
評価:★★★★【4点】
邦題の『ヒトラーの忘れもの』に対して、思わず
可哀相!届けてあげなくっちゃ!と思ったワタシは即座に懺悔。
弁当を忘れたレベルじゃないからね~^^;
◇
1945年5月。
ナチス・ドイツの占領から解放されたデンマークだったが、
海岸線にはドイツ軍が埋めた無数の地雷が残ったままだった。
そしてその除去に、捕虜となっていたドイツ兵たちが
駆り出されることに。
そんな除去部隊の一つを監督することになった
デンマーク軍のラスムスン軍曹。
セバスチャンら
ドイツ兵全員があどけなさの残る少年であることに驚きつつも、
ナチスへの憎悪を剥き出しに、彼らを容赦なくこき使っていく。
この作業が終了すれば帰国できるというラスムスンの言葉に
唯一の希望を託し、
死と背中合わの作業をこなしていくセバスチャンだったが、
一人また一人と仲間たちが命を落としていく。
そんな彼らのあまりにも過酷な姿を目の当たりにして、
いつしかラスムスンの心にも思いがけない変化が生じていくのだったが…。
<allcinema>
◇
実話なのでどうこう言いませんが
ストーリー的には展開は見え見え、でも実話の重さはある。
劇中、食料もなく延々とつづく地雷処理にフラフラになりつつも
懸命に職務を全うする姿は少年と言えども兵士として鍛えられた姿だった。
時に、双子の兄弟の兄が処理に失敗し命を落とすわけだが
この辺りから、鬼軍曹に変化が生じていく。
鬼軍曹、しかも戦争中は敵国ドイツに占領されていた側。
当然、敵国の捕虜たちに酷く当たるのは当然なのだが
この鬼軍曹が少年兵らにこころを揺さぶられる切っ掛けとなる
ここの重要なシーンが若干弱いと感じてしまった。
鬼軍曹が基地の年下将校に食って掛かるシーンがこの映画のキモ。
ここは昔の名作テレビドラマ『北の国から』のラーメン店で
五郎が店員に怒鳴るシーンと似ているのではないかと、涙腺決壊!
【今週のツッコミ】
・「まだ、食ってんでしょうが!!!」
普段おとなしい五郎が純のために言ったんですよ!(←テレビの話かよ)
・劇中、食べ物がないためガリガリにやせ細っている少年兵。
あんな若くして強制ダイエットしたのか、もともと細い子を
映画に使ったのかは定かではない。
・広大な砂浜を14人で2万個の地雷処理、うっかり見逃すことって
人間だからヒューマンエラー仕方ないよね~では済まされない地獄。
・そこでひとりの少年が考えた木枠を使った創意工夫が
なかなかのコストダウンとなり見逃しもなくしたようだ。
アレって、どこからヒントを得たかを上手く表現しまとめれば
文部科学大臣賞も獲れるかも(爆)
・死を恐れないヤツほど強運を引き寄せる!この都市伝説に対し
2回目はないのね^^;
地雷の海の中、少女を悠々と救いに行く彼、凄すぎる!
・…少々おふざけ過ぎると、お叱りの言葉を受けそうなので
実話である本作のこと、改めまして悲惨であり、ラストの鬼軍曹に
後ろから肩を叩いて「よくやった」と言いたくなった(←おいこら)
・酔って書いているのか?いやいやシラフです。ワタシ呑めませんから。
------------------------------------------------------
監督:マーチン・サントフリート
脚本:マーチン・サントフリート
音楽:スーン・マルティン
出演:ローランド・ムーラー/ミケル・ボー・フォルスゴー/ルイス・ホフマン/
『ヒトラーの忘もの』
邦題の『ヒトラーの忘れもの』に対して、思わず
可哀相!届けてあげなくっちゃ!と思ったワタシは即座に懺悔。
弁当を忘れたレベルじゃないからね~^^;
◇
1945年5月。
ナチス・ドイツの占領から解放されたデンマークだったが、
海岸線にはドイツ軍が埋めた無数の地雷が残ったままだった。
そしてその除去に、捕虜となっていたドイツ兵たちが
駆り出されることに。
そんな除去部隊の一つを監督することになった
デンマーク軍のラスムスン軍曹。
セバスチャンら
ドイツ兵全員があどけなさの残る少年であることに驚きつつも、
ナチスへの憎悪を剥き出しに、彼らを容赦なくこき使っていく。
この作業が終了すれば帰国できるというラスムスンの言葉に
唯一の希望を託し、
死と背中合わの作業をこなしていくセバスチャンだったが、
一人また一人と仲間たちが命を落としていく。
そんな彼らのあまりにも過酷な姿を目の当たりにして、
いつしかラスムスンの心にも思いがけない変化が生じていくのだったが…。
<allcinema>
◇
実話なのでどうこう言いませんが
ストーリー的には展開は見え見え、でも実話の重さはある。
劇中、食料もなく延々とつづく地雷処理にフラフラになりつつも
懸命に職務を全うする姿は少年と言えども兵士として鍛えられた姿だった。
時に、双子の兄弟の兄が処理に失敗し命を落とすわけだが
この辺りから、鬼軍曹に変化が生じていく。
鬼軍曹、しかも戦争中は敵国ドイツに占領されていた側。
当然、敵国の捕虜たちに酷く当たるのは当然なのだが
この鬼軍曹が少年兵らにこころを揺さぶられる切っ掛けとなる
ここの重要なシーンが若干弱いと感じてしまった。
鬼軍曹が基地の年下将校に食って掛かるシーンがこの映画のキモ。
ここは昔の名作テレビドラマ『北の国から』のラーメン店で
五郎が店員に怒鳴るシーンと似ているのではないかと、涙腺決壊!
