2007 JAPAN CUP Cycle Road Race その２

その１で書き忘れたが，路面は昨夜の雨でまだ乾ききっていない．野寺選手は少しタイヤの空気を抜いていた．これにより転がり摩擦を高めるのだろう．ちょっと参考になった．

さて，３周目に入ったところででSkil Shimanoのサポートカーに乗車する．サポートカーの順番は前日の監督会議で決められており，SSは５番目．私をピックアップすることで遅れたのを右サイドから一気に追い上げ定位置へ．すぐ前の４番目は栗村監督が運転するTEAM MIYATA号．それにしても栗村監督の人気は凄い．沿道から
「くーりむらっ，くーりむらっ．．．」
と栗村コールが響く．今西コーチによると栗村監督も選手時代はShimanoにいたとのこと．

今西コーチへも
「いまにしーっ！」
と男のダミ声が届き，今西さん苦笑．頂上へ登る道の周りは大勢の観客で埋め尽くされている．


一人の中国人選手が下りの激坂＆ワインディングロードで大きく遅れている．今西さんによれば
「びびりやがって」
とのこと．路面は濡れてるし普段あまり車も走らないらしくコケが生えてたりと，ビビるのも無理ない気もする．遅れた選手はパスすると集団後方が見えてきた．５番目のサポートカーからでもそれなりに見える．レースは５人が逃げを打ち，２分半まで差を広げた．５人の中に廣瀬選手がいる．そこで今西コーチは先頭集団の後につけることにしてくれた．我々へのサービスかも知れない．お陰で大集団を左手に見ての走行．しばらく廣瀬選手達先頭集団の後に，オフィシャルを挟んで走る．オフィシャルを抜こうとするGuestカーがいたが，オフィシャルより前に出るなと再三注意されていた．


先頭集団は相変わらずしゃかりきになって走っているので，サポートカーを再び集団の後方へ下げることにした．先頭集団との差は２分５０秒まで開いた．一周が１４キロ（最後の１１週目は１０キロ）なので，１０キロで１分詰めるとすると２週以上かかる差か．５周を過ぎると補給が解禁になる．さっそく選手達からオーダが入り出す．このあたりは企業秘密かも知れないので書かないが，かなり面白いやり取りが交わされていた．土井選手になかなかパンが渡せないのでちょっとハラハラしたが，基本的に阿部選手が皆の補給を受け取りに集団の後まで下がってきた．


私は助手席に座っていたので，最初の一周はデジタルビデオカメラでしっかり撮影した．その後はデジ一で連写しまくった．結局Japan Cup全体で１，３００枚くらい写真を撮ったｗ フロリダ行きのフライト中にじっくり見ようと思う．

レースも７周を終る頃，酔い止め薬も限界か，ゲロシタイナーではないがｗ気分が優れなくなっていた．それに最後の方はゴール前の登坂を直に見る方が面白いだろうということで駐車場付近で降ろして貰い，自分のバイクでゴール付近まで行って待機した．場内には今中大介さんの解説が放送されていて，レース状況が大体わかった．最後にやはり本命のリッコが登りで他を圧倒したらしい．ところが平地でまた追いつかれ７人くらいの先頭集団の争いになった模様．その中にSSでは土井選手がいた．新城選手もいる．そして何と，本命リッコが下りでこけたらしく，大きく遅れたとのこと．しかし最後はリッコのアシストだったManuele Mori（マヌエーレ・モーリ）がゴール前の登坂で他を圧倒しゴール！新城選手が５位，土井選手は少し遅れてゴールとなった．残念．．．orz


やはり新城選手は強い．若いので今後まだまだ伸びるだろうが，来年は別府選手も出場して，雪辱してくれることを祈ろう．幸い３つの山岳賞のうち，一つを廣瀬選手がGETしてくれた．「おめでとうございます」と祝福させて頂いた．

今西コーチがインタビュを受けてるので，撮影した．が，もしかしてインタビュアはくりらじなどで活躍されているCHIHOさんだ．mixiでやり取りしたことがある．その時のお礼を言うと覚えていてくれた．


こういうイベントだと初めて会う人でも，話題が一緒なので話が盛り上がる．

ボトルは捨てるとのことなので，もったいないと思い３つほど頂いた．


なんかまだまだ書き足りないが，時間も足りないので取り敢えずこの辺にしておこう．


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