しかし、本当に和解し友人となる為には何が必要か?
それを考えなければならないと思います。

いつまでアメリカの肩に寄りかかって生きるつもりなのか?

12月8日はそんなことを考える日だと思います。

古事記を摘んで日本を知る44

2016-12-01 21:00:31 | 古事記
古事記シリーズです。

今回は、やっと!やっと天孫降臨です。
やっとです。

おさらいはシリーズ41でお願いいたします。

遂に日の御子降臨

ついに準備が整いました。

実際の天孫降臨が始まります。

天之石位(あめのいわくら)を離れて出立いたします。
その時『うきじまり』とか『そり立たせ』とか言う言葉が出てきます。

これは実はちょっと意味がわかりません。
難解な部分でありまして、様々な学説があるわけなんです。

現代語にしますと

邇邇芸命は天之石位をお離れになり、天の八重にたなびなく雲を押し分けて、道をかき分けて、天の浮橋にうきじまり、そり立たせて、竺紫の日向の高千穂の、くじふる嶺に天降りあそばされた

と、あるわけですが…
うきじまりとかそり立たせてとか、よくわかりませんね。

とにかく八重にたなびなく雲を押し分け押し分け
道をかき分けかき分け、そんなに険しい道を進むと、ようやく竺紫(つくし)の日向の高千穂のくじふる嶺(たけ)て言うところに天降りしたのです。

これが、どこなのか?
二つの説と言うか、意見があるのですね。

ま、両方が喧嘩したりしているワケではないのですけれど。
「ウチが本拠地だろ」
そんな感じになってます。

ひとつは霧島連山の高千穂の嶺

ひとつは高千穂町の櫛触嶺(くしふるたけ)

で、まぁ、私はどちらも行った事がありません。

しかし、行った人によれば霧島に行けば行ったで『あぁ、やっぱりここだな』と思うし、高千穂町に行けば行ったで『いやいや、こっちだな』とか思うようです。

しかし、二箇所あるのは良いですよ!
古事記のロマンを二倍楽しめるのですから、これは決着つけない方が良いでしょう。

どちらも高千穂とついてます。
両方、宮崎県です。

一番北と南ですね。

車でだいたい5〜6時間ぐらいの距離でしょうか?

2日がかりで旅行してみたりする楽しみも出来ますからね。
これは議論に結論を出すのはやめましょう。

武器も捧げ持ちます。
立派な武器ですよ!

天之石靫(あめのいわゆき)

頭椎の太刀(くぶつちのたち)

天之波士弓(あめのはじわけ)

天之真鹿児矢(あめのまかこや)

と、言った武器を捧げ持ちて、荘厳な行列で地上世界に降りてきました。

邇邇芸命は、降りて来ると
ここは韓国(からくに)に向かい、笠沙之岬に道が通じ、朝日が真っ直ぐに射す国、夕日の日が照る国である。だからここはとても良い地だ!
と、お気に召した様子です。

高台なのでしょうか

朝日も夕日もよく見える。
朝鮮も見える。
笠沙之岬にも道が通じている。

遠くまで見え、日当たりバッチリ!
交通の便も最高だ!

まぁ、そんな感じなんですね。

「ヨシ!じゃあここに宮を建てよう!」

『地の底にある岩盤に届くほど深く穴を掘り、太い宮の柱を立て、高天原に届くほどの高い千木を立て…」
早い話しが、物凄い立派な宮を建てたんだな、と言うことなんです。

それが天孫降臨なんですね。

海鼠

滞りなく天孫降臨が果たされました。

そしてここまで道案内をかって出た猿田毘古神は帰ることになります。

邇邇芸命が「送ってあげなさい」と申されます。
それで天宇受売命が送る事になりました。

ところが猿田毘古神は死んでしまいます。
いや、たぶん死んだ…死んだと思いますが…
はっきりよくわかりません。

死んだかどうかハッキリ書いてないんですよ。

阿耶訶(あざか)と言うところで漁をするんです。
その時に比良夫貝(ひらぶかい)て言う貝に手を挟まれて溺れたと書いてあるんです。

潜ってる時に挟まれたんでしょうか?
抜けなくっなって窒息死ですかね?
とにかく溺れたと。

それで、そこに沈んだと書いてあるんですね。
その時の名前が
底どく御魂
いちいち名前までつけられてます。

そして海水の水粒がブクブク上がりました。
その時は
つぶたつ御魂
だから、いちいち名前までつけられて可哀想でしょうよ!

その後もありまして
それが
あわさく御魂
だから!出世魚か!

それで天宇受売命が猿田毘古神を送ってから戻って来ます。

そうすると、魚と言う魚を全て集めます。

「お前たち、天つ神の御子に仕えるか?」

そう言うのです。

みんなは「は〜い!わかりました!」と。

しかし、海鼠(なまこ)だけはシ〜ンとしてます。
返事しません。

「おい!お前!その口は答えぬ口か!」
とか言って、小刀で海鼠の口を裂いたんです。
それから海鼠は口げ裂けてる…

海鼠の口って裂けてるんですか?

ナマコは知ってますけども、どれが口やらわかりませんよ!

まぁ、神話の世界の海鼠が、我々が酢の物とかで頂く海鼠かどうかわかりませんけど、とにかくこう書かれてあるんですよね。

古事記は時々、わからない話しをぶっ込んでくるんですよね…