映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~

リアリティ映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

人生万歳!

2011年01月02日 16時25分39秒 | 映画 さ行
評価:★★★☆【3,5点】


世の中をこれだけ否定していれば、あとは案がいと楽かも。
ボリスの知的な会話に行きすぎ感も感じるけど
これが意外と的を得ているんです。

2011年度初となる映画はウディ・アレン監督作の
シニカル・ムービーなる本作にしてみました。
昨年こそ見逃してた映画ですが、これは年初めに観る作品として
案外と良かったのではないでしょうか。



かつてはノーベル賞候補になるなど天才物理学者と持てはやされ、
順風満帆かに思われたボリス。
だがそんな彼も、自ら招いた災いを機に今ではすっかり落ちぶれ、
冴えない独身中年に成り下がっていた。

こうして淡々と日々をやり過ごしていたボリスはある夜、
南部の田舎町から家出してきた若い娘メロディと出会う。
彼女に同情したボリスは、数日だけという約束で自分のアパートに
泊めてやることに。ところが一緒に暮らすうち、メロディはなぜか
親子ほども歳が離れ、会話もまるで噛み合わないボリスを
“運命の相手”と思い込んでしまう。
さらには、愛する娘の後を追って彼女の両親も相次いで現われる始末で、
事態はますます複雑になってしまい…。
<allcinema>



嘗てはノーベル化学賞にノミネートされたという自負が
主人公の人格を一定レベルの位置まで押し上げてしまい
その後は、その高い地位であったことを現在まで引きずり続ける
思いっきり勘違いしているボリス爺さんってところでしょうか。

なにを言うにも上から目線なところが可笑しい。
彼の友人たちもそんなボリスを仲間にしているのは
やっぱり年齢的に老い先短いということが仲間意識を
より強いものにしているのかもしれない。(いや、これは失敬!)

ボリスの毒舌をまともには聴いてないからこそ
うまくやって行けてるのでしょう。
ボリス自身も心底本音でそう言ってるとは思えないからです。

なぜなら、彼の言う“安定した毎日”を崩すかのように突如現れた
ひとりの家出娘によりボリスの生活が徐々に変化して行くこと。
もちろん、最初は彼女に毒を吐くのですが、いつしか
彼女の純粋さに惹かれて行ってしまい、それを自身で否定しようにも
ボリス自身、そこまで世の中を拒否しているわけではなかった。

いいですね~!ストーリーの終盤になる頃には
ワタシ自身、ボリスの人間性に共感しちゃったりして!
彼の言うことにも一理あって、ワタシもココロの奥底にあるものは
主人公とそんなに変わらなかった気がしてきました。

2度目の飛び降りはビックリしました。
劇場内も「あ~!」っていう悲鳴に近いものがあちこちから(笑)


最後はすべてのカップルが出来上がり、なにはともあれ
みんな丸く収まった気持ちの良い展開はまさにハッピーエンド!
正月映画には持って来いかというところですかね~。


追記)
・家出娘があそこでボリスに乞う台詞に大笑い!
 それに対して、「2分だけ(家に)入れてやる」って2分に爆笑!
 でも、なんやろね~、それがいつしか同居する展開になっていくのには
 世の中、どこで運命の糸が結ばれているのか判りません(笑)

・家出娘を探してやってきた母がボリス家で嫁となっている娘を見て
 失神するが、その後の母の展開にウディ・アレンの優しさをみた。
 ひとって気持ち次第でこんなにも見た目が変わるものなのね。

・仲間に言う家に転がり込んだ家出娘の評価が徐々に上がっていくのが
 ある意味、ヤモメ男のせつなさとでもいうのでしょうか。

・子供相手にチェスを指導し金を子供から受け取るシーンには大受け!

・こういう毒舌思考の映画に相反し、ユル~く笑ってみるのもいいかも。
 これはすでに有名な脱力系のアニメですが、動きや台詞が超リアル!
Peeping Life 「花見の場所取り」編


---------------------------------------------------------------
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
撮影:ハリス・サヴィデス
音楽:?


出演:ラリー・デヴィッド/エヴァン・レイチェル・ウッド/パトリシア・クラークソン/
    ヘンリー・カヴィル/


『人生万歳!』
『映画DVD(レビュー感想)』 ジャンルのランキング
コメント (6)   トラックバック (12)   この記事についてブログを書く
« 2010年度、日本インターネッ... | トップ | 7級公務員 »
最近の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
☆おお、動画のオマケだ(=^_^=)☆ (TiM3)
2011-01-03 00:00:26
ヴィレッジ・バンガード(異空間系雑貨店)の店内で、
こんなビデオを延々デモで流してた気がする(=^_^=)

で、しばらく立ち止まって観てた気がする(=^_^=)

「花見手当」ネタってのは、何となくリアルで笑えないけど、
まぁユル~くて、これはこれで楽しいですね。

って言うか、まだまだ周囲に取れる場所はあると思うが。。

※本作ってば、アレン監督ご自身はカメオされてるんですかねぇ?
あけおめ~♪ (オリーブリー)
2011-01-03 00:39:55
昨年はお世話になりました。
本年もどうぞ宜しくお願いします!!
今年は映画館に出かける時、何か目印を身につけましょうか(爆)

うんうん。
ウンチクはチトうざいとも思ったけど、核心ついてるんだよね。
回り回ってのハッピー・エンド、年末年始に良さそうです。
ちなみに、私の洋画納めはこれでした(笑)

パトリシア・クラークソンが良かったな~両脇の男は要らないけど、降って湧いたようなキャリアが羨ましいですよ!
みんなどこかで目にしてる動画 (ituka)
2011-01-03 10:13:49
TiM3さん、お早うございます。

