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JT65-HF 運用記/JA1DEQ

JT65-HF運用解説書をWebに公開しました。CQ誌2011年4月号に掲載したJT65-HFの紹介の続きです。

JT65の運用周波数に関しJARLのバンドプラン意見募集に応募しよう(その2)

2012-04-15 23:59:59 | アマチュア無線

 4月10日、アマチュアバンドプランに対するJARLの意見募集への応募を呼びかけましたが、何人かのOMさんからご意見・コメントを頂きました。その中にJT65の草分けの一人でJT_Linkerの作者であるTAKAさんことJA2GRC/大塚OMからのご意見がありました。

 大塚OMからのご意見は「意見・要望の具体的内容を、提案(または一例)という形で提示した方が、応募しやすくなる」とのご助言。小生は電波・周波数行政についての知識もなく、バンドプランがどのように決められるかも知らないズブの素人、一度はお断りしようとも考えましたが皆さんとの「議論のタタキ台」、有識者の方のコメントも頂けるのではとも考え小生のJARLへの意見・要望の一例と言うことで書くことにいたしました。

 小生のJARLへの意見・要望の骨子・要点は今のところ次のように考えています。

(1) JARLのアマチュア・バンドプランの「狭帯域データ」のモードにJT65を入れて頂きたい(要望)  :  現在のJARLのアマチュアバンドプラン解説資料の中で「狭帯域データ」のモードとして挙げられているのは「RTTY、PSK31およびパケット通信」で、微弱信号通信、WSJTまたはJT65等の用語は使われていません。  解説資料の中でRTTY、PSK31と同列にJT65を記載して頂きたい。そうする事でJT65のプレゼンスが明確になり、新しい通信方式JT65の認識も深まると考えます。

(2) 「HF帯使用区別の国際間整合」の検討対象にJT65Aも入れて頂きたい(要望) :  JARLの意見応募文書の「これまでJARLに寄せられているご意見等」の[ HF帯 ]にある「2. HF帯使用区別の国際間整合」にRTTY、PSK31と同列でJT65Aを検討対象として入れて頂きたい。WSJT JT65A/JT65-HFの「ダイヤルQRG」は多くのバンドがJAのバンドプランに合致し運用できますが、1.8/1.9MHz帯及び3.5MHz帯はJAのバンドプランからオフバンド(1.838MHz及び3.576MHz)であります。RTTY、PSK31、JT65A等何れのモードも「国際間整合」が必要なテーマは難問だと思いますが、JARLがJAの愛好者の代表として「国際間整合」等に臨み討議することで解決して頂けると考えております。

(3) JAの1.8/1.9MHz帯及び3.5MHz帯のダイヤルQRGを決定して頂きたい(要望) :  上記(2)項の国際間整合を行うにあたって、1.8/1.9MHz帯及び3.5MHz帯のJAのバンドプラン内でのダイヤルQRGを決める必要があります。JARLで愛好者からの意見聴取を行う等JARL主導で決定して頂きたい。なお現在JAのバンドプラン内でのダイヤルQRGは有志がスケジュールQSO等で使用している周波数として1.9MHz帯は1.908MHz、3.5MHz帯は3.521MHzがあります。これらの周波数については主として国内通信に使われており、海外との通信を含めたダイヤルQRGの設定が必要となると考えます。

 以上小生の現時点での「JARLへの意見・要望」の骨子・要点ですが、追加のご意見や専門知識をお持ちの方、ぜひご教授・コメントをお願い申し上げます。

 

JARLの「バンドプラン説明資料」URL : http://www.jarl.or.jp/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/A-3-0.htm

 JARLの「バンドプラン意見募集」URL : http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/The_opinion_of_the_band_plan_2012.htm

 

「JT65-HF運用解説書」のURL : http://okdeq.lolipop.jp/jt65

 

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JT65の運用周波数に関しJARLのバンドプラン意見募集に応募しよう

2012-04-10 00:00:33 | アマチュア無線

 JARL WebのHEADLINEに「アマチュア・バンドプランについてのご意見をお寄せ下さい(周波数委員会)」(3/27)と言う記事が載りました。  この意見募集はJARLの周波数委員会がアマチュア・バンドプランに係る総務省告示に、JARLとしての「改正要望書」をまとめる為に、多くのアマチュア無線家からの意見を聞きながら作業を進めようとするものです。

