
評価:★★★【3点】
今週、もっとも期待した本作!・・・でしたが
終わってみれば、「あらら」と、トーンダウン!
◇
イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督による
不朽の名作「8 1/2」を基にしたトニー賞受賞の
大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを、
「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が錚々たる俳優陣を起用し映画化。
新作の撮影を控えた一人の世界的映画監督が、
その構想に行き詰まり精神的に追いつめられていく中、
彼を取り巻く女性たちと繰り広げる混乱と混沌の行方が、
華麗にして幻想的な歌と踊りで綴られてゆく。
<allcinema>
◇
実は、本来ミュージカル映画が大の苦手だったワタシ。
これは自分の中で台詞まで音色を付けられるのが嫌だったからです。
『エビータ』(1996)主演マドンナを鑑賞したときの苦痛が
トラウマのようになっていたからです(笑)
昔からずっと避けて通ってきたジャンルだったのですが
ここ最近になって観られるようになりました。
これも俗に言う(←言わねぇよ)ザック・エフロン効果でしょうか(笑)
台詞と音楽をきっぱりと分けてくれてる作りが
観易くなってるのが最大の理由です。
そして、本作は・・・。
あっちゃ~!序盤からダニエル・デイ=ルイスが~
ダメなんです!台詞に音色を付けたら!
しかも、アクの強さでいえば、ジム・キャリー以上の男!
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』の
イカれ役が続いたのが、そもそもの原因でもありますが^^;
さて、本作も精神的に追い詰められていく映画監督の話。
撮影10日前にもなって、脚本がまったく書けてないのが凄い!
脚本の出だしの1ページ目のイメージ、テーマすら思い浮かばない。
それにより、グイド・コンティーニ(ダニエル)は欲望のまま
妄想に走り、それが一連のダンスミュージックとして描かれてます。
本作でのダンスミュージックはすべてグイドの妄想。
彼の身近な人物、母親、スタッフ、妻、愛人、主演女優と
少年時代の頃の憧れのお姉さん、そして
ヴォーグ編集者からなる七人の美女が歌と踊りで大競演!
歌とダンスに長けている美女軍団は次の通り。
■妻のルイザ(マリオン・コティヤール)
歌はプロ級。懲りない浮気性の夫に悩む。
このひととローズ・マッゴーワンといつも間違えてしまう(笑)
■愛人カルラ(ペネロペ・クルス)
こんなエロティックなぺネロペは初めて観ました。生唾ゴックン!
小顔ですがボディはなかなかグラマーでした。
■スタッフ・衣装担当リリー(ジュディ・デンチ)
歌がお上手。年齢的にあそこまで動ければ十分でしょう!
妻と仲が良く、よき理解者。
■ヴォーグ編集者ステファニー(ケイト・ハドソン)
このひとの唄うラテン系の歌と踊りは本作で最も盛り上がっていた。
あのステージ衣装のせいなのか、下半身は細いが上が太いように思えた。
■主演女優クラウディア(ニコール・キッドマン)
しっとり系の歌を披露。今やその存在感だけで周りを圧倒してしまう。
脚本をもらってないとクレーム。役柄も知らないのにメイクは?納得です。
■グイドの少年時代での憧れの大人の女性サラギーナ(ファーギー)
ワタシ的にはグイドの少年時代のモノクロ映像に出てきたこのひとが
もっとも魅力的でした。ステージダンスも歌も恐ろしくワイルド・エロス。
■グイドのママ(ソフィア・ローレン)
ちっとも歳を取ってないことにびっくり!子守唄のような歌を披露。
さすがにジュディ・ディンチよりも動けなかったけど
お二人とも1934年生まれの同級生。
おまけ)
・砂浜に住む魔女と言われていたサラギーナ(ファーギー)に出会えたことが
本作を観た最大の収穫であったかもしれない。
あ!それとソフィア・ローレンは苦手女優のひとりでしたが
本作を観て、鋭利な刃物のようなお顔のパーツは、ややマイルドに。
それにより苦手女優は撤回することにしました。好みでもないが・・・。
・ダニエル・デイ=ルイスよ、もういちどネイティブ・アメリカンな
そんな役を演じてもらえないでしょうか。『ラスト・オブ・モヒカン』の
あの頃がもっともセクシーだったと思います。
----------------------------------------------------
監督:ロブ・マーシャル
脚本:アンソニー・ミンゲラ/マイケル・トルキン/
撮影:ディオン・ビーブ
音楽:モーリー・イェストン
出演:ダニエル・デイ=ルイス/マリオン・コティヤール/ペネロペ・クルス/
ジュディ・デンチ/ニコール・キッドマン/ファーギー/
ソフィア・ローレン/
『NINE』
今週、もっとも期待した本作!・・・でしたが
終わってみれば、「あらら」と、トーンダウン!
