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噺家名跡襲名予想 序文

2009年06月18日 12時13分28秒 | 噺家名跡襲名予想
 東京では、この春二代目林家三平が誕生した。上方では、昨年小米朝さんが米團治を襲名、今年はつく枝さんが桂文三を、来年は都丸さんが桂塩鯛を襲名するという。そのほか、襲名は結構着実に行われている。とはいえ名跡はかなり多数あるので、現在空いている名跡もまた多数ある。それらの襲名推奨名跡を誰が襲名するであろうかを独断で予想してみようと思う。
 襲名推奨名跡はざっと数えて100以上もある。そのリストは近いうちにHPに掲載しようと思っているが、その元となっているのが、手元にある橘左近氏の「東西落語家襲名推奨名跡八十選」だ。これは、父親に左近氏から届いた年賀状に印刷されたもので何年のものかはわからないのだが、その中に春風亭柳朝と桂文楽の名があるので先代柳朝は亡くなっていて、今の文楽はまだ襲名していないということだ。とすると1992年ということになる。
 この八十選のうち24は、年賀状以後襲名している。
襲名したがその人も亡くなるか別の名前を襲名し、現在は空いている名跡もある。喜久亭寿楽、笑福亭松鶴、三遊亭圓之助。
 年賀状以降に亡くなったため空いている名跡:文治、圓右。
 年賀状以降に亡くなったがすぐ襲名された名跡:小さん
 代数がそれほど続いていないので、名跡といえるかどうか微妙だが、誰かに継いでほしいもの:志ん朝、吉朝、菊語楼、文朝など。
 二つ目名かもしれないが埋もれさせたくないもの:横目家助平
と、いろいろある。
 継ぐべき人が予測できる名跡もあれば、誰が継ぐのがまったくわからないものもあるが、これからこのブログで独断で予想してみたいので、乞うご期待!