
評価:★★★[3/5]
これは!恋愛のためのHow-to映画?
恋愛における様々な段階で男のホンネを読み誤っては
失敗を繰り返す女性たちの苦労と不満をコミカルに綴る
群像ロマンティック・コメディ。
いや~!ワタシにとっては、今さらって感もありますが・・・
というか、これは女性側から見たhow-toものですね。
◇
同じ会社に勤め、互いの私生活も相談し合う仲の
ジジ、ベス、ジャニーン。何度失恋してもポジティブなジジは、
ジャニーンの紹介で最近デートしたコナーに一目惚れ。
だが、その後彼からの連絡はなく、
男友達のアレックスに相談すると、駆け引きでも何でもなく
単に君に興味がないだけ、と一刀両断にされてしまう。
一方、
恋人のニールと同棲7年目でそろそろ結婚をと期待していたベスは、
結婚という形に囚われることを嫌う彼に見切りをつけ、別れを宣言。
また、唯一の既婚者であるジャニーンは、
新居の完成が間近で結婚生活も順調かに思われたが、
ある時、夫ベンの浮気が発覚してしまう。
こうしてそれぞれの岐路に立たされた彼女たちは、
最高のパートナーを求めて男のホンネに向き合い、
幸せへの道を模索していくのだが…。
<allcinema>
◇
群像劇風に仕立てたことで、何パターンもの
カップルの恋愛が描かれています。
まずは、何でも良い方に解釈することを
幼少期に身に付けてしまった、ある意味、とんだ勘違い女の
ジジ(ジニファー・グッドウィン)が居て
彼女のドタバタぶりがベースとなって
もしかしたら、これはドタバタ劇で終始するのかと思いきや
意外と、シリアスなカップルも居たりして
全体の作品としては、そこそこ楽しめたかなという印象です。
このジジの親友のひとり、ベス(ジェニファー・アニストン)と
同棲中の彼・ニール(ベン・アフレック)は
互いに結婚を強要しないようでいて、実はベスには結婚願望があった。
それを知ってか知らずか優柔不断なニールに愛相を尽かしてしまうベス。
もうひとりのジジの親友で
ジャニーン(ジェニファー・コネリー)は既に既婚者。
いまは新居を建てて内装工事の真っ最中で幸福の絶頂期!
と、思ったら、夫のベン(ブラッドレイ・クーパー)は
スーパーのレジで出会った美女アンナ(スカーレット・ヨハンソン)に
惹かれて行ってしまう。
とまぁ、こんな具合に大筋で3パターンのカップルが
シャッフルしながら描かれて行き、それぞれの苦悩などが
観ていて意外にもリアルであり、決してデフォルメされてないのが
良かった部分かもしれない。
ジジの場合は映画全体を明るくするために用意された
底抜けに明るいヒロインが学習していくという
正にhow-toものであるエピソードとなっている。
とはいえ、実際はリアル的に役には立たないでしょうけど^^;
ベスとジャニーンの場合は、よくあるパターンだと思う。
妹の結婚で内心穏やかでないベスは披露宴の祝辞の場面で
痛烈なジョークに席を立ってしまう。
それを気にした父親(クリス・クリストファーソン)が
ナイスなフォロー。が、直後に心臓発作で倒れ
大事な結婚式と合わせ、父親の看病やらで心身とも疲れ果てたベス。
なにもかも投げ出したい気持ちになったところへ
こっそりと手伝いにやって来たニールの優しさに思わず・・・
もうひとつ
ジャニーンの場合は、ちょっとやっかいでしたね。
オフィスでラブラブ中の夫のベンとアンナ。
なんと!そこへ夫への疑惑を持ったジャニーンがドアをノック!
どうする!?絶体絶命のまさにホラー映画でも観ているかのような
緊張感が館内を揺るがします(ほんまかいな?)
ジャニーン「ねえ!なんで、鍵をかけてるの?」
ベン「ちょっと待ってくれ!」
とっさにクローゼットへ隠れたアンナの前で・・
ジャニーン「拒否し続けた、私が悪かったわ」
ベン「え!?ここで?」
ジャニーン「私、改心したの」
ベン「・・・。」
こ、これは!
