
評価:★★★★[4/5]
前半のミュータントの特殊部隊までは、かなり面白い!
まずその前に、ローガン&ビクターの兄弟が
第一次世界大戦から始まり、幾多の戦争兵士として君臨する映像が良い!
そのなかのひとつ、ノルマンディ上陸作戦での舟艇に乗っているローガンは
どこからどうみても、『戦略大作戦』(1970)に主演してた
クリント・イーストウッド(笑)
ちなみに、
弟・ローガン(ウルヴァリン)=ヒュー・ジャックマン、
兄・ビクター(セイバートゥース)=リーヴ・シュレイバーです。
当然、すでに少年時代から普通の人間でない彼らは
その並外れた運動能力と治癒力でトーチカや塹壕からの機銃掃射にも
楯に隠れたりせず、猛然と敵の前に突進するのである。
兄のビクターに限ってはヴァンパイアのように
四本足で突っ走り、あっという間にドイツ軍兵士を瞬殺する。
ワタシが思うに、彼らはその功績から
当然、名誉勲章を授与されてもなんら可笑しくない働きぶりだったと思う。
だが、しかし、兄のビクターは人殺しに快感を覚え
次第に自制できなくなっていく。
そんな兄・ビクターは民間人にまで手を染め始め、ローガンは叱責する。が、
兄は平然と「楽しんでいるんだ」と言ってのける。
◇
ミュータントって歳を取らないんですね。
本作を観て、初めて知りました。
戦争終焉の後にやってきたのは
謎の組織、ストライカー(ダニー・ヒューストン)率いる
ミュータントで組織された特殊部隊からのオファーであった。
彼らは、その有り余る力を発揮するため(?)入隊する。
この“チームX”の軍団が、これまた凄い!
そこら辺の“G.I.ジョー”や“ファンタスティック・フォー”など
足元にも及ばないであろう!個性豊かな連中なのである。
彼らは完全なるミュータント傭兵軍団だったのかな?
あの、銃を自在に操る“ガン・カタ”もどきのゼロは
ミュータントか人間かどっちなんだろう?(笑)
銃社会に於いて、日本刀を敢えて愛する傭兵・デッドプール。
2本の日本刀を背中に差し構える姿は、まるで
G.I.ジョーのスネーク・アイズかイ・ビョンホン。
戦車弾圧の専門屋のフレッド・ドゥークスは
そのマッチョな腕を砲塔のなかに押入れ、発射された砲弾を詰まらせ
戦車を自爆させるのだ。
演じたケヴィン・デュランドは『3時10分、決断の時』でも
ラッセル・クロウの護送に協力する、なかなかに頼もしい役を
演じていたのが記憶に新しいですね。
他のメンバーも含め、この特殊部隊・チームXの傭兵7人が
とてもカッコ良く描かれていたのが楽しかった。
◇
さて、結局は、このチームXの非人道的なミッションに
嫌気がさして、ローガンは離脱してしまう。
そして6年後、ローガンはカナダの山奥で人間らしく
森林を伐採する職業に付き、小学校の教諭をしているケイラと
同棲生活をして平穏な幸福な日々を過ごしていた。
だが、そんな生活も長くは続かなかった。
兄のビクターが密かにやって来て、愛するケイラを殺してしまいます。
ミュータントは愛するひととも過ごすことはできないのか!
