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1999年32歳で乳がん発覚、2007年に再発した女のぶっちゃけトーク

人生の転機

2007-11-16 11:09:07 | クリスチャン的
クリスチャン的 1

 8年前になるから、1999年の今日、初めて自分が乳がんであることを知ったのだ

った。

 結婚・出産・離婚など、様々な人生の転機を経験したけれども、この日私に訪れ

た転機は、人生の中でもっとも大きなもののひとつだ。

 病気にならなかったら、どんな人生だったのだろう。8年前を遡ってみると、私

は32歳。子供は上の子が4歳下の子が1歳。当時はまだ結婚していた。下の子がその

の4月から保育園に入れることができて、これから仕事に本格的に復帰しようと焦

っていた。今から考えれば、まだまだそんな時期ではなかったのだが、私はどうし

ても自分の仕事で成功したかった。出産をしたことによって、思うように仕事がで

きなくなっていたのだ。そんな再スタートを切ったばかりの時に、大きな困難が目

の前にある私の新しい計画を阻んだ。経験したことのないような大きな、大きな挫

折だった。今までは自分が努力すれば、何とか乗り越えられる問題だった。時間が

掛かることであっても、少しずつでも現状は改善していっていた。しかし、病気と

なると別である。運命を完全に他のものに乗っ取られたように感じ、自分ではもは

や手も足も出ないような暗闇の中に引き込まれていった。


 今振り返って見ると、この経験がなかったら私は上っ面の人生を今も生きていた

に違いない。この経験をしたからこそ、多くのことに目を開かれていった。そして

何よりも、真にキリストと出会う事ができたのだ。キリストとは宗教ではないの

だ。これを理解してもらうのは非常に難しいことだ。キリストとは教会の前に飾っ

てある、青い目をした美しいナイスガイではないのだ。完全な孤独と絶望の中で

で、唯一私を助けてくださった方、これが生きるキリストだ。あなたの人生におい

てもその出会いが待っていると私は信じる。そのとき、彼の差し出す手を振り払う

ことの出来る人は、そんなに多くはない。人は皆、孤独に弱い。神は私たちをその

ように造られたのだ。隣人と、神を愛するために。