
評価★★★★
久々に観た!三国志に見るアジアの一大叙情詩!
冒頭から
国取り合戦の相関図が非常に親切で判りやすい。
◇---
西暦208年。中国。
帝国を支配する曹操(チャン・フィンイー)は
「天下統一」を揚げ、80万の大軍で
対抗勢力に襲いかかる。
標的となった劉備軍は、撤退が遅れ敗走をよぎなくされる。
精強ながら、その軍勢はわずか2万となり窮地に追い込まれる。
劉備に、軍師の孔明(金城武)は、
敵軍である孫権と同盟を結ぶことを進言し
ひとり孫権の許へ向かう。
孔明の同盟提案に戸惑う若き皇帝・孫権(チャン・チェン)。
孔明は、孫権が兄と慕い、事実上のキーパーソンである
司令官の周瑜(トニー・レオン)に出会う。
始めは孔明に対し疑心暗鬼を抱く周瑜だが
その人柄に触れ、次第に信頼を覚えるようになる。
孔明もまた、周瑜のカリスマ性に惹かれ
ついに、孫権軍と劉備軍は同盟を結ぶ。
二人の姿に同盟軍の心も、ひとつになっていく。
一方、80万の大軍で決戦の地へと向かう曹操には
秘められたもうひとつの目的があった。
それは、絶世の美女と言われる周瑜(トニー・レオン)の妻で
小喬(リン・チーリン)を我が物にすることだった。
80万の曹操軍に対する連合軍は、わずか5万。
圧倒的に不利な状況を覆すため
連合軍は勇気と結束を武器に孔明の奇策にかける。
歴史に残る大激戦“赤壁の戦い”の火ぶたが切って落とされた。
1800年の時を超えて紡がれる“愛と勇気の伝説”『レッドクリフ』。
『M:I-2』でハリウッドの頂点を極めたジョン・ウー監督が、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のスタッフとタッグを組み
製作費100億円を投入して作り上げたスペクタクル巨編である。
孫権軍の司令官・周瑜(しゅうゆ)役には、トニー・レオン。
周瑜と固い友情で結ばれる劉備(りゅうび)軍の
天才軍師・諸葛孔明(しょかつこうめい)役には金城武。
周瑜の妻・小喬(しょうきょう)役を
台湾のスーパーモデル、リン・チーリンが演じる。
また、日本からは中村獅童も特別出演している。
---◇
壮大なスケールに、まず圧倒される。
物語のスケールは当然だが、スクリーンに登場する
両軍合わせて13万人という兵士は
1000人以上のエキストラを配備している。
そして馬も半端でない数が使われているのだ。
建造物も広大な土地に実際に建てたものだろう
世界の巨匠・黒澤のモノクロ黄金期の映画にも匹敵する重量感だ。
この迫力を体感するには映画館の大スクリーンで観ないと損だね。
さりげなく登場していた純日本人俳優(中村獅童)が
孫権軍の周瑜(トニー・レオン)に仕える武術の達人役で
その存在感はなかなかのものでした。
この辺りは、孔明(金城武)の外務大臣的な静の指揮官とは
対極に描かれている。
また全編に流れる効果音楽およびテーマ曲が
岩代太郎氏によるもの。
歴史大作に相応しくなかなか力強くて迫力ある旋律だ。
それにしてもアレである。
帝国を支配する曹操軍総統のもうひとつの目的の
絶世の美女・小喬(リン・リーチン)の美しさに目がテン。
これが映画初出演だったなんて、これまたびっくりだ。

これは絶対、
今後ハリウッドから一気にオファーが来るはずだ。
こんな美女にワタシも“チマキ”にされたいものです。
おまけ)
字幕版で鑑賞のため疲れた~。
漢検1級レベルのような漢字のオンパレードであるため
いつもより字幕文字を追う時間が掛かったワタシ。
ココにレビューするのも漢字変換に苦労したので
大概はコピペで終了したものだから身に付かないね(汗)
いや、VISTAが学習しないのである。
------------------------------------------------------
監督:ジョン・ウー
脚本:ジョン・ウー/カン・チャン/コー・ジェン/シン・ハーユ
撮影:リュイ・ユエ/チャン・リー
音楽:岩代太郎
出演:トニー・レオン/金城武/チャン・フォンイー/チャン・チェン/ヴィッキー・チャオ/フー・ジュン/中村獅童/リン・チーリン
『レッドクリフ PartⅠ』
久々に観た!三国志に見るアジアの一大叙情詩!