怒りに身を震わせたローガンは、獣と化した兄への復讐を誓う。
すでに解散していたチームXのリーダー・ストライカーと手を組み
野獣と化したビクター抹殺に向け、ローガンは更なるパワーを
身に付けるため、身体の改造をするのだったが・・・。
◇
観終わって、ワタシ的に面白かったのは
前半部分の戦争から特殊部隊まででしたね。
ココまでなら文句なしの満点評価という具合でした。
終盤に行くに従い、余りにもひとが死に過ぎることが
ちょっと頂けなかった。あの納屋のシーンは
怪我を負わせるだけで、感情移入はできるのに
そんなにあっけなく人生を終わらせないでほしいと感じたかな。
ちょっと言ってることに矛盾がありそうですが
前半の部分はそういうアクションシーンだったから良いのであって
後半のヒューマン・ドラマ入ってますよ~的な方向に行ったなら
もう少し、自制してほしかったかもと感じたところでしたね^^;
おまけ)
・第一次世界大戦のシーンを観て、『ベンジャミン・バトン』の
予告シーンを思い出した。
・兄のビクターはズシュ『ディファイアンス』とカブる。
あのころは熱血だったのですが、遂に野獣と化したのですね。
・巨漢も巨漢!体重が320キロにも膨らんだ、元・戦車壊し屋。
なぜだか、ミッキー・ローク『レスラー』に見えて吹き出した^^
・考えてみたら、パワーアップしたローガンと互角の戦いをしていた
兄のビクターの戦闘能力が半端ではないな!と後で思った。
・もうひとり!完全なる破壊兵器と化した“ウェポンⅪ”の登場に、
正直、もうすこし外見は何とかならなかったものかと言いたいね~
口は災いの元ってことですかね。
スカーレット・ヨハンソンも「ゲッ!なにこれ!」かと(爆)
・この終わり方は続編ありそうですね。
いや、スピンアウトとしてなら幾らでも企画できそうなんだけどな。
・少年時代のローガンの父にまつわる不穏な動きが気になって仕方ない。
少年ビクターにしても、何かを隠している雰囲気であったが・・。
この辺りがスッキリしないまま終わらないで欲しいね~^^;
-------------------------------------------------------
監督:ギャヴィン・フッド
脚本:デヴィッド・ベニオフ/スキップ・ウッズ
撮影:ドナルド・M・マカルパイン
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ヒュー・ジャックマン/リーヴ・シュレイバー/リン・コリンズ/
ダニー・ヒューストン/テイラー・キッチュ/ライアン・レイノルズ/
ケヴィン・デュランド/ダニエル・ヘニー/
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
前半のミュータントの特殊部隊までは、かなり面白い!
まずその前に、ローガン&ビクターの兄弟が
第一次世界大戦から始まり、幾多の戦争兵士として君臨する映像が良い!
そのなかのひとつ、ノルマンディ上陸作戦での舟艇に乗っているローガンは
どこからどうみても、『戦略大作戦』(1970)に主演してた
クリント・イーストウッド(笑)
ちなみに、
弟・ローガン(ウルヴァリン)=ヒュー・ジャックマン、
兄・ビクター(セイバートゥース)=リーヴ・シュレイバーです。
当然、すでに少年時代から普通の人間でない彼らは
その並外れた運動能力と治癒力でトーチカや塹壕からの機銃掃射にも
楯に隠れたりせず、猛然と敵の前に突進するのである。
兄のビクターに限ってはヴァンパイアのように
四本足で突っ走り、あっという間にドイツ軍兵士を瞬殺する。
ワタシが思うに、彼らはその功績から
当然、名誉勲章を授与されてもなんら可笑しくない働きぶりだったと思う。
だが、しかし、兄のビクターは人殺しに快感を覚え
次第に自制できなくなっていく。
そんな兄・ビクターは民間人にまで手を染め始め、ローガンは叱責する。が、
兄は平然と「楽しんでいるんだ」と言ってのける。
◇
ミュータントって歳を取らないんですね。
本作を観て、初めて知りました。
戦争終焉の後にやってきたのは
謎の組織、ストライカー(ダニー・ヒューストン)率いる
ミュータントで組織された特殊部隊からのオファーであった。
彼らは、その有り余る力を発揮するため(?)入隊する。
この“チームX”の軍団が、これまた凄い!
そこら辺の“G.I.ジョー”や“ファンタスティック・フォー”など
足元にも及ばないであろう!個性豊かな連中なのである。
彼らは完全なるミュータント傭兵軍団だったのかな?
あの、銃を自在に操る“ガン・カタ”もどきのゼロは
ミュータントか人間かどっちなんだろう?(笑)
銃社会に於いて、日本刀を敢えて愛する傭兵・デッドプール。
2本の日本刀を背中に差し構える姿は、まるで
G.I.ジョーのスネーク・アイズかイ・ビョンホン。
戦車弾圧の専門屋のフレッド・ドゥークスは
そのマッチョな腕を砲塔のなかに押入れ、発射された砲弾を詰まらせ
戦車を自爆させるのだ。
演じたケヴィン・デュランドは『3時10分、決断の時』でも
ラッセル・クロウの護送に協力する、なかなかに頼もしい役を
演じていたのが記憶に新しいですね。
他のメンバーも含め、この特殊部隊・チームXの傭兵7人が
とてもカッコ良く描かれていたのが楽しかった。
◇
さて、結局は、このチームXの非人道的なミッションに
嫌気がさして、ローガンは離脱してしまう。
そして6年後、ローガンはカナダの山奥で人間らしく
森林を伐採する職業に付き、小学校の教諭をしているケイラと
同棲生活をして平穏な幸福な日々を過ごしていた。
だが、そんな生活も長くは続かなかった。
兄のビクターが密かにやって来て、愛するケイラを殺してしまいます。
ミュータントは愛するひととも過ごすことはできないのか!
