一亭獨言 一亭独言

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エンターテインメント本3タイトル

2007年03月01日 12時34分16秒 | 読書日記
 昨日、書店に寄り読みたい新刊を3点見つけた。最近は哲学、文学など古典的な本に興味があったので新刊で読みたい本がなかったのだが。もっともこの3点も新たに刊行されたものだが、作品そのものは新しくはなく、復刊という感じか。
 3点ともエンターテインメント作品。
①田中芳樹「銀河英雄伝説」1黎明編。以前から興味はあったが、新たに創元SF文庫から刊行が始まった。この機会に読もう。全10巻(本伝)と思われるので、それほど長くはないので、何とか読めるだろう(「グイン・サーガ」とかはもう追いつけないが)。
 コミック版やアニメ版などもありそれらで、とも思ったがやはりオリジナルの小説を読むべきだろう。
 ちなみに田中芳樹を読むのははじめてだ。
②戸板康ニ「中村雅楽探偵全集」1(創元推理文庫)。
 全5冊で長編も含め全作品を網羅。第1短編集の「団十郎切腹事件」は昨年読んでかなり面白かったので、ほかのも読みたいとは思っていた。全集で揃えよう。1巻の前半は既読なので後半のみ読めばよい。1冊1200円と文庫にしてはけっこう高い(厚みもあるし)。
後期の作で「家元の女弟子」(文春文庫)は新刊で出た時に買ったのだが読んでない。
③ルブラン「水晶の栓」(ハヤカワミステリ文庫)。
 ルブランの”ルパン”シリーズは超有名だがずっと読んだことがなく、昨年ハヤカワ文庫から個人新訳で全作品が出るというので、その中からまづ「奇岩城」を読んだ。
 昨日書店で見た「水晶の栓」で4冊目。今のうちならまだ追いつけるので、既刊のものを読もう(「怪盗紳士ルパン」「カリオストロ侯爵夫人」)。そして今後は書店で新刊を見かけたら買っていく。

 ここのところ本はほとんど買わず、図書館で借りて読んでいたが、最近、本は買って読むべきだという意見を読み(齋藤孝氏)、今は買う気満々。買って読む理由は、”書き込みができる””読んだ本を書架に並べていつでも見れるようにしておく”の2点だが、僕の場合書き込む習慣はないので、2つ目の理由に賛同したため(今読んでいる「戦争と平和」は借りて読んでいるが改めて買いたい(古本屋であればよいな))。加えて”本を買うお金をケチってはいけない。自分の財産になるのだから”とも。お金の問題よりも置く場所の方が問題だが…。
 といいつつルパンについては、ブックオフで探してみようと思っているのだが…。