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JT65-HF 運用記/JA1DEQ

JT65-HF運用解説書をWebに公開しました。CQ誌2011年4月号に掲載したJT65-HFの紹介の続きです。

送信出力 500mWで南米アルゼンチン( LU1WI )とのQSOに成功!

2012-01-14 09:43:22 | アマチュア無線

 2011年1月14日、00:09UTC 14MH/JT65で当局の送信出力500mWで南米アルゼンチンとのQSOに成功しました。当局のアンテナは4エレSteppIRでしたので、大変なニュースとは言えませんが、微弱信号通信方式の素晴らしさ体験できたと思っています。

 QSOの状況はLU1WI局の送信出力等の情報は分かりませんが、交換したリポートは彼:-05/我:-08と素晴らしS/NでQSOできました。上の写真が即eQSLで送られてきたQSLカードです。最近は交信後すぐeQSLを発行する局が増えてきました。

 一年前と比べますと、昨今JT65AでQRVする局が大幅に増えています。目につくのはローカル局でもないのにウオーターフォール表示全体をブロックするような強力な局、肥ったゲジゲジのような受信波形の局、波形がえらく滲んだような局、 その原因の多くは「微弱信号通信方式」なのにパワーを入れている局、過変調の局、プロセッサーをかけたりALCがかかり過ぎて送信系の直線性が確保できない局、AF変調入力にハムやRFの回り込みが有る局、等々なのでしょう。

 そこでぜひ試して頂きたいのは、自局のウオーターフォオール波形を観察することです。自局のウオーターフォール波形を自局で観察するには受信設備/PCが2式あれば問題なくできるのですが、1式の場合(これが普通?)2局間でPCのPrt Scr(プリント・スクリーン)機能を使って、お互いの受信波形をeメールに添付し観察し合うのが良いと思います。

 小生は「運用解説書」の共同執筆者であるJA1KGWやJF1OKXとはこの方法で自分の波形を確認しております。皆さんも気の知れた仲間やローカル局とウオーターフォール波形(我々仲間内では「魚拓」と呼んでおります)の相互交換をしたら如何でしょう。

 また 今一度「JT65-HF運用解説書」の16頁「6.運用上の留意点のまとめ」を参考にして頂けたら幸甚です。

 

「JT65-HF運用解説書」のURL :  http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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JT65-HF Ver.1.0.9.3を盛り込み「JT65-HF 運用解説書」の第5版をWebにUPしました。

2011-12-04 07:52:59 | アマチュア無線

 JT65-HF Ver.1.0.9.3が2011年11月24日にリリーズされたことは、先日お知らせしましたが、この改版を機に我々の「JT65-HFの運用について」にJT65-HF Ver.1.0.9を盛り込み、タイトルを「JT65-HF運用解説書」に変更、第5版としてWebにUPしました。

 今回の改版はかなり大幅なもので、以下のような変更をいたしました。

 (1) 文書名称を「JT65-HFの運用について」から「JT65-HF運用解説書」に変更しました。
 (2) 改版履歴を追加し、文書の形態を整えました。
 (3)JT65-HF Ver.1.0.9.3の(Ver.1.0.7からの)変更点について、インターネットの情報や実運用により調査した結果を「Amendment 1」に追加しまた。
 (4) 誤字・脱字・用語統一等全体的に見直し、修正しまた。
 (5) 分かり難い表現、不適切な表現について見直し、修正しました。

 今回の改版の主目的はJT65-HF Ver.1.0.9のVER.1.0.7からの変更点についてのご説明ですが、インターネット情報と実際の運用を通じて調査した結果であり、「抜け」「認識違い」「誤解」等々あると思います。お気付きの点がありましたらご指摘頂きたく、お願い申し上げます。

 

 「JT65-HF運用解説書」のURL :  http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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JT65-HF Ver.1.0.9・・・JT65-HF Ver.1.0.7 からの変更点の概要