怒涛の如く打ち寄せるディザスター・ムービーなのか!?
前にも行けず後へも戻れず、八方塞がりの状況とはこのことだ!(爆)
なるがまま、されるがままの無力となったベンに一票。
ベンよ!ご愁傷様です。貴方のお気持ちお察し申し上げます^^
事が終わり妻のジャニーン「家で待ってるから、ウフ♪」とオフィスを後に。
直後にクローゼットから飛び出して来たアンナが
捨てゼリフを言い放ったのは言うまでもない^^;
にしても、ジャニーンの完全なる潔癖症候群もそうだけど
着ている普段着の余りの地味さといい、その存在自体が
ある意味、作品の“重い”部分を映しており
本作が軽いノリのおバカ恋愛映画にならなかったと感じた次第です。
おまけ)
・劇中劇の『恋しくて』は、かつての恋愛名作と思っています。
切ない感情をみごとに演じ切ったメアリー・スチュアート・マスターソンは
いま何処に~(笑)
もう、あれから20数年も経過して居たんですね。
・ジジを演じたジニファー・グッドウィンが泰葉に見えて仕方なかった。
・簡易灰皿の吸殻は、いったい誰のもの?
ワタシの予想では、過去に吸っていたものが工事で出て来たと判断^^
----------------------------------------------------------------------
監督:ケン・クワピス
脚本:アビー・コーン/マーク・シルヴァースタイン/
撮影:ジョン・ベイリー
音楽:クリフ・エデルマン
出演:ジニファー・グッドウィン/ジャスティン・ロング/
ジェニファー・アニストン/ジェニファー・コネリー/
スカーレット・ヨハンソン/ドリュー・バリモア/ベン・アフレック/
『そんな彼なら捨てちゃえば?』
これは!恋愛のためのHow-to映画?
恋愛における様々な段階で男のホンネを読み誤っては
失敗を繰り返す女性たちの苦労と不満をコミカルに綴る
群像ロマンティック・コメディ。
いや~!ワタシにとっては、今さらって感もありますが・・・
というか、これは女性側から見たhow-toものですね。
◇
同じ会社に勤め、互いの私生活も相談し合う仲の
ジジ、ベス、ジャニーン。何度失恋してもポジティブなジジは、
ジャニーンの紹介で最近デートしたコナーに一目惚れ。
だが、その後彼からの連絡はなく、
男友達のアレックスに相談すると、駆け引きでも何でもなく
単に君に興味がないだけ、と一刀両断にされてしまう。
一方、
恋人のニールと同棲7年目でそろそろ結婚をと期待していたベスは、
結婚という形に囚われることを嫌う彼に見切りをつけ、別れを宣言。
また、唯一の既婚者であるジャニーンは、
新居の完成が間近で結婚生活も順調かに思われたが、
ある時、夫ベンの浮気が発覚してしまう。
こうしてそれぞれの岐路に立たされた彼女たちは、
最高のパートナーを求めて男のホンネに向き合い、
幸せへの道を模索していくのだが…。
<allcinema>
◇
群像劇風に仕立てたことで、何パターンもの
カップルの恋愛が描かれています。
まずは、何でも良い方に解釈することを
幼少期に身に付けてしまった、ある意味、とんだ勘違い女の
ジジ(ジニファー・グッドウィン)が居て
彼女のドタバタぶりがベースとなって
もしかしたら、これはドタバタ劇で終始するのかと思いきや
意外と、シリアスなカップルも居たりして
全体の作品としては、そこそこ楽しめたかなという印象です。
このジジの親友のひとり、ベス(ジェニファー・アニストン)と
同棲中の彼・ニール(ベン・アフレック)は
互いに結婚を強要しないようでいて、実はベスには結婚願望があった。
それを知ってか知らずか優柔不断なニールに愛相を尽かしてしまうベス。
もうひとりのジジの親友で
ジャニーン(ジェニファー・コネリー)は既に既婚者。
いまは新居を建てて内装工事の真っ最中で幸福の絶頂期!
