一亭獨言 一亭独言

落語見聞記、読書レビュー、江戸里神楽間宮社中、その他。

6.25(日) 品川歴史館里神楽上演会

2006年06月30日 22時18分54秒 | 江戸里神楽間宮社中
午前の部11:00-「八雲神詠」
午後の部14:00-「兄弟探湯」 

 品川歴史館での展示に合わせた上演会。舞方7人が午前、午後どちらか一方に出演したが、私だけ(最若手ということで?)両方に出演した。午前の部では大蛇、午後は勅使を演じた。会場の書院は、通常神楽を行う神楽殿とは異なり畳の座敷で、お客さんが演者と同じ高さの隣座敷から間近で見ていて勝手が違って多少やりにくかった。しかも舞台に出るのが逆方向だった。
 お客さんの入りは大盛況で、午前・午後とも100人以上は入っていたようです。午後の演目は従者(もどき)が火を起こす道具を運ぶ「焚(たき)の運び」というのが見せ所で、面白い仕草をしたり道具を別の物に見立てたりするのですが、お客さんもかなり笑ってくれ(子供の笑い声が目立っていた)、演じていて満足感が得られました。
 午後の勅使の時、私は面と烏帽子をきつく締めすぎたせいか、出て床机に座った途端に頭が痛くなってきて、その後ずっと床机に座っている役だったのですが、段段気分が悪くなってきてたいへんでした。いやな汗は出てくるし、早く終われと祈るばかりだった…。気を紛らそうと足を動かしたり、左手を狩衣の下でつねってみたり落ち着かない動作をしてしまい、見苦しかったかもしれません。そのせいではないが、最後に立ち上がって甘美内宿禰を中啓で叩きに行くときに、一段高い床の間の床机に座っていたのを忘れ、そのまま前に進み、床の間から落ちる感じになってしまった(転ばなくて本当によかった…)。
 まだまだ修行が足りないな・・・。

これから読みたい世界文学

2006年06月17日 13時02分10秒 | 読書日記
 うっかりしているうちにまた半月近くあいてしまった。
今、「戦争と平和」を読んでいるがトルストイの民話集の新しい本が出たらしい。
北御門二郎訳「トルストイの散歩道」全5巻(あすなろ書房)で新書版だそうだ。
 トルストイの民話もろくに読んだことないので読んでみるか。
 白水社Uブックスからはカフカコレクションが出ている。
「変身」といくつかの短編しか読んでないので、この機会に「城」「審判」など読んでみよう。これまで「アメリカ」のタイトルで出ていた作品は、カフカが付けた「失踪者」のタイトルで入っている。