フライトログ No.103 サハラ砂漠を超え・・・・ DNMM-OLBA

今回はミドル・イースト航空(MEA)が運航するME572便でレバノンの首都、ベイルートまで行きたいと思います。
ラゴス出発は12:45(現地時間13:45)。ベイルート到着は19:30(現地時間22:30)で、ブロックタイムは6時間45分となる予定です。尚、両都市には2時間の時差があり、ベイルートの方が2時間進んでいます。
※記事中に表記されている時間は括弧内の時刻表記を除き全てUTC(世界標準時)に統一して表記しております。今回はラゴスがUTC+1:00、ベイルートがUTC+3:00です。


今回はA330-200で運航します。
C44席 Y200席、計244席の2クラス編成です。

ルートはこちら。

カイロ周辺のエンルートが乏しく、カクカクです。


以下フライトインフォメーション
区間:ムルタラ・モハンマド国際空港(Murtala Muhammed International Airport) DNMM/LOS-----ラフィク・ハリリ国際空港(Beirut Rafic Hariri International/مطار رفيق حريري الدولي) OLBA/BEY
便名:ME572
使用機材:Airbus A330-243 (F-OMED)
(アドオン:Overland(SMS) 世界のエアライン)
搭載燃料:118,118lbs
総離陸重量:437,161lbs
予定ブロックタイム:6時間45分
出発スポット:D43番ゲート
巡行速度:M0.82
巡航高度:DNMM-35,000ft-DINTA-37,000ft-KFR-39,000ft-ISMLH-38,000ft-LAKTO-37,000ft-OLBA
飛行距離:2590nm
代替空港:ダマスカス国際空港(Damascus International Airport/مطار دمشق الدولي‎) OSDI/DAM
飛行ルート:
DNMM-(SID)-IB-(UR778)-BOMOR-(W615)-AST-(W8)-CVO-(V602)
-PSD-(J863)-LAKTO-(W11)-VELOX-(G2)-SILKO-(STAR)-OLBA


天候はこんな具合

ラゴス周辺、晴れ時々曇り


ベイルート周辺、晴れ。

200hpa風向速図



ただ今12:10(13:10)、あと5分程で搭乗開始です。
ムルタラ・モハンマド国際空港(ラゴス)の天候は
風:微風
視程:50nm
天候、雲:快晴(Sky Clear)
気温:15℃
高度計規正値(QNH):2991
使用滑走路:18R・Lだとのこと。恐らく天候のロードエラー起こしてます。


右側にはAero ContractorsのB737-400。


左側にはエミレーツのB777-300ERが駐機しています。


エンブラエル190がアプローチ中。かなり距離があるので、まだ詳細な描写がなされていません。


Chanchangi AirlinesのB737-200。


旋回。


第一世代のB737がアプローチしてきます。

というわけで定刻より1分早い12:44(13:44)にプッシュバック。



テイクオフランウェイは18Lを指示されましたが、ランウェイエンドまでの距離と滑走路自体の長さも考慮して18Rをリクエスト。


パタパタと動翼チェック


管制塔から


フラップを降ろします。右側のスポットが先程までいたスポットD43です。


ベルビュー航空のB767-200ER。同社は2009年に運行を停止しています。


ランウェイエンドが近くなってきました。


この空港から離れる前に絶対に撮っておきたかったKABO AirのB747-200B。


ラインナップ。


VR

というわけで12:57(13:57)にテイクオフ。
SIDはありませんが、レーダーベクターによりトランジションであるIbadan(IBA) VOR/DMEへと向かいます。