 我々が楽しんでいるJT65等の微弱信号通信は、歴史も浅くまた方式が米国(Region 2)で開発されたこともあり、普及し始めているJT65-HFで調べてみても、いくつかのバンドのDial QRGが、我が国のバンドプランに適合していない周波数も有ります。

 JARL周波数委員会への意見や要望、検討を要する事項等は平成24年5月31日までに、書面またはE-mailで提出して下さいとのことです。

 微弱信号通信を楽しんでいる皆さん!!  JARLに意見・要望を応募しましょう。

 

 JARLの「バンドプラン意見募集」URL : http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/The_opinion_of_the_band_plan_2012.htm 

JARLの「バンドプラン説明資料」URL : http://www.jarl.or.jp/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/A-3-0.htm

バンドプランに係る総務省告示第179号URL : http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a72ab05321.html

T「JT65-HF運用解説書」のURL :  http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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JT65-HFの “ モード ”の LoTWへの記載について

2012-03-31 18:24:47 | アマチュア無線
 このブログ3月20日付「春分の頃、JT65-HF運用雑感」に「JT65-HFのモードを表示する場合、JT65またはJT65A何れか適当か?」について、小生はJT65Aを適切な表示である旨述べました。

 この考え方は現在も変わりませんが、ARRLのLoTEをお使いの方はご存知の事ですが、ARRLのLoTWのモード入力はJT65AではできずJT65です。
 従って、業務日誌にHAMLOGをお使いの方でそのMode欄にJT65Aと記入されている方は、HAMLOGのデータをADIFファイルに変換してARRLのLoTWにアップロードした場合、モードをJT65AとしたデータはJT65になりますので要注意です。

 以上述べた通り、JT65-HFのモード呼称についてはJT65-HFが普及し始めてから歴史も浅く、現在まだ統一されていないと言うのが実情のようです。


「JT65-HF運用解説書」のURL : http://okdeq.lolipop.jp/jt65


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2012年春分の頃、JT65-HF運用雑感

2012-03-20 00:00:01 | アマチュア無線
 昨年「秋分の項、JT65-HF運用雑感」をこのブログにUPし、サイクル24の立ち上がりが今一つ元気がない旨書きましたが、6ヵ月経過した春分になってもSSNはパットしません。一体お天道さまは如何したのでしょうか?
 昨年は秋分から10月・11月とSSNはかなり上昇し連日100を越えていましたが、今年に入り下降し、先月(二月)は100を越えた日は1日もなく、三月に入り上昇の兆しが有ったもののその後依然パットしません。

 そんな中で、小生この所専ら21MHz帯でJT65Aを5W以下にて運用しております。最近はRB( Reverse Beacon )Network を活用し、小生のQRP電波が何処でどの位のSN比で受信されているかを観察しながら運用しています。RBはこうした使い方の他、アンテナの性能とりわけ指向性を知ることができ、使う程にその素晴らしさが実感できます。
 また微弱信号通信方式の素晴らしさをPRするために、最近はDX局とのQSOの都度、DX Summit等のクラスターに「jt65a wkd 1w.」とのコメントをつけSpot upすることにしております。クラスターでのjt65のSpotはたまに見かけますがまだまだ少なく、ぜひ皆でSpot upしようではありませんか。

 さて話題を変えてJT65-HFの“MODE”について小生の考えを述べてみます。
 皆さんはJT65-HFを使って行ったQSOのQSLカードの“MODE”は何と記載されますか? JT65またはJT65Aと書く方が多いと思いますが如何でしょう?
 最近米国アラスカ(KL)の局から当局が発行したeQSLをRejectする旨のメールを受け取りました。理由は当局がeQSLに記載した“Mode”をJT65Aとしたことに対し、そのKL局はJT65AではなくJT65だとの主張でした。皆さん如何お考えですか?

 我々が楽しんでいる「微弱信号通信方式」の“MODE”の呼称については、国際的に取り決められたものはなく(もしあればお教え下さい)、Joe Taylor博士(K1JT)と彼のグループがWSJTを開発する過程で定義した呼称を使うのが一番良い考えますが、皆さん如何でしょう?

