一応無事に戻ってはきてくれたんですが……
まさか自分の身に降りかかるとは、思ってもみなかった出来事です。
戒めの意味でも、ちょっと詳細に残しておこうかと思います。
ちなみに我が家には二匹の猫がいますが、今回脱走したのはこの子。
去年うちに来た、一歳ちょっとの若い娘さんです。
名前は榛名。
里親探し猫カフェから来た子なので人見知りせず、怖いもの知らず。
野良経験もないことから外の世界への興味も強いみたいで、玄関ドアや
ベランダの戸が開く度に出ようとする、好奇心の強さの持ち主です。
8/5日の深夜近く。
そろそろ寝ようかな～とリビングのエアコンを消し、榛名を先住猫から
離すために和室へ連れて行こうとしたら、姿が見えないことに気づきました。
どっかに隠れて遊んでるんだろうと思って、餌を準備するふりをする
（こうするとすぐ出てくるので）→出てこない。
オモチャの音を立てて誘い出す→出てこない。
普段隠れてるところを探してみる→どこにもいない。
押入れやクローゼットに間違って閉じ込めていないか確認→どこにもいない。
そうやって探し続けて二十分くらいが経過し、さすがにおかしいと思って
家族とともに青くなりました。
どこかに入り込んでるんだとしたら鳴いて知らせるだろうけど、鳴き声一つ、
出ようとして暴れる物音一つしないのは異常ですし。
その時、私の心に嫌な心当たりが……
翌日仕事に行く準備をするため、ベランダに干してあるハンカチを取ろうとした際
ガラス戸を開けたのですが、もしかしたらその時に外へ出たのかも……
いやいや、時間にして五秒もなかったのに、そんなわけが！
と必死に否定しようとしたのですが、どう考えてもいなくなるきっかけは
そのときしかなかったのです。
以降はベランダで必死になって探しました。
とは言ってもファミリータイプのマンションのベランダはそう広いわけではなく、
探せる範囲は限られています。
そしてマンションのベランダには隣家との仕切りがありますが、
大概雨水を流すための溝の上が少し空いていることが多い。
その隙間は、猫だったらくぐれるくらいの空間なんですよね……
なので、榛名がこのベランダ伝いに別の家のベランダに行ってしまった可能性が
最も高いと思われました。
私はベランダで榛名の名前を何度も呼び、音のするタイプのオモチャを
鳴らして隅の方まで探し回りましたが、反応はなく。
それに人間は夜目がさほどききませんし、午前一時頃には捜索を断念するしか
ありませんでした。
それから家族と相談。
もう夜も遅いため、翌日朝八時頃になったら榛名が移動できると
思われる家に訊ねて行き、ベランダに猫がいないか見てもらおうと決めました。
合わせて、もし見つからなかった時のために↓のようなポスターも作成。
家はマンションの四階で、ベランダは城壁型。
猫であれば、飛び降りることも不可能ではない高さのため
万一を考えてのことでした。
この時点でもうできることはなく、しかたなく全員就寝。
当然心配で、ちゃんと寝ることなんてできませんでした。。。
お腹空かせてるだろうな、一人ぼっちで怖いだろうな、暑いだろうな、変なものを
食べてないかな、猫嫌いの住民に追いたてられたりしてないかな……
などと考えると、気が気じゃありません。
結局まんじりともせず、迎えた翌朝。
私は家族を送り出した後（今現在は出勤時間が遅いため、私一人が自宅に
残ることになります）に観葉植物に水をやろうとしてベランダに出ました。
これから同じ階のお宅を全部回らなきゃ、見つかるといいんだけど……と
溜息をつきつつ、水遣りを終えて部屋に戻ろうとしたときです。
ふと視線を走らせたベランダの隅に置いてある木材ごみと雨樋の間に、
黒い毛の塊が……
榛名でした！
「榛名？榛名！」
と慌てて呼んでも榛名は動かず、ごみをどけて抱っこしようとしても
やっぱりなかなか立とうとはしてくれません。