そうそう、こちらもイオン店内のとある雑貨屋で延々と流してます。
これ観だすと止まらない(笑)
この「花見の場所取り」の女の子が可愛いなって(爆)
このDVD第一巻をまるごとアップしてるサイトがありましたよ。
http://ja.justin.tv/kisk8889/b/264893953

投稿者の雑音をきにしなければこれはこれでお得かも^^

本作、ウディおじさんはカメオしてません。
変わりに主人公が完全になり切ってます^^
は~い、あけおめ~ (ituka)
2011-01-03 10:23:18
オリーブリーさん、お早うございます。

今年もよろしくお願いしますね^^
今年はどこかで鉢合わせしたいですね~
そうそう!目印って、それいいかも!
ワタシは、フェンシングマンの格好でもしていこうかな~(爆)

この作品、オリーブリーさんの評価で観に行く気になったのでした^^
パトリシア・クラークソンの滑らかな台詞回しは、ほんと役者でしたね~(笑)
また彼の口もとの清潔さも高評価の一因だったとかね^^
こんばんは (デイヴィッド・ギルモア)
2011-05-15 22:36:29
いつもお世話になります。
そうですね、ボリスというのは、強烈なキャラですが、仰るように、共感するところもありましたよね。それでは、またよろしくです。
どもども、こちらこそ (ituka)
2011-05-16 19:49:44
デイヴィッド・ギルモアさん、こんばんは。

ボリスは自分の領域はガッチリ守るタイプでしたね。
でも、こういうひとは、案外メロディのようなタイプに弱いのかもしれませんね^^
こちらこそよろしくです。

コメントを投稿

映画 さ行」カテゴリの最新記事

12 トラックバック

人生万歳! (心のままに映画の風景)
かつて物理学でノーベル賞候補にもなったボリス(ラリー・デヴィッド)は、気難しい偏屈で人間嫌い。 妻と別れ、社会から孤立していたが、ある晩、南部の田舎から家出してきたメロディ(エヴァン・レイチェ...
~『人生万歳!』~ ※ネタバレ有 (~青いそよ風が吹く街角~)
2009年:アメリカ映画、ウディ・アレン監督、ラリー・デヴィッド、エヴァン・レイチェル・ウッド、パトリシア・クラークソン、エド・ベグリー・Jr.、コンリース・ヒル、マイケル・マッキーン出演。
人生万歳!(2009)◎●WHATEVER WORKS (銅版画制作の日々)
 これぞ、ハッピー・エンディング! 京都シネマにて鑑賞。ウディ・アレン監督...
人生万歳! (LOVE Cinemas 調布)
『それでも恋するバルセロナ』など語り部ウディ・アレン監督の通算40作品目のラブコメディー。久々に舞台をヨーロッパからニューヨークに戻し、偏屈な天才物理学者とちょっとおバカな田舎娘の奇妙な恋愛模様を描き出す。主演にコメディアンのラリー・デヴィッド、共演に...
人生万歳!/Whatever Works  (我想一個人映画美的女人blog)
ランキングクリックしてね
人生万歳! (映画的・絵画的・音楽的)
 恵比寿ガーデンシネマが、来年1月一杯で閉館することになり、その最後の上映作品だということで、気は早いのですが『人生万歳!』を見に行ってきました。 (1)『人生万歳!』は、ウディ・アレンの監督40...
人生万歳! (Movies 1-800)
Whatever Works (2009年) 監督:ウディ・アレン 出演:ラリー・デヴィッド、エヴァン・レイチェル・ウッド、パトリシア・クラークソン 偏屈老人と天真爛漫な家出娘、娘を捜しにきた両親、それぞれの恋愛模様を描くコメディ。 原題の「何でもあり」が意味するのは、邦題...
『人生万歳!』 楽しい映画をありがとう! (映画のブログ)
 もう上映期間も終了間際だというのに、映画館は意外に混んでいた。私と同じように考えた人が多いのだろうか。  時間の都合がつかないので、『人生万歳!』のロードショーに行くのは見送ろう、いったんはそ...
『人生万歳!』 なぜ今この作品なのか? (映画のブログ)
 ウディ・アレンは、なぜ今になってこの作品を世に送り出そうと考えたのか?  『人生万歳!』に感じた疑問はそれだった。  本作の脚本は、元々70年代にゼロ・モステルを主演に迎える予定で書かれたもの...
「人生万歳!」(WHATEVER WORKS) (シネマ・ワンダーランド)
米映画界の才人、ウディ・アレン(75)がメガホンを執った自身40作目となり、故郷NYを舞台にしたラブ・コメディ「人生万歳」(原題=何でもあり、2009年、米、91分、W.アレン脚本)。この映画は、ひょんなことから出会った中年学者と、世間知らずな家出娘とのお...
人生万歳! (だらだら無気力ブログ)
名匠ウディ・アレン監督が「メリンダとメリンダ」以来、久々に故郷 ニューヨークを舞台に手掛けたロマンティック・コメディ。ひょんなことから 出会った偏屈な中年学者と世間知らずな家出娘の、おかしな共同生活と 恋愛模様の行方を軽妙なタッチで描く。 主演はTVシリ...
mini review 11546「人生万歳!」★★★★★★☆☆☆☆ (サーカスな日々)
『それでも恋するバルセロナ』などの名匠、ウディ・アレン監督の通算40作目となるラブコメディー。久々に舞台をヨーロッパから古巣ニューヨークに移し、くたびれた中年男性と若い娘の奇妙な恋愛模様を映し出す。主役を務めるのは、アメリカを代表するコメディアンのラリー...