と、思ったら、夫のベン(ブラッドレイ・クーパー)は
スーパーのレジで出会った美女アンナ(スカーレット・ヨハンソン)に
惹かれて行ってしまう。
とまぁ、こんな具合に大筋で3パターンのカップルが
シャッフルしながら描かれて行き、それぞれの苦悩などが
観ていて意外にもリアルであり、決してデフォルメされてないのが
良かった部分かもしれない。
ジジの場合は映画全体を明るくするために用意された
底抜けに明るいヒロインが学習していくという
正にhow-toものであるエピソードとなっている。
とはいえ、実際はリアル的に役には立たないでしょうけど^^;
ベスとジャニーンの場合は、よくあるパターンだと思う。
妹の結婚で内心穏やかでないベスは披露宴の祝辞の場面で
痛烈なジョークに席を立ってしまう。
それを気にした父親(クリス・クリストファーソン)が
ナイスなフォロー。が、直後に心臓発作で倒れ
大事な結婚式と合わせ、父親の看病やらで心身とも疲れ果てたベス。
なにもかも投げ出したい気持ちになったところへ
こっそりと手伝いにやって来たニールの優しさに思わず・・・
もうひとつ
ジャニーンの場合は、ちょっとやっかいでしたね。
オフィスでラブラブ中の夫のベンとアンナ。
なんと!そこへ夫への疑惑を持ったジャニーンがドアをノック!
どうする!?絶体絶命のまさにホラー映画でも観ているかのような
緊張感が館内を揺るがします(ほんまかいな?)
ジャニーン「ねえ!なんで、鍵をかけてるの?」
ベン「ちょっと待ってくれ!」
とっさにクローゼットへ隠れたアンナの前で・・
ジャニーン「拒否し続けた、私が悪かったわ」
ベン「え!?ここで?」
ジャニーン「私、改心したの」
ベン「・・・。」
こ、これは!
怒涛の如く打ち寄せるディザスター・ムービーなのか!?
前にも行けず後へも戻れず、八方塞がりの状況とはこのことだ!(爆)
なるがまま、されるがままの無力となったベンに一票。
ベンよ!ご愁傷様です。貴方のお気持ちお察し申し上げます^^
事が終わり妻のジャニーン「家で待ってるから、ウフ♪」とオフィスを後に。
直後にクローゼットから飛び出して来たアンナが
捨てゼリフを言い放ったのは言うまでもない^^;
にしても、ジャニーンの完全なる潔癖症候群もそうだけど
着ている普段着の余りの地味さといい、その存在自体が
ある意味、作品の“重い”部分を映しており
本作が軽いノリのおバカ恋愛映画にならなかったと感じた次第です。
おまけ)
・劇中劇の『恋しくて』は、かつての恋愛名作と思っています。
切ない感情をみごとに演じ切ったメアリー・スチュアート・マスターソンは
いま何処に~(笑)
もう、あれから20数年も経過して居たんですね。
・ジジを演じたジニファー・グッドウィンが泰葉に見えて仕方なかった。
・簡易灰皿の吸殻は、いったい誰のもの?
ワタシの予想では、過去に吸っていたものが工事で出て来たと判断^^
----------------------------------------------------------------------
監督:ケン・クワピス
脚本:アビー・コーン/マーク・シルヴァースタイン/
撮影:ジョン・ベイリー
音楽:クリフ・エデルマン
出演:ジニファー・グッドウィン/ジャスティン・ロング/
ジェニファー・アニストン/ジェニファー・コネリー/
スカーレット・ヨハンソン/ドリュー・バリモア/ベン・アフレック/
『そんな彼なら捨てちゃえば?』
どんな展開だろうと期待していたが、最後まで淡々と進んでいく。お終いには犯人はわかるのだが、この映画の意図がわからない。
イタリアの山村での事件から次第に明らかになる人間関係、刑事の家族模様もハサミながら、ゆっくりと展開していく。
だが見終わったあと、この映画はなんだったんだろうと思った。娯楽映画ではない。
僕はハリウッド映画に毒されているのだろうか?
