【公式】インディペンデンスヴィレッジ成城西便り

「選び取る自由を生きる! - インディペンデンスヴィレッジ成城西スタッフたちのブログ」

世にも恐ろしい物語

2023-10-30 17:04:25 | 渡辺

―これは別世界への旅です。目や耳や心だけの別世界ではなく、想像に絶したすばらしい世界への旅。あなたは今、ミステリー・ゾーンに入ろうとしているのです(ドラマ『ミステリー・ゾーン⦅原題 The Twillight Zone⦆』より)―

 

…時は令和5年10月27日。Tokyo City 渋谷では「渋谷に来ないで!」と厳戒態勢が敷かれる中、

狛江市に居を構えるここインディペンデンスヴィレッジ成城西では暮れ方、秘密のパーティーが開かれた…。

おばけがウヨウヨ「うらめしや~」。そしていつもの夕食より早めの17時30分スタート(はやめしや~)。

ハット!気が付きゃ、帽子が浮いとるぞォー。

全体の装飾から小物に至るまで、インディペンデンスが誇るアート・ディレクター氏のセンスが光る。

そしてハロウィン・フィーリングなディナーメニューが供される。                  好評頂いた”オレンジ釜 “

行けッ!下僕たちよ。その身を削り、命を賭して主の下へ。

お土産もあるらむ。いとをかし

…間違い探し⁉

こうして秋の夜は更けていくのだった…。

それにしてもなんと恐ろしいことでしょう。

心尽くしのおもてなしに、たちまち虜となってしまったが最後、

更なるあたたかいサービスでどんどん心地よくなってしまい、ここにずっといたくなってしまう。

もはやミステリーゾーンの住人なのです。

 

次はあなたの番です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


三匹の猫

2023-10-09 16:20:16 | 渡辺

10月7日、インディペンデンスヴィレッジ成城西ではアフタヌーンコンサート#166が開催されました

出演は日野水はるか(ソプラノ)さん、荒井俊匡(バスバリトン)さん、森下柚香(ピアノ)さんの《こいねこ》です。

歌劇《フィガロの結婚》第一幕小二重唱「5…10…20…」から始まり、小二重唱「奥様がお呼びのときは」、

カヴァティーナ「もしも踊りをなさりたければ」と続き、

ピアノソロでショパン:前奏曲Оp.28-15「雨だれ」を。

そしてリハの時からニャンとも楽しげだったロッシニー:猫の二重唱

猫耳に小道具も飛び出すコミカルな演出と迫力ある歌声のコントラストがシュールで、ニャンともおかしく、

演者も観客もキャットキャット(笑)と楽しい演目でした。

その後も台湾にルーツのある荒井さんによる雨夜花、ラストは星に願いを

そしてアンコールは全員参加で小さい秋見つけたを。

アフタートークも盛り上がり、さる入居者の方からは「今までで一番良かった!」とのお言葉もあり、

ご好評でありました。

またの機会をお待ちしております。

 

 


マジカル・タイム・ドリップ

2023-09-11 16:08:23 | 渡辺

毎週金曜の昼下がり、インディペンデンスヴィレッジ成城西では

IⅤカフェという名のちょっぴり贅沢なコーヒータイムが訪れる。

この日のために仕入れた豆を挽くところから始まる。

挽き始めると甘く、ほろ苦い香りが…。挽きたては味も香りもフレッシュである。

思いを込めて、静かに注ぐ。そこに言葉はいらない。

水と粉。

異なる存在は互いが互いを欲するかのように激しく、そして優しく溶け合い、

刹那という悠久を越えて混じり合い、やがてひとつとなる。

どんなに時が移ろへど、その理は不変で、そこに何の矛盾もない。

いざ、至福の時間へ

あなたも昼下がりの束の間、遥かな瞬間(とき)へ思いを馳せてみませんか。

 

 


