十鉄(とうてつ)の愛称で親しまれていた十和田観光電鉄線は、近年は乗客の大半を通学の高校生が占めていますが、かつては旅客輸送、物流の主役として十和田地域の発展に貢献してきた鉄道です。大正11年に開業、89年の歴史に幕を閉じることになります。鉄道が地図から消えていくのはとても残念なことです。
十和田観光電鉄が、今年1月に国土交通省へ提出した廃止届けの中で以下のような廃止理由をあげています。
1.輸送人員は昭和45年度の165万人をピークにモータリゼーションの進展や沿線人口の減少等の影響を受け年々減少傾向となり、平成22年度では46万人とピーク時の28%程度まで減少。駅無人化やワンマン運転などの経費削減と集客イベントの実施や企画切符の販売等の増収策に努めてきたが、昭和63年度から営業損益の赤字が続き、平成22年度は2,331万円の赤字となった。
2.設備投資は今後老朽化した施設の機能維持を図るため10年間で総額7億2,000万円程度かかる見込みである。
以上の状況では十和田観光電鉄単独での運行維持は困難なため、「十和田観光鉄道活性化協議会」に今後の鉄道事業の存続協議及び設備投資への追加支援を要請。平成23年10月3日(月)に十和田市・三沢市・六戸町から、全面的な支援はできないとの回答を受け、十和田観光電鉄は平成23年10月11日(火)開催の同協議会臨時総会で、鉄道事業から撤退し路線バスを運行することで地域の足を確保することを表明、関係市町村などから代替バスの承認を受けたためと廃止至るまでの理由としています。
東北新幹線七戸十和田駅の開業で、観光客等人の流れが変わったこと、地元から鉄道存続に対する強い声が広がらなかったことも影響しているように思われます。
訪問したのは3月20日で、祝日とあって家族連れなどや鉄道趣味と思われる乗客で賑わっていました。一日乗車券を購入し三沢~十和田市間を2往復し、しっかり記憶に残して来ました。
十鉄三沢駅
モハ7700系
クハ7900系
三沢駅から十和田市方面を望む
十和田市~三沢 サボ
メーカーズプレート
十和田観光路線図
モハ7700系 十和田市駅で
青森県内の私鉄車内限定のポスター
十和田観光電鉄が、今年1月に国土交通省へ提出した廃止届けの中で以下のような廃止理由をあげています。
1.輸送人員は昭和45年度の165万人をピークにモータリゼーションの進展や沿線人口の減少等の影響を受け年々減少傾向となり、平成22年度では46万人とピーク時の28%程度まで減少。駅無人化やワンマン運転などの経費削減と集客イベントの実施や企画切符の販売等の増収策に努めてきたが、昭和63年度から営業損益の赤字が続き、平成22年度は2,331万円の赤字となった。
2.設備投資は今後老朽化した施設の機能維持を図るため10年間で総額7億2,000万円程度かかる見込みである。
以上の状況では十和田観光電鉄単独での運行維持は困難なため、「十和田観光鉄道活性化協議会」に今後の鉄道事業の存続協議及び設備投資への追加支援を要請。平成23年10月3日(月)に十和田市・三沢市・六戸町から、全面的な支援はできないとの回答を受け、十和田観光電鉄は平成23年10月11日(火)開催の同協議会臨時総会で、鉄道事業から撤退し路線バスを運行することで地域の足を確保することを表明、関係市町村などから代替バスの承認を受けたためと廃止至るまでの理由としています。
東北新幹線七戸十和田駅の開業で、観光客等人の流れが変わったこと、地元から鉄道存続に対する強い声が広がらなかったことも影響しているように思われます。
訪問したのは3月20日で、祝日とあって家族連れなどや鉄道趣味と思われる乗客で賑わっていました。一日乗車券を購入し三沢~十和田市間を2往復し、しっかり記憶に残して来ました。
十鉄三沢駅
モハ7700系
クハ7900系
三沢駅から十和田市方面を望む
十和田市~三沢 サボ
メーカーズプレート
十和田観光路線図
モハ7700系 十和田市駅で
青森県内の私鉄車内限定のポスター