
評価:★★★★【4点】
『96時間』の息子版(笑)
真面目な息子だから、リーアム父さんが映えたという見方もあるのかも。
◇
ニューヨークのブルックリン。
親友でもあるマフィアのボス、ショーンに長年仕えてきた殺し屋ジミー。
そんな父親を毛嫌いし、距離を置いて生きる一人息子のマイク。
ある日、彼は運悪く殺人現場を目撃してしまい、
犯人から命を狙われてしまう。
そんな息子の窮地をジミーが救う。
しかし彼が返り討ちにした相手はショーンの息子ダニーだった。
それを知ったショーンは、ジミーに対し“お前もマイクも両方殺す”と宣言すると、
配下のギャングばかりか、買収した警察官や凄腕の暗殺者までをも動員して
、徹底したジミー親子狩りに乗り出す。
街中が敵となる中、マイクを守りながら
決死の逃亡を繰り広げるジミーだったが…。
<allcinema>
◇
本作はまさに『96時間』の再来のような映画だった。
世間知らずのバカ娘から変わって今度は誠実な息子と来たから、
当然、父の職業もバランスを考えた場合、職替えしなきゃいけない(笑)
『96時間』がバカ娘の誘拐を解決する元CIA工作員なら
こちらは誠実息子を街中の敵から守る元凄腕の殺し屋だ(笑)
どちらにしてもリーアム父さんのスキルは凄いモノがあり
冒頭の酒浸りのダメ親父からの豹変ぶりに痺れっぱなしだった。
この映画、マフィアのボスを演じるエド・ハリスの抑えた演技がいい!
B級映画によくある、如何にも悪人だ~!的アピールもなく
一見すれば普通の実業家と何ら変わらないのだが
自分の息子が殺されたと知るやいなや、そこはやはりマフィア。
このスイッチの切り替えが追う者追われる者両方に用意され
とにかく、テンポがいいので最後までまったく飽きさせない映画だった。
【今週のツッコミ】
・今まで何十年と映画を観てきたが、サイレン鳴らしながら必死に逃げる
パトカーなんて観たことがない(爆)
それも現役警察が容疑者乗せて、殺し屋から逃げまくるんだから
如何にリーアム父さんが伝説の人物かが分かるってものだ^^
・この映画、予想と違い意外にも脚本がしっかりしてた。
前半で散りばめられた伏線が最後にキッチリ回収されてるからね。
・マフィアの出来そこないの息子だって殺されたら心底悲しむのが親。
夫の顔をビンタしながら泣き崩れる母親、あの無音シーンは秀逸だった。
・リーアム父のことをずっと遠ざけてきた息子だが最後はぎこちないけど
分かり合えてよかったよかった。
ただ、この辺りだけは別の表現方法にした方がよかったのでは。
・マフィアが雇った現役のプロの殺し屋に撃たれ森に横たわるリーアム父。
遠のく意識の中、殺し屋が息子に照準を当てた次の瞬間
まるで西部劇のガンマンのような早撃ちで相手を打ち貫くシーンは凄い!
思わず『続・荒野の用心棒/ジャンゴ』(1966)のラストシーンが蘇る(笑)
-------------------------------------------------------------
監督:ジャウマ・コレット=セラ
脚本:ブラッド・イングルスビー
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:リーアム・ニーソン/ジョエル・キナマン/ヴィンセント・ドノフリオ/
ニック・ノルティ/コモン/エド・ハリス/
『ラン・オールナイト』
『96時間』の息子版(笑)
真面目な息子だから、リーアム父さんが映えたという見方もあるのかも。
◇
ニューヨークのブルックリン。
親友でもあるマフィアのボス、ショーンに長年仕えてきた殺し屋ジミー。
そんな父親を毛嫌いし、距離を置いて生きる一人息子のマイク。
ある日、彼は運悪く殺人現場を目撃してしまい、
犯人から命を狙われてしまう。
そんな息子の窮地をジミーが救う。
しかし彼が返り討ちにした相手はショーンの息子ダニーだった。
それを知ったショーンは、ジミーに対し“お前もマイクも両方殺す”と宣言すると、
配下のギャングばかりか、買収した警察官や凄腕の暗殺者までをも動員して
、徹底したジミー親子狩りに乗り出す。
街中が敵となる中、マイクを守りながら
決死の逃亡を繰り広げるジミーだったが…。
<allcinema>
◇
本作はまさに『96時間』の再来のような映画だった。
世間知らずのバカ娘から変わって今度は誠実な息子と来たから、
当然、父の職業もバランスを考えた場合、職替えしなきゃいけない(笑)
『96時間』がバカ娘の誘拐を解決する元CIA工作員なら
こちらは誠実息子を街中の敵から守る元凄腕の殺し屋だ(笑)
どちらにしてもリーアム父さんのスキルは凄いモノがあり
冒頭の酒浸りのダメ親父からの豹変ぶりに痺れっぱなしだった。
この映画、マフィアのボスを演じるエド・ハリスの抑えた演技がいい!