◇
イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督による
不朽の名作「8 1/2」を基にしたトニー賞受賞の
大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを、
「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が錚々たる俳優陣を起用し映画化。
新作の撮影を控えた一人の世界的映画監督が、
その構想に行き詰まり精神的に追いつめられていく中、
彼を取り巻く女性たちと繰り広げる混乱と混沌の行方が、
華麗にして幻想的な歌と踊りで綴られてゆく。
<allcinema>
◇
実は、本来ミュージカル映画が大の苦手だったワタシ。
これは自分の中で台詞まで音色を付けられるのが嫌だったからです。
『エビータ』(1996)主演マドンナを鑑賞したときの苦痛が
トラウマのようになっていたからです(笑)
昔からずっと避けて通ってきたジャンルだったのですが
ここ最近になって観られるようになりました。
これも俗に言う(←言わねぇよ)ザック・エフロン効果でしょうか(笑)
台詞と音楽をきっぱりと分けてくれてる作りが
観易くなってるのが最大の理由です。
そして、本作は・・・。
あっちゃ~!序盤からダニエル・デイ=ルイスが~
ダメなんです!台詞に音色を付けたら!
しかも、アクの強さでいえば、ジム・キャリー以上の男!
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』の
イカれ役が続いたのが、そもそもの原因でもありますが^^;
さて、本作も精神的に追い詰められていく映画監督の話。
撮影10日前にもなって、脚本がまったく書けてないのが凄い!
脚本の出だしの1ページ目のイメージ、テーマすら思い浮かばない。
それにより、グイド・コンティーニ(ダニエル)は欲望のまま
妄想に走り、それが一連のダンスミュージックとして描かれてます。
本作でのダンスミュージックはすべてグイドの妄想。
彼の身近な人物、母親、スタッフ、妻、愛人、主演女優と
少年時代の頃の憧れのお姉さん、そして
ヴォーグ編集者からなる七人の美女が歌と踊りで大競演!
歌とダンスに長けている美女軍団は次の通り。
■妻のルイザ(マリオン・コティヤール)
歌はプロ級。懲りない浮気性の夫に悩む。
このひととローズ・マッゴーワンといつも間違えてしまう(笑)
■愛人カルラ(ペネロペ・クルス)
こんなエロティックなぺネロペは初めて観ました。生唾ゴックン!
小顔ですがボディはなかなかグラマーでした。
■スタッフ・衣装担当リリー(ジュディ・デンチ)
歌がお上手。年齢的にあそこまで動ければ十分でしょう!