藪刈り~哀愁のメカニック~

2023-07-31 11:07:34 | 渡辺

とある夏の日。

藪から棒に男たちは刈りを始める…。

 

爽やかな出で立ちとは裏腹に、血走った眼の浅黒い肌をした男が二人、庭を眺めていた。

その背中には数々の修羅場を掻い潜ってきたであろう殺気めいたものが漂っていた。

ふと兄貴分らしき男は不敵な笑みを浮かべ、弟分にぼそりと呟いた。

「よう生えたもんじゃ。…なあヤマ」

「ほうじゃのう、アニキ」

何の気無しに頷いたヤマであったが、その刹那何かを察したらしく、

瞬く間に顔は青ざめ、額から脂汗を垂らしていた。

「……。まさかアニキ、まさか…」

「おう、そのまさかじゃ。ヤマ、おんどれビビっとるんじゃなかろうのう」

「いや、そがなぁこと…。今までアニキとどれだけ危ない橋を渡ってきたか。

忘れたとは言わせませんぜ」

心の内を見透かされ、動揺したヤマであったがすぐさま切り返した。

彼には単なる後輩ではなく、長年苦楽を共にしてきた仲間であるという自負があったのである。

一方、覚えがあったのか内心怯んだアニキであったが、そこは経験の差なのかそんな様子はおく

びにも出さず、むしろより強気に打って出た。

「何を言うとるんじゃ。かばちたれるな。ほれ、とっとと準備しんさい!」

「へい…」

不満げな表情のヤマであったが、上下関係の厳しい世界。とどのつまり、先輩に従うしかない。

「ええいッ。やけくそじゃ」

腹を決め、段取りにかかるヤマであった。

 

さっそく刈りを開始した二人だったが、武器の選択にも違いが見られた。

小ぶりな刃物を手にしたのはアニキ。見た目こそ奥ゆかしいが、殺傷能力が高いうえに手になじん

で扱い易く、サツにも目をつけられにくい。ベテランゆえのチョイスと言えよう。

一方ヤマはと言えばこちらも小ぶりで目立たないが、より硬くて太い部位も断つことの出来る

バラシにはうってつけの凶器を選んだ。

邪魔するものは容赦しない。断つべし。断つべし…。

そして刈ったブツはおカミに咎められぬよう、処理しなければならない。

目指すは完全犯罪である……。

「アニキ、こんなんでええじゃろか」「そうじゃなあ…」

「よし、終わりじゃ。引き上げるぞ」

「へいッ」

始末を終え、額の汗を拭うと男たちは何事もなかったかのように、静かに姿を消した。

かくして男たちの刈りは終わり、インディペンデンスヴィレッジ成城西の美化は守られた。

すると待っていたかのように蝉がけたたましく鳴き始めた。

季節は足早に駆けていく。

今日も暑くなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A Journey Far Away ~明日へ向かって舵を取れ~

2023-05-09 16:05:11 | 渡辺

~高齢者マンションそれは人類に残された最後の開拓地である。

そこには人類の想像を絶する新しい交流、新しい生活が待ち受けているに違いない。

これは人類最初の試みとして開設されたインディペンデンスヴィレッジ成城西の驚異に満ちた物語である~

 

航海日誌665番:令和5年5月5日、インディペンデンスヴィレッジ成城西では

端午の節句ディナーイベントが開催されました。

今回のお品書きは・・・

下段の朱色の椀が蟹しんじょう(エビ 、 カニ 、 魚 の 白身 などをすりつぶしたものに、 山芋 や 卵白 、 だし汁 などを加えて味をつけ、 蒸したり 、 ゆでたり 、 揚げたり して調理したもの)

さあ、宴の開始です。

夫婦でゆったりと

女同士で

男同士で

それぞれの形で同じ釜の飯を食する仲間たち。みんなちがって、みんないい。それぞれの楽しみ方で。それがIV流。

 

