ツール・ド・フラフラ

2021年からはキャンプやそのためのギアについて書いていきます.

ツール・ド・フランス 2009観戦記

2009年07月20日 | ロードバイク
ツール・ド・フランスを観戦してきた.ステージはスペインを舞台としてジローナをスタート,バルセロナにゴールする第6ステージとバルセロナをスタートしアンドラ公国の超級山岳をゴールとする第7ステージ.

・バルセロナ行き

7月5日,予定を2時間近く遅れたBA006便で成田を出発,ロンドンを経由して夜,スペインはコンタドールの故郷,マドリッドに入国.2泊の予定だったが二日間荷物が届かず3泊することに.結果的に帰途で予定していたアンダルシア地方の観光を諦めることになった.

本来7日は経由地のサラゴサに一泊する予定だったがマドリッドに留まったため,7月8日,マドリッドからツール観戦地のバルセロナにレンタカーで一気に630キロ以上走って移動.それでも朝9時前にマドリッドを出発し,何とか夕方17時頃には到着.泊るホテル(Auto Hogar)には地下に駐車場があったのだが,道が複雑で一苦労して駐車.夜食はホテル前の歩道に出ているレストランでパエリアとピッチャーに入ったセルベッサ(ビール).一人20ユーロくらい.

・第6ステージ ジローナ~バルセロナ

7月10日午後,第6ステージ,ジローナをスタートした選手達がバルセロナにゴールしてくるのを見るために,会社の自転車仲間,かのさんと合流,共にゴール地点へ向かう.ホテルの前の通りにはロープが張られている.公式サイトからも選手達が走るコースであることがわかっていたので,通りに沿って行けばすぐにゴールがあるのだろうと思っていた.しかし誰に聞いてもゴール地点を知らない.いい加減なものだw 結局スペイン広場まで行き,そこから左に曲がり,有森裕子も登ったであろう道をモンジュイックの丘の方に登ることに.マジカの噴水前を通ると残り2キロの表示が...マジか...orz






で,途中一時的なお土産屋とかがあった関係でコースの右側を登っていたら,ゴール手前200メートルまでしか行けないことが判明.大勢の観客が戻って来る.我々も反対側に渡れるお土産屋まで戻る羽目に.左側に渡り再びコースに沿って登りゴールまで行くが,ゴール過ぎ100メートルくらい先に行かないとコースが見えないくらい人がいる.まだ選手達がゴールするまで2時間くらいあるというのに.場所を確保すると隣はスペイン人の女の子.ツールとブエルタとどっちが大事か聞いたらやはりツールだそうだ.

コースを登っている間強く降っていた雨は選手がゴールしてくる頃にはあがった.遠くの大画面で何となくレース展開がわかる.待ってる間キャラバン隊が次々とゴールしてくる.これらもツールの間一緒に大移動しているのかと思うとその大変さに驚く.

両隣の人と何時にゴールしてくるんだろうねえと散々気をもんだ後,ようやくゴール方向が騒がしくなり,先頭集団がゴールに入ってくる.次々と選手達がゴールしてくるが,なかなか日本人はゴールして来ない.ようやく新城選手がゴールしてきた.ちょっと汚れていて,後で聞いたら落車に2回も巻き込まれていたらしい.
「ゆきやー,おつかれー」
と声を掛けるとニッコリ笑ってくれた.続いてフミがチームメートと共にゴール.こちらも
「フミ,おつかれー」
と声を掛けるとホッとしたような笑みを見せてくれた.後で聞いた話では体調が悪かったらしい.

レース後,今西コーチに挨拶し第7ステージの段取りを確認.


フミも日本からのファンのサイン要望に応えていた.


夜はかのさんとレース現場で知り合った通訳のミミさん(ツアー・オブ台湾で活躍してるらしい)とザーブラとでバルをはしごして料理やセルベッサを堪能.

・第7ステージ バルセロナ~アンドレ アルカリス

いよいよ第7ステージ,前半戦の最難関,唯一の超級山岳ゴールのバルセロナ-アンドラの224キロの戦い.エスパーニャ広場前のスタート地点でスタートも観たいものの今西コーチに案内頂き裏舞台をウォッチ.

[黄色いリストバンドがVillageへの入場証]




当然コンタドールやランスの人気は凄く,スキル・シマノの斜め前のアスタナのバスには黒山の人だかり.




肝心のフミはメディアのインタビュー.海外メディアからも注目されている.


そのフミのバイク.山岳ステージだからか,細いカーボンフレームでかなり軽そう.




フミに挨拶した後,新城選手の様子を見に行ったところでどうもランスがスタート地点に行ってしまった.しかしコンタドールがバスからスタート地点へむかうところはバッチリ目の前で拝ませて貰う.

[志穂さんのインタビュを受ける新城選手]


[スタート地点へ向かうコンタドール]


iyashinboが乗るBHはAG2Rが使用.G5になっていた.クランクセットはFSAのニューモデルか.


選手がスタート後,スキル・シマノのバスでゴール手前20キロにあるホテルまで運んで貰う.ホテルはなかなかお洒落な建物だが,この一体こんな感じの建物が多い.




