再発 1
昨日は乳がんが発見された当初の状況を書きましたが、今日は
再発が見つかったときの状況を書いていきます。
発見されてから時系列をおって書いていくとなかなか現在の状況まで
書き進めることができませんので、平衡して書いていくのがよいかと
思ったのです。
腫瘍マーカーという血液検査があるのですが、私は手術前から三種類
とって経過観察に使用されていました。
二年ほど前からひとつのマーカーst439が正常値を超えてきていたのです。
そのマーカーは乳がんにおいてスタンダードなものではなく、人によっては異常な
数値が出ても全く異常が見つからないというような、偽陽性が多いマーカーだった
こともあって主治医からそんなに心配しなくてもよいといわれていました。
実際に二年前三年ぶりにとった時、三年前は正常値7以下であったその数値が48ま
であがっていました。
そのときも一度PETーCTに入って検査したのですが異常は
全く見つからなかったのです。
スッキリしないまま、三カ月おき、六ヶ月おきにマーカーをとっていましたが、
2006年九月には3ケタに上がり119に、そしてその六ヵ月後の2007年三月には
484まではねあがっていました。
そのときには、もうひとつのマーカーCA15-3も正常値をはるかに超えた3ケタ代
を示し、どうかんがえても偽陽性といえる範疇を超えているのが分かりました。
しかし私はその時大事な仕事があり、そこで再発が完全にわかってしまうと
その仕事を乗り切ることができないと思ったのです。
乳がんは再発してしまうと、完治は非常に難しく早く再発を見つけて治療しても
その後の生存期間を有意に延ばすことができないという臨床試験の結果が
世界的な乳がんの治療のコンセンサスを得ており、私の病院でも
再発の検索には消極的です。それなら一ヶ月や二ヶ月検査が遅れてもいいだろう
ということで、それから約二ヵ月後の5月末、二年ぶり2度目のPET-CTの
予約をして帰途につきました。
昨日は乳がんが発見された当初の状況を書きましたが、今日は
再発が見つかったときの状況を書いていきます。
発見されてから時系列をおって書いていくとなかなか現在の状況まで
書き進めることができませんので、平衡して書いていくのがよいかと
思ったのです。
腫瘍マーカーという血液検査があるのですが、私は手術前から三種類
とって経過観察に使用されていました。
二年ほど前からひとつのマーカーst439が正常値を超えてきていたのです。
そのマーカーは乳がんにおいてスタンダードなものではなく、人によっては異常な
数値が出ても全く異常が見つからないというような、偽陽性が多いマーカーだった
こともあって主治医からそんなに心配しなくてもよいといわれていました。
実際に二年前三年ぶりにとった時、三年前は正常値7以下であったその数値が48ま
であがっていました。
そのときも一度PETーCTに入って検査したのですが異常は
全く見つからなかったのです。
スッキリしないまま、三カ月おき、六ヶ月おきにマーカーをとっていましたが、
2006年九月には3ケタに上がり119に、そしてその六ヵ月後の2007年三月には
484まではねあがっていました。
そのときには、もうひとつのマーカーCA15-3も正常値をはるかに超えた3ケタ代
を示し、どうかんがえても偽陽性といえる範疇を超えているのが分かりました。
しかし私はその時大事な仕事があり、そこで再発が完全にわかってしまうと
その仕事を乗り切ることができないと思ったのです。
乳がんは再発してしまうと、完治は非常に難しく早く再発を見つけて治療しても
その後の生存期間を有意に延ばすことができないという臨床試験の結果が
世界的な乳がんの治療のコンセンサスを得ており、私の病院でも
再発の検索には消極的です。それなら一ヶ月や二ヶ月検査が遅れてもいいだろう
ということで、それから約二ヵ月後の5月末、二年ぶり2度目のPET-CTの
予約をして帰途につきました。