 WSJTでのモードはFSK441、JT65A~C、JT4A~G等が選択できるようになっています。CQ誌2011年4月号に書きましたように、JT65はEME及び対流圏散乱通信向け仕様の総称であり、WSJTではJT65を更に細分化しHF/50MHz帯をJT65A、144MHz/432MHz帯をJT65B、1296MHz帯をJT65Cとしております。

 JT65-HFのプロトコルはWSJTのJT65Aそのものであることは皆さんご承知の通りであります。従ってJT65-HFの“MODE"の呼称については、より広く定義しているJT65でも間違いではありませんが、JT65-HFをHF帯で使用する場合はJT65Aの方がより正確な“MODE"表示だと小生は考えます。
 なおeQSLの“MODE"表示はWSJTで定義された呼称全てが選択できるようになっており、JT65及びJT65A何れも選択可能となっています。
 以上は小生の考え、別なご意見をお持ちの方はお知らせ下さい。


「JT65-HF運用解説書」のURL : http://okdeq.lolipop.jp/jt65


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JT65-HFのウオーターフォール信号波形とdB値(SN比)との関係

2012-02-01 09:15:14 | アマチュア無線

  このブログの2012年1月14日の記事で、送信出力500mWで南米アルゼンチンとQSOできたことを報告し、その中でウオーターフォールでの信号波形の綺麗さについて言及しました。

 JT65Aを運用している多くの局がお気付きのこととは思いますが、ウオーターフォールでの信号波形が太く・明るい強力な波形であっても必ずしもデコード画面の「dB」が良く表示されるとは限りません。これは「dB」の意味がいわゆる信号強度ではなく、SN比であることがその理由であると考えます。

  上図はその様子を説明するため取得したものです。上図の09:16Uのデータで明るく・太いBG6IF局の受信信号が-6dBであるのに対し、細く・全く滲んでいない綺麗なJF1KOA局の受信信号が-5dBと良い値を示しています。

 デコード画面の「dB」がSN比であると言うことは、この「dB」値がデコード率と直接関係しており、この値が0dBに近いほどデコード率が高くなると言うことだと思います。

 「dB」の計算方法については、処理アルゴリズムを理解していないので良く分かりませんが、WSJTの資料等によるとこのSN比は、N(ノイズ)については帯域幅2500Hz内のノイズ・パワーと言うことで、S(信号)のパワーについては多分処理帯域内の信号を超狭帯域のディジタル・フィルターを通し計算しているものと思われます。 この辺は「dB」計算のアルゴリズムを理解しておられる方にぜひご教授頂きたいと思います。

 dBの計算方法のアルゴリズムはおいおい勉強することとしてHi、ここでは運用していて多くの方が認めるように、「強い信号より綺麗な信号の方がデコードしてもらえる」と言うことを、JT65A運用者の共通認識として持ち、微弱信号通信方式では最小出力電力での運用と、綺麗な波形での送信に努めることが重要だと考えます。

 小生の少ない運用経験から言えることは、相手局のdB値が-10dB以上の信号の場合、綺麗な波形の信号が送れれば、アンテナ・ゲイン8~10dBi のアンテナに送信出力1W程度で十分QSOができています。

 従って皆さん! 綺麗な波形の電波を送信することに努め、送信出力は最小限に抑え運用することにしようではありませんか。なお「JT65-HF運用解説書」にも書きましたように、「相手局へのシグナル・リポートより、自局のシグナル・リポートの方が悪い場合を “ 良し ”とする習慣を持とうではありませんか。

 1月14日付けブログにも書きましたように、波形が汚くなる原因の多くは「微弱信号通信方式」なのにパワーを入れている局、過変調の局、プロセッサーをかけたりALCがかかり過ぎて送信系の直線性が確保できない局、AF変調入力にハムやRFの回り込みが有る局、等々なのでしょう。

 なお 如何に綺麗な波形の電波で運用するかについては、「JT65-HF運用解説書」を参照して下さい。

 

「JT65-HF運用解説書」のURL : http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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