[チームバスのドライバさんはコースを確認]


[バスにはシャワー室も]


3時間少々でアンドラ公国内のスキル・シマノが滞在するホテルに到着.


ホテル前の道をちょっと下るとすぐにコースに出る.ちょうどカーブの外周側だが,そこから少し登ったところで観戦することにした.ゴール20キロ手前も既に山岳真っ只中で結構な登りが続く場所で選手達のスピードが落ちるだろうこととその辺りが空いていたのだ.また超級山岳ゴールなのでゴールへ行くのは大変だし,何より帰るのが大変だろう.

[カーブの先の登ったところで観戦することに]


その前にキャラバン隊が次々とやってきて色々な物をばら撒いて行くのでしばらくそれを見ていた.お陰で結構お土産がGETできた.SKODAのロゴ入り帽子などは5つも貰った.日本だとわかる人にはわかるだろう(がほとんどの人にはわからないだろうw).















[自走でゴール目指して登る観客も]






[登り傾斜はこんな感じ]


最初はキャラバン隊のパレードが色んな物を放ってくれるので,それを貰うために外にいたが,その後沿道にあるバルでかのさんとセルベッサを飲みながらテレビ観戦して待機.

[コース沿いにあるバルでTV観戦しながら選手達を待つ]


アスタナを含まない逃げ集団をアスタナ率いるプロトンが追走する展開.あと30分もすれば登ってくるという頃に道に出て好位置を確保して待つ.遥か下に多数の明かりが見えやってくるのがわかる.それにしても登りだというのにもの凄いスピードだ.まずは逃げ集団が通り抜け,5分少々でランスやコンタドールが前にいる集団が来るが,かなりばらけている.

[先頭の逃げ集団]


[追走集団をASTANA勢6名が引く]




追走集団に日本人がいない.がすぐにフミもやってきた.
「フミー,ふんばれー」
の掛け声に笑顔で応える.



その後,サポートカーの一群の後に一人登る新城選手が見えた.
「ゆきやー,がんばれー」
の掛け声によっしゃとばかりに踏み込みながらバシーン(道に投げるので)とボトルを投げてくれた.もちろんGET!お宝だw



他に日本人がいないから日本語で応援するとすぐにわかってくれるのだ.

最後の選手が通り抜けるのを沿道で見届けた後,ホテルの大画面でスキル・シマノのスタッフらと観戦.



最後はやっぱりコンタドールが行ってくれた.そしてギリギリ8秒でマイヨジョーヌを着ないところが戦略的(と言う訳ではなかったようだが).なお,帰国後J Sportsの録画を見たら,しっかりiyashinboが映っていたww もっともこれは本人しかわからないだろう.

イヴァンGMとも色々有意義な話ができた.若いのにとてもよくできたナイスガイだ.



フミは元気にホテル前の激坂を駆け登り二番目で帰って来た.



なんとしても
「パリまで行って」
と懇願wついでに
「あ,そうそうステージ優勝も」
と言うと流石に
「簡単に言ってくれますねー」
と笑われた.でもチームTTでこけたスキル・シマノ,総合争いは圏外なので是非ともステージを狙って欲しいし,そうそう今年のようなチャンスはないだろう.「(山岳だったので)今日は頑張るつもりじゃなかったのに」
というフミの言葉に調子の良さを感じた.

アンドラからバルセロナへの帰りは19時15分発の最終便のバスに乗った.なお鉄道はない.ホテルからバス停までは15キロくらいあったのでタクシを呼んで貰ったが,ゴールから下ってくる選手達に挟まれた.速度メータは時速60キロくらいを指していた.

畑中選手のブログでも紹介されていたアンドラ公国のバス停の一つから乗る]




今回のツール観戦記はざっと以上.長くなるので観光編は次回記事にて.




■ Optio W80



■サンヨー トラベルポットAVA500 (旅行用品) 01477-14




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2 コメント

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お会いできず、残念… (chiho)
2009-08-01 05:33:22
ツール、お疲れ様でした。
色々あったみたいですが、楽しめたようですね。

バルセロナがスタートの日、私たちはバルセロナ市内で1時間ほど迷ってしまい、スタートぎりぎりに着いたので、結局お会いできずでした。ブイグのバスで新城選手と話はできたので、きっとすれ違いだったんでしょう~。
本当、残念です。

日本人選手たちは2人とも最後まで完走してくれて、本当に記念すべきツールでした。
また来年以降もきっと続いていろんな選手が活躍すると思うので、早いですが来年のツール観戦計画立ててくださいね~。

今度は日本のレースでお会いできるの楽しみにしています!
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やはりツールを観るのは... (iyashinbo)
2009-08-01 23:11:05
> chihoさん
来年はずっとテレビ観戦でしょう.やはりJ Sportsでの観戦が楽だし安いし,現地の詳細情報はくりらじでchihoさんの話を聞けばわかりますし.
今度お目にかかるのは宇都宮ですね.フミが凱旋帰国して出れば盛り上がるけど(出ないでしょうね)...
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