鉄コン筋クリート

評価：★★★★


2006年度の初観賞映画となりました。

それにしても、この映画のタイトルは言いにくいと思います。
チケットカウンターにてタイトルを言う時に「テッコンキンコンクンリーッ・・・アレ？？？」思いっきり噛んでしまいましたから～（笑）

カウンタースタッフは冷静だったが、隣でチケット買ってる客が小さく吹き出していたような・・・
まぁ、そんなことはどうでもいいんですが

この映画名は何故に「てっこんきんくりーと」なんでしょうか？学校に行ってない11歳のシロの頭のレベルを表現しているのだろうか・・・？

このアニメは何処となく「AKIRA／アキラ」風な印象を持ちました。キャラクターの感じは「クレヨンしんちゃん」風に人間をデフォルメして描いてある。こういうタッチは「AKIRA／アキラ」の時のようにリアリティを追求したものと対極するが、動きに躍動感が出て案外好きですね（笑）



原作は全く知りませんが、この世界観が良いですね～昭和40年代のような町並み、やたら目に付く古臭い看板やケロヨン、落書きの鉄人28号とか



クロとシロの子供ふたりは兄妹なのか？兄弟？他人？やたら強いじゃないか！金子と鉄男・・・ちょっと違うか（笑）鉄男とケイコのイメージか？　

そんなことより　実写版のようなカメラワークに鳥肌が立ちました。手振れカメラで撮影しているかのように画面をワザと振れさせたりして、近年のアニメの世界では流行のようです。それから海の回想シーンで水面カメラに水しぶきが掛かったような、ここでも実写風になっている。それと逆光撮影のレンズフレアー・・・いや、これは随分前から殆んどのアニメで使われていますね。

ストーリーは判りやすくて、とても好感が持てる。等身大のバイオレンスアニメは自分にとって前記した「AKIRA／アキラ」以来で予想以上に面白かったです。



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監督：マイケル・アリアス
原作：松本大洋
脚本：アンソニー・ワイントラーブ
美術監督：木村真二
キャラクターデザイン：西見祥示郎
音楽：Plaid
主題歌：ASIAN KUNG-FU GENERATION


声の出演：二宮和也/蒼井優/伊勢谷友介/宮藤官九郎/大森南朋/岡田義徳/森三中/納谷六朗/本木雅弘

『鉄コン筋クリート』オフィシャル・サイト
http://tekkon.net/