2011-11-18 23:45:58 | アマチュア無線

 11月18日JT-65-HFのNew Version 1.0.9 がリリーズされたことについて書きましたが、Ver.1.0.9で運用してみましたので、 Ver.1.0.7からの変更点についてその概要をお知らせします。

1. 操作パネル面の配置変更 :  気付いたところで、 “Dial QRG KHz”(表示位置と大きさ)、“Clear Decode” / “Decode Again”(表示位置)、“Enable RB/PSKR”(表示位置と配列)、“Sound IN/OUTのDevice名”(新規表示)等。

2. 操作パネル上で機能的に重要な変更 :  (1) Decodeするバンド幅が、“Single BW” と “Multi BW” それぞれの 「窓」で、Single Decode/Multi Decode 別々に設定できるようになり、更に処理バンド幅に200Hzが追加されました。 (2) DT Offsetが1秒ピッチで±方向に設定できるように機能追加されました。なおDT Offsetを“0”(ゼロ)以外に設定すると、デコード画面上に赤色背景ラインで “DT Offset is not 0” と表示され注意喚起する(時間合わせのタイミングを知らせる)機能が追加されました。 (3) デコード画面上でデコード周期(1分)毎に破線のセパレーターが表示されるように改善されました。 

3. “Setup”:設定関係での主な変更 : (1) “Macros” 関係で、“QRG Definitions” のDefault 設定値からWARCバンド分が削除され、加えてQRG KHzの設定が23ch分可能となりました。(Ver.1.0.7では4ch分) (2)  “Message Definitions” では、3つの短縮メッセージ(Sort Hand) R0、RRR、73 は変更なし、自由文メッセージが「17メッセージ」定義可能となりました。(Ver.1.0.7では「10メッセージ」) (3)  “Si570 USB Control” (Si570 VFOの設定機能) のタグが削除されました。

4.その他 : (1) JA2GRC/大塚OMの「JT_Linker」は旧版Ver.1.0.7 同様FBに動作します。 (2)  短時間での運用による新旧比較検討、抜けている情報も有ろうかと思いますがご容赦下さい。 (3) 上記2項の変更点により運用上改善される部分が有ると思いますので、更にVer.1.0.9 を使い込んでJT65-HF入門解説書「JT65-HFの運用について」に反映させたいと考えおります。 (4) 何時も通り、JA2GRC/大塚OMのブログには、いち早く今回のバージョンアップについての紹介/解説がなされています。ぜひご覧下さい。

JA2GRC/大塚OMのブログ : http://ja2grc.blog3.fc2.com/blog-entry-1898.html#more

 

「JT65-HFの運用について」のURL :  http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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JT65-HFのニューバージョン “Ver.1.0.9”について

2011-11-18 06:35:53 | アマチュア無線

 2011-10-16 付けのこのブログで紹介しましたJT65-HFのニューバージョンVer.1.0.8 については問題があり再チェック中とのことでしたが、ニューバージョン 1.0.9 がリリーズされました。

 Ver.1.0.9 についてJA2GRC/大塚OMの情報によると、JT65-HFの作成者である Mr. J. C. Large からのメッセージとしてテストバージョンという位置づけで、インストールフォルダもVer.1.0.7とは別にして、Ver.1.0.7は残して置いてください」とのメッセージが出ていますとの事です。 

 前回、 Mr. J. C. Large からのメッセージとして、「Ver.1.0.8.は一旦引き下げ、再度問題点をチェックして、出来るだけ早く再度アップします。バージョンアップされた方は一旦、Ver.1.0.7に戻して下さい。」との事でしたが、今回も慎重なようです。

 「JT65-HFの運用について」への影響はあまりないと思われますが、今後検討してまいります。 取り急ぎ、JT65-HF Ver.1.0.9のリリーズのお知らせまで。

 

「JT65-HFの運用について」のURL :  http://okdeq.lolipop.jp/jt65

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