漱石前期3部作の3作目。かなり地味な作品で、大きな出来事も起こらない。不倫で結ばれた夫婦の日常生活を淡々と書いている。タイトルの「門」は、主人公が妻お米の元亭主の消息を知り心を乱し、座禅をするため禅寺の門をくぐるところから来ているようだが、禅寺に行くのはかなり終盤である。文庫の裏表紙のあらすじにも禅寺に行くことが書いてあるので、禅寺での修行が小説の大きな部分を占めるのかと思いきや、そうではなかった。
「門」の前に3部作の第2作の「それから」を読んだが、第1作「三四郎」をまだ読んでいない。順序は前後したが、次は「三四郎」を読もうと思う。その次は後期3部作を読もう。後期3部作も第3作「こころ」を先に読んでしまっているが・・・。
「門」の前に3部作の第2作の「それから」を読んだが、第1作「三四郎」をまだ読んでいない。順序は前後したが、次は「三四郎」を読もうと思う。その次は後期3部作を読もう。後期3部作も第3作「こころ」を先に読んでしまっているが・・・。