一亭獨言 一亭独言

落語見聞記、読書レビュー、江戸里神楽間宮社中、その他。

夏目漱石著「門」

2005年01月04日 19時26分53秒 | 読書日記
 漱石前期3部作の3作目。かなり地味な作品で、大きな出来事も起こらない。不倫で結ばれた夫婦の日常生活を淡々と書いている。タイトルの「門」は、主人公が妻お米の元亭主の消息を知り心を乱し、座禅をするため禅寺の門をくぐるところから来ているようだが、禅寺に行くのはかなり終盤である。文庫の裏表紙のあらすじにも禅寺に行くことが書いてあるので、禅寺での修行が小説の大きな部分を占めるのかと思いきや、そうではなかった。
 「門」の前に3部作の第2作の「それから」を読んだが、第1作「三四郎」をまだ読んでいない。順序は前後したが、次は「三四郎」を読もうと思う。その次は後期3部作を読もう。後期3部作も第3作「こころ」を先に読んでしまっているが・・・。

12.29.Wed. 圓菊一門会 於:浅草演芸ホール

2005年01月04日 10時51分58秒 | 落語見聞記
古今亭 菊可 「六尺棒」
古今亭 菊千代「宮戸川」
おどろうず(寿代・友美) 踊り
古今亭 菊丸 「疝気の虫」
古今亭 菊春 「小言幸兵衛」
 -仲入り-

 知り合いの芸者の友美姐さんが踊りで出るというので、姐さんからチケット購入。昼夜入れ替えなしだが、4時開演の夜の部の最初から見るつもりで浅草へ。ちょうど4時に到着して会場に入ると超満員で立ち見もいっぱい!高座上を見ると駿菊師が上がっている。時間が押していてまだ昼の部のトリの1つ前の出番なのだ。入れ替えはないが、昼の部が終われば出る人もいるだろうということで、2階席の外のベンチで30分ほど待つ。