インディペンデンスヴィレッジ成城西=IVは高齢者福祉施設ではありません。分譲マンションです。

ただ、ディナーイベント🍽カフェ☕バー🍷の開催、カラオケ🎤麻雀🀄映画🎬コンサート🎹に講談etc.また過去には

バスツアー🚌など数々のイベント=ACTIVITYがあります。

この‘’人々(入居者同士)の交流‘’ はIV設立以来の理念の一つです。

参加は自由で、費用は参加者負担となりますが、

やるからには心から楽しんでもらえるよう、

また、出来るだけ多くの方に参加してもらえるようにしたいという思いがあります。

入居者の方からも交流の機会を求める声があり、

スタッフ間でも、今こそACTIVITYに力を入れていこうと話し合っています。

IVの‘’シン・ACTIVITY‘’にご期待あれ🌺

 

繰り返しますが、IVは高齢者施設ではありません。

我々ができるのはご提案やサポートであり、決めるのは入居者の方々自身です。

勿論、人員や資金等々難しいこともあります。

入居者の方々の‘’選択肢のある人生‘’できれば‘’よりよい生活‘’のために

今、できること。そしてこれからしていくべきこと。

それらを今の入居者の方々と、そして新しい入居者の方と一緒に探していきたい。

そんな宝さがしの旅を一緒にしてみませんか。

地球人であろうと、ベイジョー人であろうと

私たちは‘’新たな住人=あなた‘’が来るのを心待ちにしています。

 

―愛と夢を乗せ、希望という光を求め、勇気という名の舵を取り、

インディペンデンスヴィレッジ号の旅は続く―

 

…以上、地球連合宇宙艦隊よりスタートレック風にお届けしました。

ご精読感謝致します。

また会いましょう。

 

長寿と繁栄を🔔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ルネサンス或いはヌーヴェルヴァーグ

2023-04-07 15:43:56 | 渡辺

~紅い鼻緒がぷつりと切れた

 すげてくれる手ありゃしない 

 置いてけ堀りをけとばして

 駆けだす指に血がにじむ~

…というわけで3月31日、インディペンデンスヴィレッジ成城西(IV)では『夜桜お七』ではなく夜桜祭り(ディナー)”が開催されました。

春の風を感じるメニューの数々

他にもお刺身、こごみ、筍ご飯などが供されました。

ドリンクコーナー  「ど・れ・に・し・よ・う・か・な?」

会話も弾み、夜は更けて行きます。

食事の後は遊戯場へ。新型コロナの影響もあり、久々の開催です。

集えし狩人たち。「8時ちょうどのあずさ2号」はなくなってしまったから焦らず、お気の済むまま。

 

~逃がさない パッと狙い撃ち💘 

こうして桜の散り際の如く、散会となりました。

 

今回、ディナーの締めの挨拶では調理長より夕食メニューにおける一部変更が発表されました。

設立20周年を迎え、IVは大改革の真っ只中です。 

食事はその柱の一つであり、社長の「食事が『うまい!』と言われる場所にする」という大号令の下、

オーナーのご理解を得ながら❝食事の美味しいIV❞目指して奮闘中です。

 

築き上げてきた良きところは守り、可能ならばブラッシュアップし、時代や実情に合わなくなったものは改め

ていく。マクロなことから、ミクロのことまで。

迷い、悩みながらもスピード感を持ち、地に足をつけ、着実に、時に小さな一歩でも決して歩みは止めない。

その先に皆様に愛され、求められる❝シン・インディペンデンスヴィレッジ成城西❞があると信じ。

 

それぞれの思いを胸に花は舞い、季節は素知らぬ顔で過ぎて行きます。

ではまたの機会に。

ごきげんよう🌸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さがしもの

2023-03-13 16:30:02 | 渡辺

こんにちは。

テイクアウトコーヒーの各社のサイズ名称の違いに注文時、いつもうろたえる渡辺です。

3月9日お馴染みの❝IV寄席❞が開催されました。

通例1月の開催ですが、3月にIVが設立20周年😀を迎えることを記念しての特別興行と相成りました。

ゲストはなんと!!佐藤マネージャーのお師匠でもあり、日本講談協会会長として、講談界ひいては演芸界を代表する講談師❝神田紅❞先生であります。

↓ 左:流石の貫禄の先生 と 右:笑顔とは裏腹にど緊張のマネージャー

先生の素敵な笑顔に場も和みます😊

 