【今週のツッコミ】
・「まだ、食ってんでしょうが!!!」
普段おとなしい五郎が純のために言ったんですよ!(←テレビの話かよ)
・劇中、食べ物がないためガリガリにやせ細っている少年兵。
あんな若くして強制ダイエットしたのか、もともと細い子を
映画に使ったのかは定かではない。
・広大な砂浜を14人で2万個の地雷処理、うっかり見逃すことって
人間だからヒューマンエラー仕方ないよね~では済まされない地獄。
・そこでひとりの少年が考えた木枠を使った創意工夫が
なかなかのコストダウンとなり見逃しもなくしたようだ。
アレって、どこからヒントを得たかを上手く表現しまとめれば
文部科学大臣賞も獲れるかも(爆)
・死を恐れないヤツほど強運を引き寄せる!この都市伝説に対し
2回目はないのね^^;
地雷の海の中、少女を悠々と救いに行く彼、凄すぎる!
・…少々おふざけ過ぎると、お叱りの言葉を受けそうなので
実話である本作のこと、改めまして悲惨であり、ラストの鬼軍曹に
後ろから肩を叩いて「よくやった」と言いたくなった(←おいこら)
・酔って書いているのか?いやいやシラフです。ワタシ呑めませんから。
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監督:マーチン・サントフリート
脚本:マーチン・サントフリート
音楽:スーン・マルティン
出演:ローランド・ムーラー/ミケル・ボー・フォルスゴー/ルイス・ホフマン/
『ヒトラーの忘もの』
まだ去年のベスト出してません(大汗)
やっと集計してるけどw
これは2015年のTIFFでの鑑賞でした。
重たいけど、ぜひ見ていただきたい秀作だったと思いますね。
東京国際映画祭で掛かる映画を観てみたいです。
いいな~!
ワタシの中ではロシア映画に興味津々なんですけどね。
本作は史実を知る上で貴重な映画となりましたよ。
映像もしっかりしてて文句なし!
お~!集計中でしたか(笑)
結果が出たらまたお伺いしますね。
デンマーク国が隠し続けた史実らしいですが、隠すのわかるような気もしました。
私もあの少年たちが作業をやり続けるのはスゴい!と思ったのですが、やはり彼らは兵士だった。
ラスムスンが少年たちのお父さんのように見えて行く過程が良かった。
ご覧になったのですね~。私、この作品はとても衝撃的で、個人的には東京国際映画祭コンペ部門のグランプリを上げたいくらいでした。
ただ…公開してくれたのは嬉しいけれど、この邦題ってどうなんでしょうか?元は「地雷と少年兵」だったのですが、その方が私はストレートでしっくりきます。あーんど、忘れ物を届けに行かなきゃ!と思うitukaさんのような人が現れちゃうし(笑)。
即席の手順だけ教わって「じゃあ、やれ」っていうのは
死んでも仕方ないか、くらいの扱いの彼らが可哀想で仕方なかったです。
彼らティーンズはまだまだ子供。
両手を吹き飛ばされた少年が「オカアーさん」と泣き叫ぶシーンで劇場のあちこちから鼻をすする音が。。。
デンマークの大尉らが少年らにおしっこリンチするところ、あれで完全に観客を敵に回しましたね。
ハリウッド映画のように決して派手さはないけれど、本来こういうのが観たいんですよ。
言われるように原題のまま「地雷と少年兵」で十分伝わってきますよね。
なんで、ポエムのような可愛い邦題に変えたんでしょうか(笑)
昔からヒトラー映画が多く作られているから、こういうのもあるのね、でしたよ^^;
最初にこの邦題見たとき、中身を知らないので
本当にハートフル・ファンタジーと思ったくらいです。