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JT65-HF 運用記/JA1DEQ

JT65-HF運用解説書をWebに公開しました。CQ誌2011年4月号に掲載したJT65-HFの紹介の続きです。

微弱信号通信 WSJT/JT65-HFのスケジュール・QSOに参加しよう

2012-06-13 06:02:08 | アマチュア無線

 ご承知の方が多いと思いますが、JH3ECA/中島さんを中心にWSJT/JT65-HFのスケジュール・QSOが行われています。

 詳細は中島さんのブログ : http://30.pro.tok2.com/~jh3eca/ をご覧ください。なおJH3ECA/中島さんのブログのWSJT/JT65-HF スケジュール・QSO関係の記事を以下にコピーします。

□ 2012年 06月15日(金) 20時00分 ~ 21時00分  3.521MHz JT65A にて送信します。
□ 2012年 06月18日(月) 20時00分 ~ 21時00分  7.026MHz JT65A にて送信します。

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□ 2012年 06月21日 木曜日から 下記の曜日指定で送信お願いします。

□ 仕事の都合でスケジュールの日程が予測できなくなりました。
   今後は下記の曜日で送信スケジュールを組みたいと思います。
   私の参加できない曜日もありますが・・・できる限り参加をします。
   各局 WSJT の交信練習に是非参加お願いします。
注意・・このソフトの運用にはパソコンの内部時計の誤差が0.5秒以下である必要があります。

 □ 毎週 月曜日  20時00分 ~ 21時00分  1.908MHz JT4C (WSJT)
 □ 毎週 火曜日  20時00分 ~ 21時00分  3.521MHz JT65A (JT65-HF or WSJT)
 □ 毎週 水曜日  20時00分 ~ 21時00分  7.026MHz JT65A (JT65-HF or WSJT)
 □ 毎週 木曜日  20時00分 ~ 21時00分  50.330MHz JT65A (JT65-HF or WSJT)
 □ 毎週 金曜日  20時00分 ~ 21時00分 144.460MHz JT65A (JT65-HF or WSJT)
 □ 毎週 土曜日  20時00分 ~ 21時00分 430.510MHz JT65A (JT65-HF or WSJT)
 □ 毎週 日曜日  20時00分 ~ 21時00分 1296.600MHz JT65C (WSJT)

 ・ 全ての周波数でのモードは「USB」で送信タイミングは「偶数分」で送信します。
 ・ JT65A の 交信情報 & ON AIR 情報は ・・・ ここから見てください。
 

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 このスケジュール・QSOはJT65Aで一般に使われている14MHz帯~28MHz帯を除く周波数帯で行われるJAで唯一のスケジュール・QSOだと思います。もし他に微弱信号通信で同種のスケジュール・QSOが行われていたらご一報頂きたくお願い致します。

 折しもJARLがバンド・プランで意見募集を終え検討が開始される時期、このようなスケジュール・QSOに多くの方が参加されビギナ-の方の交信練習、PC&無線設備の調整や通信実験例えば「V/UHFでの電波伝搬試験」、「最小電力通信実験」等々行うことは微弱信号通信方式を普及させ、プレゼンスを明確にする上で、大変意義深いことと考えます。

 またこのJAの局を対象としたスケジュール・QSOのQRGはJARLが検討するバンドプランのJAサイドでよく使われる周波数として、HF帯使用区別の国際間整合に際して参考になるものと思われます。

 長年にわたりこのようなスケジュール・QSOを行っておられるJH3ECA/中島さんとグループの皆さんに敬意を表します。皆でスケジュール・QSOに参加し、大いに楽しもうではありませんか。 

 

「JT65-HF運用解説書」のURL : http://okdeq.lolipop.jp/jt65

 

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微弱信号通信/JT65でQSO したらDX SummitやDXSCAPE等のDXクラスターにUP しよう

2012-06-05 06:07:13 | アマチュア無線

 微弱信号通信/JT65は世の中で使われ始めてから日が浅く、残念ながらその素晴らしさはまだまだ知られておりません。CQ誌2011年4月号にJT65-HFとWSPRの紹介記事を投稿したのもこの新しい通信方式を多くの方に知って頂きたく、とりわけ4アマの方々にDX通信の醍醐味を味わって頂きたいとの想いからでした。

 微弱信号通信/JT65はコンピュータ任せであること、通信プロトコルや時間的条件で通信内容が制限されること等、CW、SSB、SSTV、RTTY、やBPSK等従来の方式と比べて、通信方式としての弱点(?)もありますが、反面小電力でのDX通信等その使い方次第では素晴らしい通信方式であることは皆さんご承知の通りです。

 そこで微弱信号通信/JT65の認知度を上げる方法として、DX Summit、DXSCAPE等のDXクラスターを活用しようと、小生は以前からJT65AでのQSOをDXクラスターにSpot Up しています。小生はDX Summit を常用しておりますが、SPOTを送信する際 "Info" 欄に [ JT65A WKD 3W.]等 とコメントすることにし、JT65Aを使えば小電力でDX通信ができることを、DXクラスターを通じて世界中にアピールしております。Hi