B級映画によくある、如何にも悪人だ~!的アピールもなく
一見すれば普通の実業家と何ら変わらないのだが
自分の息子が殺されたと知るやいなや、そこはやはりマフィア。
このスイッチの切り替えが追う者追われる者両方に用意され
とにかく、テンポがいいので最後までまったく飽きさせない映画だった。
【今週のツッコミ】
・今まで何十年と映画を観てきたが、サイレン鳴らしながら必死に逃げる
パトカーなんて観たことがない(爆)
それも現役警察が容疑者乗せて、殺し屋から逃げまくるんだから
如何にリーアム父さんが伝説の人物かが分かるってものだ^^
・この映画、予想と違い意外にも脚本がしっかりしてた。
前半で散りばめられた伏線が最後にキッチリ回収されてるからね。
・マフィアの出来そこないの息子だって殺されたら心底悲しむのが親。
夫の顔をビンタしながら泣き崩れる母親、あの無音シーンは秀逸だった。
・リーアム父のことをずっと遠ざけてきた息子だが最後はぎこちないけど
分かり合えてよかったよかった。
ただ、この辺りだけは別の表現方法にした方がよかったのでは。
・マフィアが雇った現役のプロの殺し屋に撃たれ森に横たわるリーアム父。
遠のく意識の中、殺し屋が息子に照準を当てた次の瞬間
まるで西部劇のガンマンのような早撃ちで相手を打ち貫くシーンは凄い!
思わず『続・荒野の用心棒/ジャンゴ』(1966)のラストシーンが蘇る(笑)
-------------------------------------------------------------
監督:ジャウマ・コレット=セラ
脚本:ブラッド・イングルスビー
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:リーアム・ニーソン/ジョエル・キナマン/ヴィンセント・ドノフリオ/
ニック・ノルティ/コモン/エド・ハリス/
『ラン・オールナイト』
ちょっとがっかり(苦笑
雇った殺し屋も凄かったけど、
呑んだくれてたはずのリーアムもいざとなると
頭が冴えてシャキとするあたりはさすが!でしたわ(爆
母親がエド・ハリスにビンタ食らわしてたところ
「あなたのマフィアのせいよ!」という声が聞こえてきました(笑)
あそこのシーンでイッキにこの映画が大人路線を貫いてるな~でした。
マフィアの雇った殺し屋コモンが良かったですよね!
コモン曰くリーアム父が狙いなら報酬なしでも引き受けるぜ!ってところ
如何にも伝説の殺し屋って感じで大物アピールが良かったです(爆)
リーアム父さん映画は、アクションだけですね(苦笑)
エド・ハリスがあまりにも親ばかでがっかり。
NYを牛耳ってるとは思えないほど小粒な感じで、息子の友達を腹いせ(?)でめった刺し、リーアムが自分を狙いにやってくると予想してなかったのでしょうか?あの逃げ方は情けなかった(苦笑)
妻をなだめるため、または自分の部下へのメンツで仕方なく打って出たんでしょうね^^;
どのみち、自分が引退した後に家業を息子へバトンタッチする時点で
揉めることは必至と思いましたから死んで正解(おい)
リーアムのアクション映画はハッキリ言ってどれもブライアン・ミルズ^^;
次の「誘拐の~」も似たような映画だと思いますが、ワタシはお気に入りシリーズ(え?)なので観に行きます(笑)
脚を撃つとか、なんとかならなかったのか?
やはり、殺し屋パパはいざとなったら、
勝手に急所を狙って、相手の命を絶ってしまったのか?
反面、リーアムの息子はなかなかのイケメンで、なおかついい奴。2人の父親の友情。
この対比は面白かったけど、ちょっとリーアムおじさんのこの手の映画、満腹です。
まったくその通り!(笑)
こういうところがアルコール依存症の副作用なんでしょうね(爆)
たぶん、96時間のブライアンだったら膝を撃ち抜いたと思います。
で、これがコメディだったら父はもしかしたら股間など撃ったかもしれませんね(爆)
息子はイケメンでしたね!
彼が例のロボコップだったとは気が付かなかった(笑)
>ちょっとリーアムおじさんのこの手の映画、満腹です。
今日、「誘拐の掟」リーアム主演のアクション映画観てきましたよ(爆)
真面目な息子ではあるんですけど、もう少しお父さんに優しくしてやれよ…とも思いました。
いざという時にこれだけ頼りになるお父さんなのに、最後の最後まで冷たすぎるなーとも思ったり。
誘拐の掟の方が面白い、という人も居るんですけど、見に行くのがちょい面倒ではあります…。
あ~、確かに父に対する態度があまりに冷たかったですよね。
思うに、昔の悪行も息子なりに心を痛めていたし、母親がいなくなったのも
すべて父のせいという、もしや精神科疾患を患っていたのかも(違!)
「誘拐の掟」観ましたが、比較するとなるとやはりこちらに軍配です(爆)
あちらは80年代の刑事ドラマの再現のようで、リーアムじゃなくてもよかったのでは?でしたよ^^;
この映画は息子のために頑張る強いパパです。
ショーンの気持ちもよくわかるし、マイクが捜しに
行った黒人少年の存在も終盤に生きてくるという
そこはうまくできていたと思います。なんで危険を
冒して捜しに行くのか、とずっと考えていました。
ラスト付近のゆっくりしたシーンはあまり好みではなかったです。
『96時間』と被りまくってしまうから、そこは譲歩ですよね(笑)
娘→息子と来たから次は孫になる予想は当たるのか外れるのか興味深いところです。
この映画、思ったより良かったですよね。
脚本も辻褄が合うよう練りに練ったのが実を結んだんでしょうかね~^^