
評価:★★★☆【3,5点】
よくあるパターンのスリラーですが、撮影が凝っているので品格がある。
最近、ジュリアン・ムーアが綺麗に見えてしかたない。
本作の序盤でのすっぴんメガネルックもなかなか良いよ~(笑)
次回作『クロエ』でも、若い娘に嫉妬する演技が
なんだかとても魅力的に感じてしまいます。
◇
カーラは、解離性同一性障害疾患、いわゆる多重人格を否定する精神分析医。
その病気を理由に罪を逃れようとする犯罪者たちの嘘もことごとく見破ってきた。
そんなある日、同じ精神分析医の父から、デヴィッドという患者を紹介される。
カーラが診察を始めると、さっそく別人格が現われる。
最初は愉快犯と確信していたカーラだったが、調べを進めていくうちに、
次々と俄には説明のつかない事実が判明していく。
次第に確信が揺らぎ、逆に精神的に追いつめられていくカーラだったが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、本作は割と地味めな渋いホラー。
効果音やらCGで観客を脅かすという今流行りの演出を敢えて控えてる印象。
古風なストーリーとキャラクター造形は、特に新鮮味はなかったわけですが
画面の構図や撮影にかなり力を注いでいるのがよく分る。
ある家の、玄関ドアの割れたガラスをカメラは捉え、その十数センチのすき間から
カット割りなしでカメラは室内に潜入していく。
この辺りの撮影方法が気になってしまい、鑑賞中、何度もよそ事を(笑)
それから、それぞれのシーンが割合に長回しで撮られているのが特徴です。
監督はスウェーデンの新鋭モンス・モーリンド&ビョルン・スタイン。
この新鋭コンビの監督と撮影監督は過去作でもチームを組んでいるようです。
本作は、多重人格の男と精神分析医とのガチンコ対決と勝手に思い込んでいたら
微妙に違っていました。患者と思っていた男は、実はアレだった(ってなんだよう)
「あなたは、神を信じますか?」
無宗教であることを豪語し、神など居るわけない!などと言ったら
この男が黙っていません!
まるで、悪性ウィルス菌にでも感染したかのように、体に異常が現れます。
最初は、風邪に似た症状から、そのうち首から背中にかけて皮膚が爛れてきます。
そして、その爛れが、ある記号のようなものに浮きあがって来て
口からは泥を吐くようになります。
もう、そうなったら末期症状ということで、男がココである行為を。
なにを書いていいのか分らない!何書いてもネタバレになるし
ということで、結論を先に!・・・ってさっきも結論言ってるわ(爆)
ジュリアン・ムーアの『フォーガットン』よりは断然良い!
あの想定外の結末に比べたら、本作はしっかり辻褄が合うように出来ている。
さすがに『羊たちの沈黙』には到底及ばないものの、それに似た雰囲気はある。
ラストで、男は若干、ゲイっぽく(少女でしょ!)なるが
進行上、結構怖かったりします。
あ、そうだ!ヒッチコックの『サイコ』に出てきたノーマン系ですな(笑)
ま、こんな感じで締めますが、自分でも細かい部分が理解できてなく
特に、あの老婆の辺りで居眠りをしていたようで悔いが残ってます。
もういちどリピるほどの作品でもないので、テレビ放映まで待つことに~。
それでも、こういう雰囲気は好きなので、ちょっと評価が上がってます。
おまけ)
・男の名はジョナサン・リス・マイヤーズ。なかなかハンサムです。
横たわる病人(?)から、アレを吸い取るシーンは怖い。
もしも、生ニンニクを直前に食べていても関係ないのだろうか?
・ジュリアン・ムーアの娘を演じたブルックリン・ブルーの
瞬きをしない演技はさすがです!『きみがぼくを見つけた日』で
初めて見たときから、割と印象に残る子役でした。
・もしかしたら本作は、ジュリアン・ムーアの母子シリーズの1本なのか?
---------------------------------------------------------
監督:モンス・モーリンド/ビョルン・スタイン
脚本:マイケル・クーニー
撮影:リヌス・サンドグレン
音楽:ジョン・フリッゼル
出演:ジュリアン・ムーア/ジョナサン・リス・マイヤーズ/ブルックリン・プルー/
『シェルター』
よくあるパターンのスリラーですが、撮影が凝っているので品格がある。
最近、ジュリアン・ムーアが綺麗に見えてしかたない。
本作の序盤でのすっぴんメガネルックもなかなか良いよ~(笑)
次回作『クロエ』でも、若い娘に嫉妬する演技が
なんだかとても魅力的に感じてしまいます。
◇
カーラは、解離性同一性障害疾患、いわゆる多重人格を否定する精神分析医。
その病気を理由に罪を逃れようとする犯罪者たちの嘘もことごとく見破ってきた。
そんなある日、同じ精神分析医の父から、デヴィッドという患者を紹介される。
カーラが診察を始めると、さっそく別人格が現われる。
最初は愉快犯と確信していたカーラだったが、調べを進めていくうちに、
次々と俄には説明のつかない事実が判明していく。
次第に確信が揺らぎ、逆に精神的に追いつめられていくカーラだったが…。
<allcinema>
◇
結論から言って、本作は割と地味めな渋いホラー。
効果音やらCGで観客を脅かすという今流行りの演出を敢えて控えてる印象。
古風なストーリーとキャラクター造形は、特に新鮮味はなかったわけですが
画面の構図や撮影にかなり力を注いでいるのがよく分る。
ある家の、玄関ドアの割れたガラスをカメラは捉え、その十数センチのすき間から
カット割りなしでカメラは室内に潜入していく。
この辺りの撮影方法が気になってしまい、鑑賞中、何度もよそ事を(笑)
それから、それぞれのシーンが割合に長回しで撮られているのが特徴です。
監督はスウェーデンの新鋭モンス・モーリンド&ビョルン・スタイン。
この新鋭コンビの監督と撮影監督は過去作でもチームを組んでいるようです。
本作は、多重人格の男と精神分析医とのガチンコ対決と勝手に思い込んでいたら
微妙に違っていました。患者と思っていた男は、実はアレだった(ってなんだよう)
「あなたは、神を信じますか?」
無宗教であることを豪語し、神など居るわけない!などと言ったら
この男が黙っていません!
