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デイ・シフト

2022年08月13日 18時41分28秒 | 映画 た行
評価★★★★【4点】


キレッキレアクションのヴァンパイア役スタントマン。



アメリカ・ロサンゼルス。
プール清掃の仕事に従事する男(ジェイミー・フォックス)は、
娘に何不自由ない暮らしをさせるため地道に働いているが、
その正体はバンパイアハンターだった。
バンパイアハンターの国際組織の一員として、
吸血鬼退治で生計を立てる中、
男は急きょ大金を工面しなければならなくなる。
<シネマトゥデイ>



主人公の父親としての人柄がとにかくいい。
たった一人の愛娘のため授業料や歯の保険料を合わせて
約95万円もの大金を一週間で用意しなければならず頭を抱える。

一度解雇されたハンター組織へ再雇用の形でボスに願い出る。
こういう庶民的な話を入れつつ命がけの職務というギャップに
すでに心つかまれてしまった感じだ。

ピックアップ・トラックのカーチェイスからヴァンパイア相手に
今まで見たこともないアクロバット・アクションが斬新で
最後までイッキに見せてくれる。

この映画、『ジョン・ウィック』の製作チームがかかわっていて
そこにクールな、ジェイミー・フォックスが主演とくれば
自ずと期待値が膨らんでしまうのは当然だが
本作は見事に、その期待値以上の仕上がりになっていると思う。

我々が持つヴァンパイアの概念を覆しつつ
そのハンターとなる男の切実さなんかも盛り込み、さらに
ハンターの監視役となるヘタレな男との絆も入れ込むが
ベースがコメディのため、割とポップな印象で軽快だった。

いい意味で、『ジョン・ウィック』テイストが再見できる映画。



【今週のツッコミ】

・今のところ月末の『ノープ』まで食指の動く劇場映画がないから
 デジタル配信を漁る日々。そこでようやく見つかったのがこれ。

・ちなみに『カーター』も撮影方法なんかが凄いんだけど、
 チョイとやり過ぎ感ありで終盤なんて胃がもたれそうだった。
 ★3.5でレビュー無し。

・で、本作、老婆ヴァンパイアの身体能力にジェイミーも真っ青。
 「・・・なんてババアだ」←この台詞ウケる。

・逆エビ固めのような格好というか軟体動物?中国歌劇団っぽい
 その柔らかすぎる身体に老人ヴァンパイアながら魅了される。
 いや、他のヴァンパイアも逆反りで叩きつけられるパターン多し。

・ヴァンパイアにも派閥があった。

・新型日焼け止めにより昼にも日傘を差せば活動可能なバンパイア。

・ヴァンパイアの牙は生え変わらないから抜かれたら最後。
 牙としての値打ちは年齢を重ねるほど高級品らしい。

・その牙を抜き質屋に持っていくのがフリーのハンターという。

・ハンター組織の組合員じゃないと持ち込み品の値が下がる不条理。

・こういう映画の主人公の娘って機転の利く賢い子が多い。
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監督:J・J・ペリー
脚本:シェイ・ハッテン
音楽:タイラー・ベイツ

出演:ジェイミー・フォックス、デイヴ・フランコ、ナターシャ・リュー・ボルディッゾ

『デイ・シフト』

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