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Fukushima 50 impression

2020-03-19 | 八潮 today(so long)
 先日観て来ました.

 北海道出身ですが,今,福島県民であり,いわき市民の一人として,3.11のあの日,何が1Fで起きたのかを知りたかったのです.
 内容は,これから観に行かれる人の為にネタバレは避けますので,ざっくり伝えます.

 2011年3月11日14時46分から物語は始まります.
 この映画に,HEROはいませんでした.
 1Fの作業に,関わった全ての人が主人公でした.
 当時,TVやネットで知った事故内容であったり,1号炉と3号炉の水素爆発に至り,2号炉のメルトダウン寸前だった現場と復旧作業を続け,そして,いつしか歳月は流れて行くストーリー.

 あの頃に振り返ると,都内勤務でインフラが壊され,1ヶ月後にやっと帰った時,津波でボロボロになった街並みを見ると,涙が止まらなかったのに加えて,原発事故で故郷を去らなければならなかった人達の思い.
 原発事故の直接的な原因は,自然災害ではあるが,電力会社を許せるはずがない.
 あの原発で作られた電力は,関東へ供給していたのを,都内に住んでいるお前達は知っているのか?
 福島県の風評被害を今でも時々メディアで伝えられる度,その憤りは,今でもありますよ.

 映画を観て知ったのは,2号炉がメルトダウン寸前だった事.
 そして,もうダメかと諦めた時,圧力が下がったのは,まさに神がかりな内容でした.
 映画の中でも伝えられていた,10m以上の津波が来ないだろうの勝手な思い込みや,おごり.
 自然界に逆らえない事を改めて思い知らされた反省.
 弁明映画ではない事は理解出来ます.

 ただ,今のシーンは美化していないか? と個人的には,いくつかありました.
 でも,それを伝えるとネタバレになるので控える事にします.

 原作が文庫本であるのを知り,手にしてみようと思います.
 2時間枠の映画だと,どうしてもカットせざるを得ない内容もあるでしょうから.


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