まるで、悪性ウィルス菌にでも感染したかのように、体に異常が現れます。
最初は、風邪に似た症状から、そのうち首から背中にかけて皮膚が爛れてきます。
そして、その爛れが、ある記号のようなものに浮きあがって来て
口からは泥を吐くようになります。
もう、そうなったら末期症状ということで、男がココである行為を。
なにを書いていいのか分らない!何書いてもネタバレになるし
ということで、結論を先に!・・・ってさっきも結論言ってるわ(爆)
ジュリアン・ムーアの『フォーガットン』よりは断然良い!
あの想定外の結末に比べたら、本作はしっかり辻褄が合うように出来ている。
さすがに『羊たちの沈黙』には到底及ばないものの、それに似た雰囲気はある。
ラストで、男は若干、ゲイっぽく(少女でしょ!)なるが
進行上、結構怖かったりします。
あ、そうだ!ヒッチコックの『サイコ』に出てきたノーマン系ですな(笑)
ま、こんな感じで締めますが、自分でも細かい部分が理解できてなく
特に、あの老婆の辺りで居眠りをしていたようで悔いが残ってます。
もういちどリピるほどの作品でもないので、テレビ放映まで待つことに~。
それでも、こういう雰囲気は好きなので、ちょっと評価が上がってます。
おまけ)
・男の名はジョナサン・リス・マイヤーズ。なかなかハンサムです。
横たわる病人(?)から、アレを吸い取るシーンは怖い。
もしも、生ニンニクを直前に食べていても関係ないのだろうか?
・ジュリアン・ムーアの娘を演じたブルックリン・ブルーの
瞬きをしない演技はさすがです!『きみがぼくを見つけた日』で
初めて見たときから、割と印象に残る子役でした。
・もしかしたら本作は、ジュリアン・ムーアの母子シリーズの1本なのか?
---------------------------------------------------------
監督:モンス・モーリンド/ビョルン・スタイン
脚本:マイケル・クーニー
撮影:リヌス・サンドグレン
音楽:ジョン・フリッゼル
出演:ジュリアン・ムーア/ジョナサン・リス・マイヤーズ/ブルックリン・プルー/
『シェルター』
しかし、ワタシは・・未だに『4thカインド』のぶっとび女博士(ご本人)のヴィジュアルが連想されてしまいます(⌒~⌒ι)
ガス・ヴァン・サント版の『サイコ』で重要キャラを演じてはったジュリアンさんですが、今にして思えば、
なかなか良かったなぁ、と。『逃亡者』でも美味しい役柄でしたよね、確か。
確かに、あの博士を最初に見たときはジュリアンさんをイメージしますよね^^
なので、すっぴんだと不気味なんだけど
よ~く見ると、なんだか美人にも見えてくるという不思議さがあります(笑)
聞き出す方にジュリアンさんを置いてたら
観てる方はまるで「アバター」の世界観というところでしょうか^^;
どっちがどっち?みたいな(爆)
リメイク版『サイコ』や『逃亡者』辺りになってくるとジュリアンさんが出演されてたことも忘れています^^;
次回作の『クロエ』は若い方の女優のお顔に注目!一瞬、ギョ!ってなりましたから~
途中からB級と化してしまいましたが、確かに映像は凝っていましたね。
陳腐に感じなかったのはそのお陰なんだ!
それにしてもジュリアンは、お年を召したらホラーや超常現象が似合うお顔立ちになってきたのか、こう、普通の映画の普通な役柄であまりお見かけしませんよね。
「50歳の~」もレズだったような…。
「ブラインドネス」もさっぱりだったので、彼女の出演作は要注意かも(苦笑)
「妹の恋人」の頃は可愛かったのに。
これから「ローラーガールス~」観てきます。
季節病のアレルギー性鼻炎が始まったので、調子の良い内に行っておかないと(笑)
またゆっくりお邪魔しまーーす!
とりあえずは完全なるオリジナル映画ということで許してあげましょう(笑)
って、よくわからないんだけど、そうなの?(←おい)
ジュリアンさんは超常現象というジャンルなら私しかいない!とでも訴えているような感じですよね。
このひとの代表作となると何になるのかよく分らないですよね^^;
『妹の恋人』の画像見ました!若いころは可愛かったんですね~
>これから「ローラーガールス~」観てきます。
これこれ!現在の上映館が「金」だけなので、うっかり忘れそうです(笑)
なんと!鼻炎だいじょうぶですか?これって厄介ですよね。
映画館で鼻をすすっていると周りに泣いてると勘違いされますし(笑)
お大事にしてくださいね^^