それでも何とか抱き上げてみると、足とお腹は泥だらけ。
昨日同じ位置を確かめても何もなかったので、恐らく一晩ベランダ伝いに彷徨ってから
うちに戻って来たのでしょう。
榛名を部屋に入れると、普段あまり隠れることがないのに、そのまま
隠れ場所であるソファーの下に一直線。
一晩家に入れなかったために、恐怖心と不安MAXになっていたんだと思います。
それから私は慌てて家族に榛名が見つかったことを連絡して、
榛名をお風呂に入れて餌をやり、自分も一時間遅れで仕事に行ったのでした……
が、寝不足と疲れのせいで、普段しないようなミスを連発してしまい
役立たずの状態に。。。
結果として無事に戻ってきてくれたから良かったのですが、
最悪ベランダから落ちて死亡、大怪我、行方不明なんて事態も考えられたのだから
自分がベランダに出るときは猫が足元にいないか、常に気を配らなくてはと
痛感させられた出来事です。
普段全く外に出ない家猫が外に行ってしまう、というのは
飼い主の過失がほぼ100%の原因だと思いますし。
そして時間にして7、8時間程度ですが、まさに胸が潰れるほどに
心配し、ペットも大切な家族なんだということを実感しました。
ペットを部屋飼いしている皆さんも、常に可能性のあることとして
考えていればこんな事故は防げる、という教訓にして頂ければな、
と思えた事件です。
そして現在の榛名ですが……
戻ってきた直後はちょっと大人しくしてたのに、早くも平常運転に戻ったらしく
元気に先住猫の千尋へ飛びかかってはフシャーと撃退されております。
で、相変わらず玄関やベランダから外へ出ようとします。
懲 り な い の か よ
と呆れつつも、やっぱり可愛い娘ちゃんだったり。
早々に笑い話にできて、本当に良かったです。
君らの安全は、私たちが守るからね！
と誓いも新たに、今日もご奉仕を続ける私らなのでした！
まさか自分の身に降りかかるとは、思ってもみなかった出来事です。
戒めの意味でも、ちょっと詳細に残しておこうかと思います。
ちなみに我が家には二匹の猫がいますが、今回脱走したのはこの子。
去年うちに来た、一歳ちょっとの若い娘さんです。
名前は榛名。
里親探し猫カフェから来た子なので人見知りせず、怖いもの知らず。
野良経験もないことから外の世界への興味も強いみたいで、玄関ドアや
ベランダの戸が開く度に出ようとする、好奇心の強さの持ち主です。
8/5日の深夜近く。
そろそろ寝ようかな～とリビングのエアコンを消し、榛名を先住猫から
離すために和室へ連れて行こうとしたら、姿が見えないことに気づきました。
どっかに隠れて遊んでるんだろうと思って、餌を準備するふりをする
（こうするとすぐ出てくるので）→出てこない。
オモチャの音を立てて誘い出す→出てこない。
普段隠れてるところを探してみる→どこにもいない。
押入れやクローゼットに間違って閉じ込めていないか確認→どこにもいない。
そうやって探し続けて二十分くらいが経過し、さすがにおかしいと思って
家族とともに青くなりました。
どこかに入り込んでるんだとしたら鳴いて知らせるだろうけど、鳴き声一つ、
出ようとして暴れる物音一つしないのは異常ですし。
その時、私の心に嫌な心当たりが……
翌日仕事に行く準備をするため、ベランダに干してあるハンカチを取ろうとした際
ガラス戸を開けたのですが、もしかしたらその時に外へ出たのかも……
いやいや、時間にして五秒もなかったのに、そんなわけが！
と必死に否定しようとしたのですが、どう考えてもいなくなるきっかけは
そのときしかなかったのです。
以降はベランダで必死になって探しました。
とは言ってもファミリータイプのマンションのベランダはそう広いわけではなく、
探せる範囲は限られています。
そしてマンションのベランダには隣家との仕切りがありますが、
