King of hobby

　と呼ばれなくなって，久しいのではありますが．．．
　もちろん，呼ばれなくなった今でも，そう思っていますよ．

　さて，仕事絡みで恐縮ですが，一昨日の夜は，今月末でリタイアされる人の送別会でした．
　嘱託の人で１年毎更新の３年延長して誕生日月でリタイアされる模様．

　部署も違う同志で開催されたのですが，私が一番年下．
　幹事の方からお誘いがあった時，昔は一緒に仕事した先輩でしたが，参加される方達は同年代とか歳の近い方ばかりでして，コリャァ，場違いとお断りしていたんですよ．

　ところが３名程，都合が悪くなった人達がおり，８名が５名になったから，参加してくれよと幹事の人からＳＯＳ．
　幹事の人も私の先輩でして，急遽参加する事になったわけです．

　参加した同世代の人達は嘱託の人もいるし，リタイアの歳まで１，２年と，これまで会社を引っ張ってくれた方達．
　同世代の気楽さなのか，仕事辞めてからどうするんだ？　って聞いているわけです．
　これからは，年金生活になるのは皆さん知っている事だけど，それ以外に何をするのか？　それが同世代の皆さんにとって，同様な気持ちなんですね．
　そこで思った事なのですが，皆さん，趣味を持っていないんですよ．

　最近の６０代は，ゴルフをやったりテニスをやったりと割とフリーな時間を楽しんでいてお元気ですが，一人では出来ないわけでして，趣味は一人でも出来るわけです．

　いわきでアンテナ工事したオーナーもリタイアされている方ですが，この趣味を持たれていると，ローカル同士，年齢がバラバラの人達と今でもお付き合いが出来るわけです．
　もっとも，地方都市の田舎だからかも知れません．
　中学の時に開局して以来，この趣味を続けて本当に良かったと，今回の送別会で改めて思ったわけでした．

　帰りの電車で一緒だった先輩も嘱託の人だったのですが，

　先輩　「お前みたいに趣味を見つけなきゃなぁ．．．
　　　　　今から始めないと，趣味と言えないからな．」

　と判った様な判らなかった様な話をされていました．

　先輩　「無線はいつからやってるんだ？」
　ＭＪＳ「中学の時からですよ．」
　先輩　「それは本当の趣味だな．」

　ってえらく感心されていました．

　その時，趣味を持っていてホント良かったと思ったわけです．
　もちろん，趣味を持たなければ悪いと断定しているのではありません．
　趣味を持つ事は，それからの人生のハリにもなるのではないでしょうかね．

　「お疲れ様でした．」

　電車を降り，そんな事を思いながらの帰り道でありました．．．