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英雄の証明

2022年04月23日 16時27分40秒 | 映画 あ行
評価★★★★【4点】



イランの5万トマンって小学生が出せる金額なのか。



元看板職人のラヒムは、借金を返済できなかったために
服役を余儀なくされていた。
ある日、一時的に外出を許された彼は、
再会した婚約者から金貨の入ったバッグを偶然拾ったことを告げられる。
2人は金貨を換金して借金の返済に充てようと考えるが、
全額返済には足りないと分かり、
ラヒムは換金を諦めバッグを持ち主に返そうと思い直す。
やがて無事に持ち主が見つかり、
そのことをメディアに取り上げられたラヒムは一躍時の人に。
借金返済のための寄付金が集まり、出所後の就職先も紹介してもらうなど、
ようやく運命が好転し始めたかに思われたラヒムだったが…。
<allcinema>



多額の借金を滞納した罪で服役中の主人公。
休暇中に偶然拾った金貨を、落とし主に善意で返したがために
本人にその気はなくともメディアに美談として祭り上げられ
いちどは英雄になるも、今どきのネット社会で疑惑の目を向けられる。
こうして、美談から一転、ペテン師として疑われてしまう。

真実がSNSで捻じ曲げられる怖さはこういうことなんだな~。

正直者に降りかかる疑惑を目の当たりにすると、
ついつい感情移入してしまうのが世の常であるけど、
疑惑を晴らそうと奔走するあまり、チョットした嘘をついてしまう。

その嘘がすべてを台無しにするということはよくある話で。。。

この映画で学んだ教訓として、個人間で落とし物のやりとりには
かならず相手の情報をまず得ることだ。
後に、自作自演などと言われぬようにしなくてはいけない。
日本なら交番に届ければ済む話なんですけどね。イランは辛いな。



【今週のツッコミ】

・父と息子の絆だけなら過去の名作『自転車泥棒』が頭をよぎる。

・幼い息子が、なけなしの小遣いを渡した5万トマンのレートは?
 日本円で約1500円ってところだそうで、お年玉の後なら出せますね。

・父親の負債って7000万トマンだったっけ?
 これ日本円にしたら約210万円くらいか。そりゃあ大金だわ。

・イランには気楽に相談できる法律事務所ってないのでしょうか。

・乞音症の息子の演技が光る。

・本作を観て、アスガー・ファルハディ監督作『別離』が観たくなる。
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監督:アスガー・ファルハディ
脚本:アスガー・ファルハディ
音楽:
出演:アミール・ジャディディ、モーセン・タナバンデ、サハル・ゴルデュースト

『英雄の証明』


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (margot2005)
2022-05-11 15:03:30
こちらにも...。
主演のアミール・ジャディディが素晴らしかったですね。
しかしながら、拾った物を警察に届けない。取りに来た人に本人確認しないで返却した。
イラン国の人々の感覚が??でした。
>イランには気楽に相談できる法律事務所ってないのでしょうか。
同感ですね。
margotさんへ (ituka)
2022-05-11 20:26:13
そうなんです!アミール・ジャディディっていい俳優さんですよね。
単純に困ってる人をただ助けたかっただけなのに、状況判断であんな風に真逆の判定を食らうことになる。
この映画で貴重品(特に大金)を拾ったらどうするべきか学ぶ部分は多かったです。
不幸を演じる役者まがいの輩には注意が必要ですね。

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