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JR常磐線竜田~富岡間が6年半ぶりに運転再開!

2017-11-12 21:24:44 | 鉄道の旅
太平洋側を経由し首都圏と東北を結ぶJR常磐線は、津波被害や福島第一原発事故による帰還困難区域設定のため、いまも不通となっていますが、昨年12月に浜吉田(宮城県亘理町)~相馬(福島県相馬市)間(22.6Km)で一部区間を内陸側に移設、高架化を行い、5年9か月ぶりに運転を再開、今年4月1日には小高(福島県南相馬市)~浪江(福島県浪江町)間(8.9km)も開通しました。これは富岡町や浪江町が帰還困難区域を除き、避難指示解除を行ったことに合わせたもので、常磐線は浪江~仙台間(92.7km)がレールで結ばれ、竜田~富岡間は列車代行バスが運行されていました。10月21日には復旧工事が進められていた竜田(福島県楢葉町)~富岡(福島県富岡町)(6.9km)の運転が再開、上下合わせて22本の列車が運行されています。この運転再開に伴い、富岡~浪江間の列車代行バスがこれまでの上下2便から下り6便、上り5便に増便されています。沿線住民からは「6年半ぶりに電車が走る姿に感動した。いわき市へ出かけるには便利になる」と歓迎の声も聞かれました。このように、鉄道の運行再開は、地域の足として整備が着々と進められている証であり、震災前の生活環境の整備、震災復興に向けたまちづくりへ向けて大きな原動力となっています。
現在、常磐線の不通区間は、富岡(福島県富岡町)~浪江(福島県浪江町)間(20.8Km)で、JR東日本は2019年度末(平成32年3月)までに復旧工事を進め、全線での運転再開を目指しています。

写真撮影;JG7WDI

常磐線竜田駅










竜田駅から富岡駅方面を臨む


開通を祝うフラッグ(いわき駅)















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