冒頭から
国取り合戦の相関図が非常に親切で判りやすい。
◇---
西暦208年。中国。
帝国を支配する曹操(チャン・フィンイー)は
「天下統一」を揚げ、80万の大軍で
対抗勢力に襲いかかる。
標的となった劉備軍は、撤退が遅れ敗走をよぎなくされる。
精強ながら、その軍勢はわずか2万となり窮地に追い込まれる。
劉備に、軍師の孔明(金城武)は、
敵軍である孫権と同盟を結ぶことを進言し
ひとり孫権の許へ向かう。
孔明の同盟提案に戸惑う若き皇帝・孫権(チャン・チェン)。
孔明は、孫権が兄と慕い、事実上のキーパーソンである
司令官の周瑜(トニー・レオン)に出会う。
始めは孔明に対し疑心暗鬼を抱く周瑜だが
その人柄に触れ、次第に信頼を覚えるようになる。
孔明もまた、周瑜のカリスマ性に惹かれ
ついに、孫権軍と劉備軍は同盟を結ぶ。
二人の姿に同盟軍の心も、ひとつになっていく。
一方、80万の大軍で決戦の地へと向かう曹操には
秘められたもうひとつの目的があった。
それは、絶世の美女と言われる周瑜(トニー・レオン)の妻で
小喬(リン・チーリン)を我が物にすることだった。
80万の曹操軍に対する連合軍は、わずか5万。
圧倒的に不利な状況を覆すため
連合軍は勇気と結束を武器に孔明の奇策にかける。
歴史に残る大激戦“赤壁の戦い”の火ぶたが切って落とされた。
1800年の時を超えて紡がれる“愛と勇気の伝説”『レッドクリフ』。
『M:I-2』でハリウッドの頂点を極めたジョン・ウー監督が、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のスタッフとタッグを組み
製作費100億円を投入して作り上げたスペクタクル巨編である。
孫権軍の司令官・周瑜(しゅうゆ)役には、トニー・レオン。
周瑜と固い友情で結ばれる劉備(りゅうび)軍の
天才軍師・諸葛孔明(しょかつこうめい)役には金城武。
周瑜の妻・小喬(しょうきょう)役を
台湾のスーパーモデル、リン・チーリンが演じる。
また、日本からは中村獅童も特別出演している。
---◇
壮大なスケールに、まず圧倒される。
物語のスケールは当然だが、スクリーンに登場する
両軍合わせて13万人という兵士は
1000人以上のエキストラを配備している。
そして馬も半端でない数が使われているのだ。
建造物も広大な土地に実際に建てたものだろう
世界の巨匠・黒澤のモノクロ黄金期の映画にも匹敵する重量感だ。
この迫力を体感するには映画館の大スクリーンで観ないと損だね。
さりげなく登場していた純日本人俳優(中村獅童)が
孫権軍の周瑜(トニー・レオン)に仕える武術の達人役で
その存在感はなかなかのものでした。
この辺りは、孔明(金城武)の外務大臣的な静の指揮官とは
対極に描かれている。
また全編に流れる効果音楽およびテーマ曲が
岩代太郎氏によるもの。
歴史大作に相応しくなかなか力強くて迫力ある旋律だ。
それにしてもアレである。
帝国を支配する曹操軍総統のもうひとつの目的の
絶世の美女・小喬(リン・リーチン)の美しさに目がテン。
これが映画初出演だったなんて、これまたびっくりだ。

これは絶対、
今後ハリウッドから一気にオファーが来るはずだ。
こんな美女にワタシも“チマキ”にされたいものです。
おまけ)
字幕版で鑑賞のため疲れた~。
漢検1級レベルのような漢字のオンパレードであるため
いつもより字幕文字を追う時間が掛かったワタシ。
ココにレビューするのも漢字変換に苦労したので
大概はコピペで終了したものだから身に付かないね(汗)
いや、VISTAが学習しないのである。
------------------------------------------------------
監督:ジョン・ウー
脚本:ジョン・ウー/カン・チャン/コー・ジェン/シン・ハーユ
撮影:リュイ・ユエ/チャン・リー
音楽:岩代太郎
出演:トニー・レオン/金城武/チャン・フォンイー/チャン・チェン/ヴィッキー・チャオ/フー・ジュン/中村獅童/リン・チーリン
『レッドクリフ PartⅠ』
ジョン・ウーはどうも『ウィンドトーカーズ』で
ハリウッドの頂点から滑落しかけたイメージが
(ワタシの中で)強いので、
本作もちょっと斜に構えてしまいますね。。
本作を1本にまとめる手腕(ってか決断力&編集力)がウーにあれば、
何処までもついて行くんスけど・・(⌒~⌒ι)
絶対に出てくるだろうな。なんて思ってたら
やっぱり出てきました^^
国取り合戦であるが故、戦闘での死者が大量に出ると云うことで
神聖なる白い鳩を登場させているのでしょうね。
死者への冥福を祈る形として、彼には白鳩は欠かせないのでしょう。
>ジョン・ウーはどうも『ウィンドトーカーズ』で
ハリウッドの頂点から滑落しかけたイメージ
確かに、『ウィンドトーカーズ』は同年に公開された
『ワンス・アンド・フォーエバー』の影に隠れた印象で
主演のニコラス刑事がどうにもへタレに見えて仕方なかったです。
ジョン・ウーの演出もイマイチでしたしね^^
>本作を1本にまとめる手腕(ってか決断力&編集力)がウーにあれば
>何処までもついて行くんスけど・・(⌒~⌒ι)
本作に関してはpartⅡが来年の4月に公開されるんですが
今から、楽しみで仕方ないです。
三国志の赤壁の戦いをNHKスペシャル以外で観れたことに感謝してます(照)
トニーレオンはちょっと軽すぎかなと思わないでもない。
後編が楽しみです。
さすがジョン・ウーという奥行き感のあるカメラワークにワタシも痺れました^^
>トニーレオンはちょっと軽すぎかなと思わないでもない。
連合軍の総指揮ということで
もう少し年齢を重ねた俳優さんが演じたほうが良いですよね。
興業的にみたらトニー・レオンは外せなかったかもしれませんね^^
続編が来年の4月ということで
チョット間隔が空いてしまうことが痛いところです。