 ところでご存知の方も多いと思いますが、DX Summit の " Send Spot "機能 が、Registration未了の方は6月に入り Spot の送信をすると " Please check your username "と赤文字で表示され、Spotの送信ができなくなりました。 小生はRegistratinon未了であったためDXSummit helpedesk に問い合わせて解決しました。問合せの結果Spot にかかるセキュリティを改善するためSystemを変えたとのことです。

 DX Summit のSpot 送信は、以前はRegistration していなくても Spotできましたが、6月頃から Registration した人のみSpotできるようにしたようです。System としては、 " SEND SPOT " の " Your Callsign " 欄に記入したCallsign (Username)をRegistration Data と照合し、送信の可否を決めるようにしたようです。

 なお、Registration はDX Summit のHome Page から " FORUM " ⇒ " User Control Panell " ⇒ " REGISTER " で行えます。

 

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微弱信号通信/JT65の真骨頂

2012-06-02 09:05:41 | アマチュア無線

 微弱信号通信/JT65は極限的な信号レベル(正確には極限的SN比)や時間条件の下で、QSOを成立させるための通信方式と言えるでしょう。

 2012年5月23日付けのこのブログにUpload したように、WSJTを開発したDr. Joseph Hooton Taylor, Jr. は開発の過程でQSOの成立要件を明確にしたうえで、この方式のプロトコルを設計したと思われます。

 WSJTは最初高速流星痕通信、電離層散乱通信や月面反射通信をVHF/UHFで行うために開発されたようですが、それをHF帯に転用しようと考えたのは微弱信号通信方式が極限的な信号レベル(極限的SN比)でもQSOを成立させることができる通信方式だからだと考えます。

 従って、微弱信号通信/JT65の真骨頂は極限的信号レベル(正確には極限的SN比)で通信することと言えると考えます。

 そこで「極限的信号レベル」がどんな場合に発生するか、すなわち「極限的信号レベル」の発生要件を考えてみると、第一に送信側の要件として送信出力を極限まで小さくした場合、第二に受信側の要件としてデコードできる信号のSN比を極限まで低くした場合、が有ります。

 この微弱信号通信/JT65の真骨頂を考えると、先ずこの方式は単位時間あたりに通信できる情報量が少なく、ローカル・ラグチュウ等には全く不向きと言えるでしょう。次に上記の「極限的信号レベル」の発生要件を考えると、この方式での楽しみ方として、(1) QSOを成立させる際、どこまで送信出力が下げられるか? (2) QSOを成立させる際、受信側でいかにデコードし易い信号を送出できるか? の追求が有ると思います。

 (1)項の送信出力の最小化については、先日ネットでJF1DMY/中村OMのブログ「This is JF1DMY」を読み、「30Wはハイパワー!?」、「日本国内なら500mWで十分」とか、「彼は2W/3エレ、我は3W/4エレ:微妙に負けた」とUploadされており、まさに「JT65の真骨頂を発見せり」の心境でした。Hi

 また、(2)項につきましては、JH3ECA/中島OMのブログ[http://30.pro.tok2.com/~jh3eca/]に「JT65A運用局にお願いと確認 !!」と言う表題(新情報:5月16日付け)で実践的な「ALCの調整法」についてUploadされています。この記事には小生のブログ 「JT65-HFのウオーターフォール信号波形とdB値(SN比)との関係」も紹介して頂いておりますが、AF入力レベルやALCの調整、AF信号ラインへの回り込み等ノイズの徹底排除、AF入力から送信出力信号を得る過程での送信系の直線性確保等、受信側でデコードしてもらえる限界の追求の一例だと思います。

 アマチュア無線の楽しみ方は人それぞれ。インターネット時代になり、楽しみ方もより多様化していると思いますが、我々が楽しんでいる微弱信号通信/JT65はその真骨頂を考えると、上記二点を挑戦課題とするのが良いと小生は考えます。皆さんのご意見等コメント頂きたく、お願い致します。

 

 

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QSOの成立要件とShort Hand メッセージについて

2012-05-23 08:58:51 | アマチュア無線

 我々が楽しんでいる微弱信号通信JT65-HFは、Dr. Joe Taylor(米国のノーベル物理学賞受賞者/K1JT)が開発したWSJTを元に、より手軽に・より使い易くとの目的で、Mr. J.C.Largeが開発したソフトウエアであることは皆さんご承知の通りです。

 Dr. Joe Taylor のWSJTは、最初VHF/UHFを使った高速の流星痕反射通信、電離層散乱通信や月面反射通信向けに、極限的信号レベルや極限的時間条件のもとでQSOの成立要件を満たす通信方式として開発されました。従って彼は通信の原点に立ち返り「QSOの成立要件」を検討・整理されています。

