JG7WDI 鉄旅の隠れ家

鉄道の旅、各地の駅弁をテーマとしたブログです。

常磐線 651系車両に乗車!

2018-01-14 11:03:07 | 鉄道の旅
昨年暮れに仙台から高萩まで、常磐線経由で往復する機会がありました。常磐線は一部区間が不通となっており、浪江~富岡・竜田間はバス代行区間となっています。
太平洋側を経由し首都圏と東北を結ぶJR常磐線は、津波被害や福島第一原発事故による帰還困難区域設定のため、いまも不通となっていますが、一昨年12月に浜吉田(宮城県亘理町)~相馬(福島県相馬市)間(22.6Km)で一部区間を内陸側に移設、高架化を行い5年9か月ぶりに運転を再開、昨年4月には小高(福島県南相馬市)~浪江(福島県浪江町)間(8.9km)も開通しました。これは富岡町や浪江町が帰還困難区域を除き、避難指示解除を行ったことに合わせたもので、常磐線は浪江~仙台間(92.7km)がレールで結ばれました。さらに昨年10月には竜田(福島県楢葉町)~富岡(福島県富岡町)間(6.9km)の運転が再開、上下合わせて22本の列車が運行されています。沿線住民からは「久しぶりに電車が走る姿に感動した。いわき市へ出かけるには便利になった」と歓迎の声も聞かれます。このように、鉄道の運行再開は、地域の足として整備が着々と進められている証であり、震災前の生活環境の整備、震災復興に向けたまちづくりへ向けて大きな原動力となっています。
現在の不通区間は、帰還困難区域が大半を占める富岡(福島県富岡町)~浪江(福島県浪江町)間(20.8Km)で、JR東日本は2019年度末(平成32年3月)までに復旧工事を進め、全線での運転再開を目指しています。
現在、かつて使用されていた651系特急車両(4両編成)がいわき~竜田間(31.5Km)で2往復普通列車として運転されています。実際に乗車してみると、快適な乗り心地に普通列車であることをつい忘れてしまいそうな錯覚を起こさせます。震災前まで常磐線で運転されていた「特急スーパーひたち」が再び走行する姿を待ち望んでいる住民や沿線関係者は多いことでしょう。

写真撮影:JG7WDI
仙台駅






浜吉田~新地間の移設高架化区間






原ノ町駅




浪江行電車


浪江駅ホームから富岡方面を臨む(不通区間)


651系車両 竜田駅ホーム








いわき駅





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