妻と仲が良く、よき理解者。
■ヴォーグ編集者ステファニー(ケイト・ハドソン)
このひとの唄うラテン系の歌と踊りは本作で最も盛り上がっていた。
あのステージ衣装のせいなのか、下半身は細いが上が太いように思えた。
■主演女優クラウディア(ニコール・キッドマン)
しっとり系の歌を披露。今やその存在感だけで周りを圧倒してしまう。
脚本をもらってないとクレーム。役柄も知らないのにメイクは?納得です。
■グイドの少年時代での憧れの大人の女性サラギーナ(ファーギー)
ワタシ的にはグイドの少年時代のモノクロ映像に出てきたこのひとが
もっとも魅力的でした。ステージダンスも歌も恐ろしくワイルド・エロス。
■グイドのママ(ソフィア・ローレン)
ちっとも歳を取ってないことにびっくり!子守唄のような歌を披露。
さすがにジュディ・ディンチよりも動けなかったけど
お二人とも1934年生まれの同級生。
おまけ)
・砂浜に住む魔女と言われていたサラギーナ(ファーギー)に出会えたことが
本作を観た最大の収穫であったかもしれない。
あ!それとソフィア・ローレンは苦手女優のひとりでしたが
本作を観て、鋭利な刃物のようなお顔のパーツは、ややマイルドに。
それにより苦手女優は撤回することにしました。好みでもないが・・・。
・ダニエル・デイ=ルイスよ、もういちどネイティブ・アメリカンな
そんな役を演じてもらえないでしょうか。『ラスト・オブ・モヒカン』の
あの頃がもっともセクシーだったと思います。
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監督:ロブ・マーシャル
脚本:アンソニー・ミンゲラ/マイケル・トルキン/
撮影:ディオン・ビーブ
音楽:モーリー・イェストン
出演:ダニエル・デイ=ルイス/マリオン・コティヤール/ペネロペ・クルス/
ジュディ・デンチ/ニコール・キッドマン/ファーギー/
ソフィア・ローレン/
『NINE』
感想同じです。
「サウンド・オブ~」は幼い頃?大好きな映画でしたが、私もミュージカルは苦手で、「ドリームガールズ」からは何となく大丈夫になりました。
でもハイスクールは観てません。
先週WOWOWで放送していたのに見逃しちゃった~またチェックだわ。
期待したのに、なーんだ…って感じでした。
キャストの豪華さで楽しむ映画なんですね。
ソフィア・ローレンって、やはりお直ししてるんでしょうか(ハハハ~汗)
ダニエル・デイ=ルイスが上手なのは分かるけ
ど、役柄的には分からないのが多いですよね。でもグイドは最初はハビエルだったとかなので、彼よりもダニエルの方がモテキャラだと思うから良かったわ。
男性陣の皆様、
ペネやファーギーで盛り上がって下さいね~楽しみしてまーーす(爆)
予備知識がないので、何とも評せない本作。
まぁでも『8人の女たち』じゃないけど、
ミュージカル作品の良さは「ミュージカルであるが故に、本筋のアラ(?)をミュージカル演出で誤摩化せる」
とも考えてるワタシだからして(=^_^=)
その部分が巧く仕上がってたら「それでいいのだ」とも思うのであります。
私、ガキのころから宝塚が大好きで(テレビで見てただけ)したので、台詞にメロディーがあっても大丈夫です。(劇団四季も時々見たりしてます)。
本作はまだですので連合いと一緒に楽しみにしております。
『ドリームガールズ』は観たかったな~!
ソフィア・ローレンの首から上(まぁ露出部位ですね^^)は30年前のまんまでしたよね!
あれは絶対にお金を掛けているんだと思っています。
>グイドは最初はハビエルだったとかなので、
>彼よりもダニエルの方がモテキャラだと思うから良かったわ。
えぇ~!そうだったんですか!初耳、勉強になりました。ありがとう!
ハビエルだったらオカッパヘアーのキャラでやってもらいたかったかも(爆)
フェデリコ・フェリーニの『81/2』までの監督・脚本をした映画の本数らしいです。
今回の映画でタイトルの意味を、グイドとの関連のあった女性の数から変更したそうです。
>本筋のアラ(?)をミュージカル演出で誤摩化せる」
おぉ~!これは言われる通りですね!
実際、撮影中のカメラの裏では「そこんとこは歌でごまかせ!って言ってるそうです」ビンゴ~!
もしご覧になる機会がありましたら、ぺネとファーギーに注目してください。
今、巷では互角のERO対決だそうです(←ってどこでだ)
そのころはwowowでの録画鑑賞だったので観るのをやめればいいだけですけどね^^;
宝塚がOKなら台詞自体が歌でも大丈夫です。
冒頭でグイドが記者会見で語る「フィルムに収められると俳優の命はなくなる」の
意味がイマイチ分らなかったワタシです^^;