あ、でもベンって言うのは役名で、ベンアフじゃないんやね、、ややこし(×_×)
スカヨハの「パパ」役で、ウッディ・アレンがカメオ出演してくれたら、それはそれでとっても嬉しいのですけれど(=^_^=)
でもね、男として言うと…あの状況でどう断れと?って言うのがあると思うんですよ。スカちゃんにしてみたら、「君とは離婚するから出来ない。」って言えばいいじゃない!ってことなんでしょうが、日本には良いことわざがありました。
据え膳食わぬは男の恥
お後がよろしくないようで…
名演まで行って来られたのですね^^
地下鉄で行った場合、栄か新栄のどちらで降りるか迷うトコロです(笑)
>『湖のほとりで』
予告編を観たときから、良さそうなんだけど
淡々としている風に感じていました。まさに笛吹働爺さんの云われる通りに思いました^^
>だが見終わったあと、この映画はなんだったんだろうと思った。娯楽映画ではない。
イタリア版『ツインピークス』風な感じなんでしょうかね^^;
映画は娯楽だと思っているワタシは、ちょっと敬遠しませう^^;
>僕はハリウッド映画に毒されているのだろうか?
なんだかんだ言っても、メインディッシュはやっぱりハリウッドですよ。
ときどき口直しにヨーローッパ映画ってことで良いんじゃないでしょうか^^
確かに大物女優を相手に二股かけるなんて
なんという美味しいキャラ!って感じですね^^
最近、ベン・アフレックってどうしちゃったんでしょう。
どこか陰りのある役ばかりやってるイメージですけど
親友のマット・デイモンに先行された焦りなんでしょうか(爆)
>スカヨハの「パパ」役で、ウッディ・アレンがカメオ出演してくれたら、
それって実父ではなくて、アレってことでしょうかね~(笑)
「おいらのスカ姫に手を出した男優は業界から干しちゃうよ!」って声が聞こえそうです^^;
飛び出して来たスカちゃんに「据え膳食わぬは男の恥!」と言いきる勇気はワタシにはありません(爆)
ビンタを食らう確率99パーセントって感じです^^;
でも、ジャニーンに恥はかかせないし、辛いトコロですよね^^
観て参りました☆
>簡易灰皿の吸殻は、いったい誰のもの?
>ワタシの予想では、過去に吸っていたものが工事で出て来たと判断^^
コレは旦那じゃないのかな?
タバコがポロッと出て来ましたしね・・
(ひょっとしたらジャニーン自身の妄想かも?)
ワタシは、コナー役のペラッとした兄ちゃんがマイケル・Jに見えてしまいました(=^_^=)
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
ジャニーンの“重い”雰囲気が時に緊迫感?を与えていて、
リアリティを高めていていましたね。
P.S.
『恋しくて』と言えばエリック・ストルツも最近は映画で見かけなくなりましたね。。。
ボーイッシュで強がりな女の子を演じた
メアリー・スチュアート・マスターソンの演技に胸がキュンとなりましたね。
お~!観賞お疲れ様です^^
>コレは旦那じゃないのかな?
>タバコがポロッと出て来ましたしね・・
あ!確かに床に落ちましたね。
ワタクシ、直後のジャニーンの豹変ぶりに目が行ってしまい
一瞬、記憶が飛んでしまいました(笑)
>ワタシは、コナー役のペラッとした兄ちゃんがマイケル・Jに見えてしまいました(=^_^=)
あはは!似てます。
見るからに軟派な詐欺師って感じでしたよね。
でも、後半は意外と純粋でかわいい奴かもと思いました(笑)
あの、重いジャニーンに対抗できるのは
ニールしか居ないでしょうかね^^
終盤でベンはガムを噛みながら、またしてもレジを譲ろうとしてましたし
案外、軟派なヤローなのかもしれませんね(笑)
>エリック・ストルツ
まったく見ませんね。テレビ俳優にでもなってしまったかもしれませんね。
現在の写真を見るかぎり、ロバート・パトリックみたいになってます(汗)