幼い頃、決闘で父親を亡くしたバリー。青年に成長すると従姉のノーラと恋におちるが、恋のライバルである男性と決闘し、これに打ち勝つ。だがこの決闘は許されぬもので、そのせいで故郷を離れたバリーは道中、一文無しになってしまい、英国軍に入るが、やがてプロシア軍に鞍替えする。終戦後、ド・バリバリという男と意気投合したバリーは、ギャンブラーとして各国をわたり歩くが……。
バリー・リンドン 1975年/英/スタンリー・キューブリック
なるほど~~、これって、映画そのものが皮肉なんですかね~。
と、ついつい勘ぐってしまいがちな私。
のらりくらりなバリーの栄枯盛衰の一生に、美しく生きようが汚く生きようがお墓に入れば同じだってことなんですな~、ふむふむ。
3時間という長い映画でしたが、全く飽きませんでした。
こいつ、最後はどうなるんだ??と、ちょっと意地悪な気持ちで観ていたからだと思うのですが、思った通りに痛い目にあってくれたので満足でした(うわぁ~~、性格ワルッ!)。
戦争シーン以降は、お城のインテリアや綺麗な衣装を堪能し、お話以外にも楽しめた映画だったと思います。
でも、キューブリックですからねぇ。