うう、相変わらず重いです・・・


レーダーベクターを受け旋回。


向こうにムルタラ・モハンマド空港が見えます。


管制塔から。


非常にシンプルな空港の形。中東・アフリカの空港は結構シンプルな形の空港が多い気がします。


北上し、予定しているルートへ合流します。


大きく右旋回。Ibadan(IBA) VOR/DMEへと向かいます。


大西洋(と言ってもこれはギニア湾ですが)とはもう長い間お別れですかね。


Ibadan(IBA) VOR/DMEのあるIbadan Airport。一応定期便は就航している様です。

離陸から20分後の13:17(14:17)に巡航高度35000ftに到達。


雲が近くに(ry


順調に飛んでいきます・・・


Oshogbo Airport。空港というより飛行場ですかね。


オショグボの街。


Kaduna Airport


Mallam Aminu Kano International Airport。ナイジェリアの都市の一つであるカノにあります。


全景


KABO AirのB747-200Bが駐機していました。

14:07にNiamey(ニアメ)コントロールへとハンドオフ。


前方に積乱雲が・・・


ちょっと危ないので回避します。14:27に回避。同時にN'Djamena(ンジャメナ)コントロールへとハンドオフ。


結構雲多いですね。


結構近いですが揺れずに済みました。


ちなみに実機では雲との距離をどれくらい開けるのかは不明。


チャド湖。現実では面積激減が問題になっている様ですが、FSXではその様子はありませんでした。


サハラ砂漠に入ります。まだ雲があるだけまし・・・なんですかね。


太陽はまだまだ高い位置にありますが、着陸する頃には地平線の向こうへと消える予定です。


雲も無くなり、いよいよ景色がつまらなくなってきました。


ここの高度の視程が低いためか、なんとなくモヤモヤした感じですね。

14:59にDINTAをヒット、巡航高度37000ftへと上昇。


また雲・・・


雷も光ってました。


チャド北部にあるティベスティ山地


また・・・


衝突コースだったので回避。15:29の出来事。

15:43にTripoli(トリポリ)コントロールへとハンドオフ。


リビア東部の街、クフラにあるクフラ空港。


クフラ空港の管制塔から。

16:12にKufra(KFR) VOR/DMEをヒットして巡航高度39000ftへと上昇。

16:24にCairo(カイロ)コントロールへとハンドオフ。


日も大分傾いてきて薄暗くなってきました。


このモヤモヤ感、結構好きです。


月が出てきました。この日(6/4)は満月です。


太陽はもうすぐ沈みますね。


ナイル川が見えてきました。


アスユート空港。


Asyut(AST) VOR/DMEをヒットして大きく左旋回。進路をほぼ真北へと向けます。


そして17:05(地上時間19:05)に日没。


ナイル川に沿って人が住んでいますね。


日の出・日没前後恒例の・・・


カイロが見えてきました。


カイロ国際空港上空をヒット。


空港は直上から見ると結構重いです。


下の方から光が当たって不気味ですね・・・。


地中海が見えてきました。その手前の川のようなものはスエズ運河です。


スエズ運河


暗くてよく分かりませんが、右側にはスエズ湾が広がります。


海なので当り前ですが地中海は真っ暗ですね。


17:32にISMLHをヒット。進行方向が354度になるので巡航高度を38000ftに変更します。


ポートサイド空港。


ポートサイドの市街地。
某NGOクルーズの様な貧乏クルージングの船は寄港に掛かる金額が安いのでここに立ち寄りますが、日本を代表するような某クルーズ客船はアレクサンドリアへ寄港するのが一般的なようです。
(ただし現在はエジプト国内の治安が不安定なため南アフリカまで迂回ている様ですが)

17:47にLAKTOをヒット、巡航高度を37000ftまで降ろします。同時にNicosia(ニコシア)コントロールへとハンドオフ。

17:52(20:52)にERIMOの10nm手前から降下開始。
プラン上ではSTARはSILKO TRANSITIONのSILKO 2A ARRIVALでしたが、着陸滑走路が17ではなく03になる予定ですので、SILKO 2N ARRIVALを使用します。
↓こちらはSILKO 2A


↓こちらがSILKO 2N


18:04(21:04)にBeirut(ベイルート)コントロールへとハンドオフ。

今回はILSアプローチでRWY03へ着陸するとのこと。

ATISが無いので着陸後に調べたものですが、
ラフィク・ハリリ国際空港(ベイルート)の天候は
風:220@5kt
視程:5nm
天候、雲:快晴(Sky clear)
気温:24℃
高度計規正値(QNH):2991
使用滑走路:03・34・35だとのこと。風向速が分かっていればRWY16/17/21のいずれかをリクエストしましたが、着陸寸前までこの情報を仕入れられなかったので仕方がないですね。。。
それにゴーアラウンドして再度アプローチしてもリクエストを聞いてもらえない可能性もありますので。


手前にボコンと飛び出ているのがベイルート。


トラフィックが他になく、最短距離で誘導されたので大急ぎで降下。色々撮ってる余裕なんてないのでこの辺はSS少なめです。


ラフィク・ハリリ国際空港。


対地2600ft。GS会合に間に合いました。


1800ft。




1200ft。視程が良いわけではないですが、アプローチライトを捉らえているので問題なし。


1000ft、ターゲットアプローチスピードは147kt、追い風が結構吹いていたので燃料が余りまくりです。


月が結構明るいですね。


600ft


500ft


200ft


50ft、ちょっと低い。


18:18(21:18)に接地。画像で見るとそこそこな接地に見えますが、動画で見るとかなりひどいです。
相変わらずの動画ですが、こちらからどうぞ


特に後続機が来ているわけではないですが、サササっと減速。


アプローチスピードが速めでオートブレーキもLOWに設定していた割には1400mほどで減速完了。


滑走路を脱出。お気づきの方もいるかと思いますが、1時間以上の早着です。


スポットG20までのタキシングを指示されました。


個人的に、FSでは滑走路脱出直後の回頭時の忙しさほど忙しい場面はないと思います。


MEAのA330-200。ここベイルートはMEAの本拠地ですが、意外とMEA機は多くないです。


ここに入ります。


右側のスポットはお留守


左側にはMEAの旧塗装のA330-200がいます。


スタティックですが、結構な数のUH-60、ブラックホークがいます。


というわけで定刻より1時間4分も早い18:26(21:26)にスポットイン。
お疲れ様でした。







編集降機というか裏話というか
というわけで今回はナイジェリア最大の都市、ラゴスからレバノンの首都、ベイルートまで飛行いたしました。
A330-200の使用はNo.101以来、ベイルートへのフライトは今回が初めてです。
今回は初めて積乱雲を回避しましたね。だからなんだという話ですが。
ちなみに航路はこんな感じ。



