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SAWⅢ ソウ3

2006年11月30日 20時52分36秒 | 映画 さ行
評価:★★★★

処刑装置で首が吹っ飛ぶことより、頭蓋骨の切開シーンには正直吐きそうになっていた(笑)

今回のシリーズ3作目は前半と後半と二部構成のような作り方だ。前半は前作との繋がりで頭より腕力勝負の印象が強かったマシューズ刑事がらみで、同僚の女刑事ケリーの拉致となっていく。そして、ここで一旦ストーリーが切れるのである。
後半は新メンバーの登場で、ジグソウの新たなゲームの犠牲者としてストーリーは展開していく。

我が子を轢き殺されたパパイヤ鈴木‥じゃなくて父親ジェフがジグソウのゲームの主人公となり、処刑装置にセットされた関連人物である目撃証言をしなかった女性、軽い判決を言い渡した判事、轢き逃げ犯の医学生に対して感情のまま突き進んでいく。前半の刑事たちのストーリーは前作までのネタ落ち程度の軽い展開となっており、メインは父親ジェフと、もうひとり救命病棟の女医リンのふたつのストーリーが同時進行していく。

ジグソウの手下となったアマンダが今回のキーとなる。この3作目で1作目の「ソウ」の種明かしをしている。ある意味、この映画も“ビギニング”的な方向で撮ろうとしていたのかと思った。

身体のパーツが外部の力によって、有らぬ方向に捻じ曲げられ引きちぎられる。あるいは粉砕するというのは、スプラッター映画としてニセモノをより本物に見せるという面白さであり、観客を欺くようなリアルさを追求するという特殊メイクアップアーティストたちのワザを本作では執拗に見せ付けられた感じの映画だ。

今年は「父親たちの星条旗」「テキサス・チェーンソー ビギニング」と観てきて、最近は死体描写がますますエスカレートの一途を辿っている。しかし、所詮は作り物なので観ていても“特殊メイクアップ”のワザとして観てしまっている。

だが、この作品に限っては、それまで観てきた多くのスプラッター映画をも地に追いやるようなエグさだ。いちばん堪えたのはジグソウの手術のシーンですね。頭蓋骨を部分切開するシーンには正直「ウゥゥ‥」と吐きそうになってました(-_-;)

あの生々しい映像と効果音は、観ていて思わず眉間に皺が寄り、奥歯を噛み締めてしまうほどリアルでした。

このシリーズは3部作と思っていたら、公式サイトで次回作『ソウ4』をプロデューサーが製作準備をしているというダーレン・リン・バウズマン監督のインタビュー動画がありました。



本作で謎が残るカットが頻繁に出てくるのは『ソウ4』への伏線なのか‥。そうなれば父親ジェフ(パパイヤ鈴木に似ている・笑)のジグソウ疑惑は無いということになる。闇の首謀者は一体誰なんだ~(笑)次回作に期待です。

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監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本:リー・ワネル
撮影:デヴィッド・A・アームストロング
音楽:チャーリー・クロウザー

出演:トビン・ベル/ショウニー・スミス/アンガス・マクファーデン/バハー・スーメク/ディナ・メイヤー/ドニー・ウォールバーグ


『SAW ソウ3』オフィシャル・サイト
http://saw-3.jp/




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