冥土の土産

　先月から準備していた金環日食観測、21日の天気予報はこれまで「曇／晴」だったが
20日ネットでみたら郡山市 晴、晴、晴、え～～・・・　雲が消えている
これはもう見に行くしかないでしょう。

　目覚ましを2時にセットし、22時に寝る予定が23時になってしまったが、寝床に入ると
即意識不明になれるという特技を持ち合わせているので気がついたら寝ている。いや
気がつかない・・・　
気がついたら01時57分！ だいたい目覚ましの鳴る1分前に目覚めるのですが、今回は
3分前、子供の遠足モードかな。

前日準備の成果もあり、いつもよりスムースに運び自宅出発02時20分、ＧＳでＧＡＳ
満タンにしてＧＯ！

　磐越道安田インターから高速に乗り、マイペースで、会津では少し雲がかかるが
朝日がよく見える。磐梯を過ぎたあたりから雲が、霧も少し、そして郡山は・・・
分厚い雲、雲、雲！太陽がどこにいるか解らない。え～～ うそでしょう。
あの天気予報はなんなんだ希望的観測か？それはないでしょう。

郡山の安積ＰＡで見る予定にしていたのですが、6時前に到着したら、既にカメラや
望遠鏡などをセットした人が2名ほどいて、その方向から太陽の方向が推測される
くらいに厚い雲、少し様子を見るが、とても晴れそうにない。いつもは優柔不断な私が
今回はすぐに決断し戻ることにして須賀川から引き返しました。(正解でした)

安積ＰＡでもうすぐ100000kmになると気づいたのですが、引き返す途中気づいたら
100005kmになっていました。


ラジオの天気予報では北へ行くほど、内陸から日本海側へ行くほど晴れていると・・・
郡山ＪＣＴでそのまま北上するか、磐越道に戻るかチョットだけ迷ったが、磐越道へ
猪苗代町へ入ると雲が薄くなってきて、途中のチェーン着脱場で太陽を見たら右上が
欠けだしているのが見えた。次の磐梯山ＰＡへ入り、見ることにする。


磐梯山ＰＡではまだだれも準備していない、私が一番乗りで三脚を立て太陽撮影の
準備を始めたら、すぐに次々と回りでもカメラや光学機材をセットし始めました。

右上が欠け始めた太陽がどんどん欠けていき観測めがねをかけた人も多くなり、

　　↑ 連続撮影ではありません、はめ込み編集画像デス。

7時30分過ぎにはかなり細～い下が切れたリングになりました。

ピークではすごく細かったのですが、絞り切れず、肝心の写真はカメラの
セッティングで失敗しました。しかし、しっかり目に焼き付けました。
(網膜は焼き付けませんが…）
これは5分以上後の写真ですが今回のベストショットです。フィルタのせい
ではなく、カメラをオートのまま撮影したのが敗因、まあこんなものかな。

みんな同じ目的でここにいて、おなじ感激を味わっているので、連帯感もわき
私の少し前でセットしていたグループの方は近くの子供に見せたりしていました。
私も見せてもらった投影された太陽です。ピークを過ぎた所ですがすばらしい。




ほかにピンホールから通した太陽やいろいろな方法を準備して楽しんでいました。　


双眼鏡も見せていただきました。安い双眼鏡らしいが黒点も少し見え感激！
これは、来月の金星の太陽横断で活躍するのでは！


また、私の自作デジカメ用簡易フィルターを見て、細工が素晴らしいとお褒めの
言葉をいただきました。

7時過ぎから9時近くまで段々仰角が高くなり、首が疲れました。。。。

朝14°Ｃ涼しかったので私はSUZUKIのTEAMジャンパーを着ていたのですが、
XX年のチームジャンパーですね、私も持ってます、バイクはXXXですよ！などなど
チームジャンパーで声をかけられたのは初めてでした。これも日食のなせる技？

その後、猪苗代町で無線運用をしましたが、金環日食の話題が多かったデス。
磐梯町の道の駅ばんだいでも、夕方6時頃知らないおじさんが「日食みましたか！」
と声をかけてくるなど、そのおじさんは茨城の牛久で綺麗な金環を見たそうです。
一日中感激興奮が冷めないようでした。

帰りの会津坂下で見た夕日、肉眼ではもっと大きく見えたのですが、夕日もなにか
違う思いで見てしまいます。
　
車の中から走行中の撮影、　危険です、まねしないでください。

坂下で夕食をとり、帰路は下道で（国道49号）ゆっくり帰ってきました。

このブログは途中まで書いたのですがさすがに疲れて眠くなり、途中で下書き
保存し、22日に完成させることに。。。

画像ファイルのサムネイル画像はまるで視力検査用の表みたい！！


02:20出発、21:20帰着、走行距離410km、楽しい充実した一日でした。