体験コーナーでは講談のいろはを教わりながら、実際に演目の一部にチャレンジ・・・これがなかなかどうして難しい😅

古語は勿論のこと音程があり、強弱や抑揚にリズム・・・朗々と読み上げる講談師の凄さを痛感した次第です。

そしていよいよ先生の高座の始まり、始まり~❗

迫力があり、テンポのいい語り口に会場には笑いの声が絶えません。「聞いてく・れ・な・い?(笑)」

Tヨットスクールなんてワードも盛り込まれた紅先生による『春日局 家光養育』の一席でした。

最後にみんなでパチリ📸

激動の時代。

仕事や人間関係のストレスに加え、災害や戦争といった己の力ではどうしようもない、理不尽なことがままあります。

そんな時仕事でも趣味でも、或いは守るべき存在でもいい。

「これこそは」と思えるものが一つでもあれば人は強くなれます。

そういう「確かなもの」を見つけたいと切に思った昼下がりの午後でした。

 

では、これにてお開き。

また会いましょう。

ごきげんよう

 


NO LIFE NO FUN ~酒と泪と老若男女~

2023-03-07 17:28:17 | 渡辺

”ファミレス”といえば”ココス”!の渡辺です。

さて、3月3日といえば、耳の日👂ですが…もう一つが年中行事である桃の節句、すなわち

🎎ひな祭り🎎です。そしてわがIVにおいては、恒例のひな祭りディナーイベントが開催されました。

ハレの日の特別な料理の数々(中段左は鰻の※飛竜頭。他にも天ぷら、ちらし…と趣向を凝らしたボリューム満点の品々が、一品ずつ提供されました⦅※飛竜頭は関西地方における‟がんもどき”の異称⦆)。

お酒も供された宴は笑顔溢るる、賑やかかりしものとなりました。

オーナー様各位の喜びの声を耳にし、その楽しげな表情を目にする度、給仕する側も温かい気持ちになりました。無論、その陰には厨房担当や段取りをしたスタッフなど、今日の日のため尽力した多くの人々の存在があります。

楽しき宴も終わりを迎え…

 

”ひな祭り”とはよく”女の子の日”と言われますが「今を楽しむこと―人生を楽しむこと―に男女の差はなく、また老いも若きも関係なく、その権利は誰にも奪われるものではない」ということをしみじみと感じた夜でした。

 

~おまけ~

あれれ、何処かで見たような…???

 

気になった人は前回の記事をご覧ください。

ではまたの機会に。

ごきげんよう。

 


👹節分👹

2023-02-24 16:00:52 | 渡辺

2月3日、インディペンデンスに鬼!?あらわる!!

 

・・・と思いきや、それはコンクリートジャングルの虎!でした。スーツをパリッと着こなす、イケメンの虎。

その優しくも厳しい眼差しは、何処に向けられているのか。

その哀愁を帯びた背中は、何を語るのか。

ある時はバリスタ。またある時はバーテンダー。はたしてその実体は・・・。

次週‟タイガー危機一髪!!暴かれた正体!”にご期待下さい。

 

 

 

???

↑こちらはどうやら正真正銘の?鬼のようです。

曰く、鬼というものは視界が悪く、全身蒸れるようです。

そして笑われようが無視されようが動じない、泰然自若とした精神が必要とのこと。

皆さん、街で新米の鬼さんを見かけた際は決していじめず、どうか優しく微笑み、そっと視線を外してあげましょう。

彼らは自意識過剰な恥ずかしがり屋なのですから。