そして今回のフライトは1時間以上の早着でした。巡航に入ってすぐに予想到着時刻(ETA)が18時過ぎ(UTC)でしたので、予想はしていましたが・・・・特に飛ばしたわけでもなく、強い追い風に恵まれたわけでもないのに何だったのでしょうか・・・・
もちろん最初は時刻設定を間違えたのか疑っていましたが、そんな事も無く・・・・

そして毎度恒例



今回の着陸は結構ひどかったですね。引っかかったので仕方の無い気もしますが。
ちなみに引っかかりの原因はターミナルビル辺りにある重めのオブジェクトの描写に手間取ったみたいです。

リプレイを見ていて印象的だったのがポートサイド(つまり左側)から見えたRWY35のアプローチライト。

実際もこんな感じに見えるのでしょうかね?

最後にFSPassengersの今回のフライトのリザルト画面。

出発時間が12:48(GMT)とありますが、どうやらFSPassengersはプッシュバックではなくタキシングを開始した時点で「出発した」と判断している様です。
何度見返しても-344.62ft/mという数字が痛い・・・安定して150ft/mくらい出せる実力をつけたいですね。と言ってもハードがアレなんで一生無理だと思いますが。

次回のフライトは妄想通りに行けば6/8(金)に飛ぶ予定です。11日(月)にLUXURY FLIGHTさんの下へ行くのでログの投稿は14日(木)頃になると思います。予め申し上げておきますが、旅行先でカメラ盗られたので写真は殆ど撮ってきません。
では、失礼します。



累計ブロックタイム:約301時間8分(12日と13時間08分 秒は切り捨て)
累計飛行距離:約114,663nm(約212,356km) 赤道上を飛行したとして5.3周分(赤道上の地球の周囲を40,075.017kmと仮定)
1フライトあたりの平均ブロックタイム:3時間4分22秒
1フライトあたりの平均飛行距離:1,170nm(約2,167km)

上記の累計・平均の値は、全102フライトの中からブロックタイム・飛行距離が記されていない4フライトを差し引いた計98フライトを元に算出されています。





詳細なデータは以下にまとめてありますので見たい方のみどうぞ。




区間:ムルタラ・モハンマド国際空港(Murtala Muhammed International Airport) DNMM/LOS-----ラフィク・ハリリ国際空港(Beirut Rafic Hariri International/مطار رفيق حريري الدولي) OLBA/BEY
便名:ME572
使用機材:Airbus A330-243 (F-OMED)
(アドオン:Overland(SMS) 世界のエアライン)
搭載燃料:118,118lbs
残燃料:34,489lbs
総離陸重量:437,161lbs
予定ブロックタイム:6時間45分
実際のブロックタイム:5時間42分
フライトタイム:5時間21分
地上滞在時間:21分
離陸～巡航までの時間:20分
巡航時間:4時間35分
降下～着陸までの時間:26分
総タキシング距離:3.02km(ラゴス:1.81km/ベイルート:1.21km)
出発スポット:D43番ゲート
到着スポット:G20番ゲート
巡行速度:M0.82
巡航高度:DNMM-35,000ft-DINTA-37,000ft-KFR-39,000ft-ISMLH-38,000ft-LAKTO-37,000ft-OLBA
飛行距離:2590nm
代替空港:ダマスカス国際空港(Damascus International Airport/مطار دمشق الدولي‎) OSDI/DAM
飛行ルート:

DNMM-(SID)-IB-(UR778)-BOMOR-(W615)-AST-(W8)-CVO-(V602)
-PSD-(J863)-LAKTO-(W11)-VELOX-(G2)-SILKO-(STAR)-OLBA


Departure spot:D43

Brock out time:12:44(Local time:13:44)

Taxing root:DE-F-C-RWY18R

Takeoff Runway:18R

Airborne time:12:57(Local time:13:57)

SID:RADAR VECTOR DEPARTURE
TRANSITION:IBA TRANSITION


STAR:SILKO 2A ARRIVAL(Planned)
TRANSITION:SILKO TRANSITION(Planned)


STAR:SILKO 2N ARRIVAL(Actual)
TRANSITION:SILKO TRANSITION(Acatual)


Approach style:ILS(Instrument Landing System)
Landing Runway:03


Touch down time:18:18(Local time:21:18)

Taxing root:F-L-J-M-SpotG20


Spot in time:18:26(Local time:21:26)

Arrival spot:G20




Weather

Around Lagos


Around Beirut


200hpa wind speed map


ムルタラ・モハンマド国際空港(ラゴス)
風:微風
視程:50nm
天候、雲:快晴(Sky Clear)
気温:15℃
高度計規正値(QNH):2991
使用滑走路:18R・L

ラフィク・ハリリ国際空港(ベイルート)
風:220@5kt
視程:5nm
天候、雲:快晴(Sky clear)
気温:24℃
高度計規正値(QNH):2991
使用滑走路:03・34・35