怒りに身を震わせたローガンは、獣と化した兄への復讐を誓う。
すでに解散していたチームXのリーダー・ストライカーと手を組み
野獣と化したビクター抹殺に向け、ローガンは更なるパワーを
身に付けるため、身体の改造をするのだったが・・・。
◇
観終わって、ワタシ的に面白かったのは
前半部分の戦争から特殊部隊まででしたね。
ココまでなら文句なしの満点評価という具合でした。
終盤に行くに従い、余りにもひとが死に過ぎることが
ちょっと頂けなかった。あの納屋のシーンは
怪我を負わせるだけで、感情移入はできるのに
そんなにあっけなく人生を終わらせないでほしいと感じたかな。
ちょっと言ってることに矛盾がありそうですが
前半の部分はそういうアクションシーンだったから良いのであって
後半のヒューマン・ドラマ入ってますよ~的な方向に行ったなら
もう少し、自制してほしかったかもと感じたところでしたね^^;
おまけ)
・第一次世界大戦のシーンを観て、『ベンジャミン・バトン』の
予告シーンを思い出した。
・兄のビクターはズシュ『ディファイアンス』とカブる。
あのころは熱血だったのですが、遂に野獣と化したのですね。
・巨漢も巨漢!体重が320キロにも膨らんだ、元・戦車壊し屋。
なぜだか、ミッキー・ローク『レスラー』に見えて吹き出した^^
・考えてみたら、パワーアップしたローガンと互角の戦いをしていた
兄のビクターの戦闘能力が半端ではないな!と後で思った。
・もうひとり!完全なる破壊兵器と化した“ウェポンⅪ”の登場に、
正直、もうすこし外見は何とかならなかったものかと言いたいね~
口は災いの元ってことですかね。
スカーレット・ヨハンソンも「ゲッ!なにこれ!」かと(爆)
・この終わり方は続編ありそうですね。
いや、スピンアウトとしてなら幾らでも企画できそうなんだけどな。
・少年時代のローガンの父にまつわる不穏な動きが気になって仕方ない。
少年ビクターにしても、何かを隠している雰囲気であったが・・。
この辺りがスッキリしないまま終わらないで欲しいね~^^;
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監督:ギャヴィン・フッド
脚本:デヴィッド・ベニオフ/スキップ・ウッズ
撮影:ドナルド・M・マカルパイン
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ヒュー・ジャックマン/リーヴ・シュレイバー/リン・コリンズ/
ダニー・ヒューストン/テイラー・キッチュ/ライアン・レイノルズ/
ケヴィン・デュランド/ダニエル・ヘニー/
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
ダニエル・クレイグは出て来なかったんですか?
(何人兄弟だよッ!)
彼らの少年時代の背景がいまいちスッキリしてないものですから
ダニエル長男が居たとしても、なんら不思議ではありません。
最強の3兄弟となりますね^^;
本作のリーヴ・シュレイバーの存在感凄かったですよ^^
最後は『タイタンの戦い』じゃないけど、あのアレをメドゥサの首のように使って、周囲にレーザー攻撃、しまくりたいですね(=^_^=)
リーブは67年生まれでひとつ上なので「ディファイアンス」はちょっと微妙でしたけど(リーブ、老け顔?)今回は兄だったから良かった(爆)
ヒューは女性に人気あるので、その点でもサービスショット満点♪(爆)
ウルヴァリンははまり役でしょうね!
私もあの善良な老夫婦は助けて欲しかったです(泣)
あのレーザー光線はビル解体業者は欲しいでしょうね^^
メドゥサの首に付けたら自分の手足を切断しないかと
ちょっと、ヒヤヒヤしそうです^^;
因みにギャオスの光線とガチンコさせてみたいワタシです。
ダニたんは若かったんですね^^
68年生まれで最初にピ~ンとくるのは、ろれつが回らず、やたらハイテンションな
アシュレイ姐さんです(今、この表現は、いけませんね)^^;
リーブは老け顔ですね。ほっぺが可愛いとか?(爆)
全裸で体育座りしてるヒューの真似をするオッちゃんが今後増えるかも(って何処で!?)