J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のスイーツ(ザッハトルテパンケーキ@タリーズコーヒー)

2023年02月01日 | スイーツ(タリーズ)


2月初日の今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見えた。今朝の気温は-3℃で、弱い西よりの風が吹いている。玄関の扉を開けると、冷凍庫を開けたような冷気が室内に流れ込んできて、思わず身をすくめた。外に出ると吐く息が白く見えて、マスクから漏れる吐息が眼鏡を白く曇らせる。凍てついたように冷たいアスファルトの路面から靴底を通して伝わる感覚で、足の指がかじかむように思われた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。仕事の関係で気分が落ち込んで職場に行きたくない気持ちがあるが、わがままも言っていられないので気持ちを奮い立たせて駅に向かう。日野駅から電車に乗って新宿駅に着く頃には、空が白々と明るくなってきている。職場に着いて窓から外を眺めると、薄藍色に染まった空の西側には薄いロゼ色に染まった靄のような雲がたゆたっていて、山々のシルエットと白化粧をした富士山の姿が淡く見えている。東の空は朝焼けで赤く染まっていたが、やがて日が昇るにしたがって、空と街がオレンジ色に染まってきた。

日中は西の方から雲が広がってきたものの、青空が広がっていて日射しが燦々と降り注いでいた。昼間の最高気温は13℃で、南よりの風が吹いている。外に出てみると、太陽の光の熱を感じられるものの、強い風が容赦なく体温を奪っていくかのように感じられて、気温ほどには暖かく感じられず、凍えるような寒さである。空気が乾いていて、風が肌を刺すように感じられた。
今日も疲れた。体力的にではなく、精神的にである。夕方になる頃には頭もフラフラである。コロナの療養期間が終わって、週初めから一気にフル回転で仕事をしてきたこともあって、週半ばにしてクタクタになってしまった。

定時を廻って仕事の区切りが付いたところで帰ることにした。強い南よりの風が吹いていて、ダウンコートを着ていても身を切るように寒い。冷たい外気から逃げるように地下道に入った。
新宿駅に到着して中央線快速電車下りホームに昇ると、電車が遅れているらしく、ホームが混みあっている。混雑を避けて中央線各駅停車線に乗り込み、三鷹駅で立川行の中央線快速電車に乗り換えた。

今日は少し早めに職場を出たことに加えて、ちょっと気分転換をしたくなった。電車が国分寺駅に到着したところで、帰りにお茶をしたくなって途中下車する。駅の改札を抜けると、セレオ国分寺2階に昇るエスカレーターに乗ってカフェ「タリーズコーヒー セレオ国分寺店」に入った。平日、仕事の帰りにお茶を楽しむのは実に1か月ぶりである。


店内は少し混みあっていたが、それでも駅コンコースを見渡すことのできる窓際のカウンター席の1つを確保できた。カウンター席にコートを置くと、レジに行ってメニューを注文する。注文したのは「ザッハトルテパンケーキ」と「木の実とメープルのロイヤルミルクティー(ホット)」のトールサイズである。ちなみに「チョコレートLOVERSモカ ~ダークな誘惑 カカオ73%~」はもう売り切れになっているとのこと。新型コロナウイルス感染症に感染したおかげで飲み損ねてしまった。
店員に「ドリンクはマグカップの提供になります。」と言われて了承すると、代金をタリーズカードで支払った。店の奥のカウンターで「ザッハトルテパンケーキ」と「木の実とメープルのロイヤルミルクティー(ホット)」のトールサイズの載ったトレーを受け取った。更に冷水を注いだ紙コップをもらうと、カトラリー等が置かれているコーナーでスプーンをトレーに載せて、確保したカウンター席に戻る。


さっそく紙おしぼりで手を拭き、「木の実とメープルのロイヤルミルクティー(ホット)」を飲む。


「木の実とメープルのロイヤルミルクティー(ホット)」はロイヤルミルクティーにホイップクリームをたっぷりと浮かべてメープルソースをかけ、砕いたナッツとドライクランベリーをトッピングした季節限定のシーズナルスペシャルティである。


最初にロイヤルミルクティーの上に浮かべられたホイップクリームをスプーンで掬って、口に運ぶ。ふんわりとした食感のホイップクリームナッツの香ばしさとカリッとした歯ごたえにドライクランベリーの甘酸っぱさと歯応えのある食感がアクセントになっている。メープルシロップのコク深い甘みが感じられて美味しい。
クリームをスプーンでロイヤルミルクティーにかき混ぜながらマグカップを傾けた。メープルシロップの甘みが感じられるロイヤルミルクティーはやさしい風味で、飲み進めていくうちに気分が和む気がする。ロイヤルミルクティーに沈んだナッツとドライクランベリーがまた異なった食感で、ロイヤルミルクティーのアクセントになっている。ミルキーな甘さに香り高い紅茶の風味が美味しい。

カップの中のミルクティーが半分くらいまで減ったところで、パンケーキを食べることにした。


「ザッハトルテパンケーキ」はアプリコットジャムをサンドした2枚のパンケーキの上に濃厚なチョコソースをたっぷりとかけて、ミルクチョコレートソースでラインを描き、ホイップクリームを添えたパンケーキである。


最初にナイフでパンケーキを4等分にカットすると、パンケーキを口に運んだ。ふっくらとした食感のパンケーキにサンドされたアプリコットジャムは甘酸っぱいながらもフルーティーな甘みが美味しい。フルーティーな柑橘系の甘みとチョコレートのビター感のバランスがよくて、フォークがどうにも止まらない。ビターな甘さのチョコレートの中にミルキーな甘さのチョコソースがアクセントになっている。
パンケーキに添えられたホイップクリームをチョコソースの上にたっぷりと載せて、口に運んだ。ビターなチョコの甘さとホイップクリームのミルキーな甘さのハーモニーにアプリコットジャムのフルーティーな甘さの三重奏はなかなか食べ応えがある。

途中でフォークを置いて、ロイヤルミルクティーを飲む。メープルソースの入ったロイヤルミルクティーはパンケーキの甘さと合わさって、甘さのシンフォニーを奏でているようだ。やがて、ロイヤルミルクティーが喉の奥に消えていくと、口の中が優しい甘さに広がった。再びフォークを取ると、パンケーキを食べる。最後にパンケーキの一片で皿に溜まったチョコレートソースを拭うようにして食べてしまうと、パンケーキの余韻を楽しみながらロイヤルミルクティーを飲んだ。
ようやく気分が落ち着いたところで、活字が読みたくなった。ビジネスリュックサックの中から文庫本を取り出すと、ミルクティーを楽しみながら本を読む。マグカップの中のミルクティーが無くなると、紙コップの中の冷水をマグカップに注ぎ、マグカップの内側に付着したクリームやベリーソースを冷水で洗い流すように、水に溶かして冷水を飲んだ。口の中が少しサッパリとしたような気分である。

マグカップの中の冷水が無くなったところで、帰宅することにした。食器を返却して店を出る。国分寺駅構内に入ると、駅改札を抜けた。中央線快速電車下りホームに降りると、ホームに停車していた豊田行きの電車に乗った。
日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜けた。甲州街道に出て上を見上げると、上空には澄んだ暗い空が広がっていて、天頂付近に月が煌々と明かりを放っている。月の周囲には星が瞬いているのが見えた。昼間の気温の余韻なのか、夜になってもそれほど寒くはない。むしろ風が涼しく感じられた。


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