大概雨水を流すための溝の上が少し空いていることが多い。
その隙間は、猫だったらくぐれるくらいの空間なんですよね……
なので、榛名がこのベランダ伝いに別の家のベランダに行ってしまった可能性が
最も高いと思われました。
私はベランダで榛名の名前を何度も呼び、音のするタイプのオモチャを
鳴らして隅の方まで探し回りましたが、反応はなく。
それに人間は夜目がさほどききませんし、午前一時頃には捜索を断念するしか
ありませんでした。
それから家族と相談。
もう夜も遅いため、翌日朝八時頃になったら榛名が移動できると
思われる家に訊ねて行き、ベランダに猫がいないか見てもらおうと決めました。
合わせて、もし見つからなかった時のために↓のようなポスターも作成。
家はマンションの四階で、ベランダは城壁型。
猫であれば、飛び降りることも不可能ではない高さのため
万一を考えてのことでした。
この時点でもうできることはなく、しかたなく全員就寝。
当然心配で、ちゃんと寝ることなんてできませんでした。。。
お腹空かせてるだろうな、一人ぼっちで怖いだろうな、暑いだろうな、変なものを
食べてないかな、猫嫌いの住民に追いたてられたりしてないかな……
などと考えると、気が気じゃありません。
結局まんじりともせず、迎えた翌朝。
私は家族を送り出した後（今現在は出勤時間が遅いため、私一人が自宅に
残ることになります）に観葉植物に水をやろうとしてベランダに出ました。
これから同じ階のお宅を全部回らなきゃ、見つかるといいんだけど……と
溜息をつきつつ、水遣りを終えて部屋に戻ろうとしたときです。
ふと視線を走らせたベランダの隅に置いてある木材ごみと雨樋の間に、
黒い毛の塊が……
榛名でした！
「榛名？榛名！」
と慌てて呼んでも榛名は動かず、ごみをどけて抱っこしようとしても
やっぱりなかなか立とうとはしてくれません。
それでも何とか抱き上げてみると、足とお腹は泥だらけ。
昨日同じ位置を確かめても何もなかったので、恐らく一晩ベランダ伝いに彷徨ってから
うちに戻って来たのでしょう。
榛名を部屋に入れると、普段あまり隠れることがないのに、そのまま
隠れ場所であるソファーの下に一直線。
一晩家に入れなかったために、恐怖心と不安MAXになっていたんだと思います。
それから私は慌てて家族に榛名が見つかったことを連絡して、
榛名をお風呂に入れて餌をやり、自分も一時間遅れで仕事に行ったのでした……
が、寝不足と疲れのせいで、普段しないようなミスを連発してしまい
役立たずの状態に。。。
結果として無事に戻ってきてくれたから良かったのですが、
最悪ベランダから落ちて死亡、大怪我、行方不明なんて事態も考えられたのだから
自分がベランダに出るときは猫が足元にいないか、常に気を配らなくてはと
痛感させられた出来事です。
普段全く外に出ない家猫が外に行ってしまう、というのは
飼い主の過失がほぼ100%の原因だと思いますし。
そして時間にして7、8時間程度ですが、まさに胸が潰れるほどに
心配し、ペットも大切な家族なんだということを実感しました。
ペットを部屋飼いしている皆さんも、常に可能性のあることとして
考えていればこんな事故は防げる、という教訓にして頂ければな、
と思えた事件です。
そして現在の榛名ですが……
戻ってきた直後はちょっと大人しくしてたのに、早くも平常運転に戻ったらしく
元気に先住猫の千尋へ飛びかかってはフシャーと撃退されております。
で、相変わらず玄関やベランダから外へ出ようとします。
懲 り な い の か よ
と呆れつつも、やっぱり可愛い娘ちゃんだったり。
早々に笑い話にできて、本当に良かったです。
君らの安全は、私たちが守るからね！
と誓いも新たに、今日もご奉仕を続ける私らなのでした！
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