 Dr. Joe TaylorはWSJTの“User's Guide and Reference Manual"の中で、「QSO成立の要件」として、1. Call Signの交換  2. Signal Report等の情報交換 3. 前2項の受取証明 が行われる事をあげています。

 また QSOを成立させる標準的操作手順として、(a) 両方のCall Signの何れか一方を受信した場合、両方のCall Signを送れ (b) 両方のCall Signを受信した場合、両方のCall SignとSignal Reportを送れ (c) 両方のCall SignとSignal Reportを受信した場合、RプラスSignal Reportを送れ (d) RプラスSignal Reportを受信した場合、RRRを送れ。(e)もしRRRを受信したならば公式にはQSOはこれで完了です。 しかしながら 相手局は完了したことを知らない可能性が有り通常の手続きとして73を送る。

 以上がQSOの成立要件ですが、微弱信号通信で極限的信号レベルや極限的時間条件のもとでのQSOの場合、上記の標準的操作手順で(c)、(d)及び(e)に対しそれぞれ「R0」(アールゼロと読む:貴局のCall Signと当局へのSignal Reportは了解したが、貴局へのSignal Reportは“ゼロ”の意)、「RRR」(相手の情報を全て承認する意)及び「73」(さようなら:QSO終了の意)のShort Hand メッセージが設けられています。

 従ってQSOの過程で信号レベルが例えば-25dB以下と低く、デコードできなくなるような場合、Short Hand メッセージを使うことで、標準メッセージで必要な信号レベルより約5dB位低くても相手局がデコードでき、QSOを成立させる可能性を高くすることができます。

 Short Handメッセージは受信局がマルチ・デコードではなくシングル・デコードの時のみ有効なメッセージですが、一般に信号レベルが-25dB以下のQSOではほとんどの局がシングル・デコードで運用していると考え、信号レベルが極めて低い場合や伝搬状況が急変し「尻切れ」の可能性が有るような場合は、大いにShort Handメッセージを活用すべきと考えます。

 なお JT65-HF ver.1.0.9.3ではShort Handメッセージの送信ができません。このことは2011年12月 Mr.J.C.LargeがNew Version(ver.1.0.9.4)を発行する際修正すること、及び速やかにRev.upする旨アナウンスしておりますが、5月23日現在まだver.1.0.9.4はレリーズされていません。(本件小生から5月17日Mr.J.C.Large あてe-mailで状況をお尋ねしていますが、今のところ返事がなくJT65-HF Google グループの最近の情報によれば健康問題があるとのこと、一日も早い回復を祈りたいと思います)

 従ってShort Handメッセージを使うような運用をされる方は当面プログラムとしての完成度が高いver.1.0.7を使われる方が良いと考えます。

 なお Mr.J.C.Largeの近況やJT65-HF ver.1.0.9.4のレリーズに関する情報をお持ちの方がおられましたら、ぜひご一報下さい。

 

 

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サイクル24のピーク予測とJT65A

2012-04-28 12:00:00 | アマチュア無線

 サイクル24のピークについては、その時期・黒点数に多くの機関や先生方の予測があり、どの説が正解かは良く分かりませんが、NETで調べる限りではピークの時期は2012年を中心に2011年秋~2013年夏頃、黒点数はピークで100個以下90個程度の予測が多いようです。

 以上のような予測状況の中で、最近太陽観測衛星「ひので」が太陽極域磁場の変化を観測したとの情報、太陽の極域磁場は太陽活動の源泉である黒点の源となっていると考えられており、太陽極域磁場の極大期に黒点数が最大になるとのことから、サイクル24のピーク予測に役立つと言われています。下図は太陽極域磁場の変化の過程を表すイメージで、4月19日に発表されたものです。

 昨年来の太陽活動については多種データがありますが、小生が何時もReview しているIonoprobe のデータを次に示します。

 

 このデータはSep2011からApr2012の間の毎日のデータですが、最上段のSSNのグラフでSSNが150を越えた日数が多いのはOct2011、Nov2011、Apr2012(多い順)でした。このデータでは何処がピークであるか小生には判定できませんがHi、太陽観測衛星「ひので」は2012年10月頃に太陽北極域の集中観測を実施し、今後の推移を明らかにする計画とのことでその成果を期待したいと思います。

 さて以前このブログで書きましたように、小生は太陽活動が低調でSSNゼロが続いていた頃、友人の9J2KK(アフリカ・ザンビア)との通信手段としてJT65Aを使い30回ものQSOに成功しました。 我々の微弱信号通信方式は太陽活動が低調な時期こそ、その真価が発揮される方式だと思いますし、今頃からQRPの限界に挑戦するのも楽しく意義深いのではないでしょうか。

 

「JT65-HF運用解説書」のURL : http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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