
グッチのベルト修理依頼が持込で来ました。
ベルトとバックルの連結部分なのですが、あまりここにはネジが使われていないので、伺った時は不思議に思ってました。

良く観察してみると、確かにネジが入っていたみたいです。
雌ネジが残ってます。

合いそうなネジを探します。
うまく入ればよいのですが、ネジは国際規格に準拠したものを使っていればなんとかなります。

入りましたが、ちょっと頭が出っ張るので、これでは衣服に引っかかってしまいます。

頭が入るようにドリルでちょっと広げました。
あまりやり過ぎると強度が落ちてしまうので、このくらいが限界です。

さっきよりは収まりが良くなりました。

可動部分なので、ただネジを締めただけでは硬くて動きませんし、緩いとまた抜け落ちます。
可動がスムースに動くように、かつ、抜け落ちないようにするには、特別な処置が必要なのです。
もちろん、これにはそれを施してあります。
新品の状態ではそれが不十分だったので、抜け落ちたのだと思います。
ネジって締めれば良いものでもないのです。
機械部品は組み方で性能が変化するほど微妙なものですから、ネジの締め方一つでも誰がやったかで差が出ます。
私の場合、自信があるので修理個所に一年保証付けてます。
修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
お電話でのお問い合わせも受けておりますが、お電話のみでは状態が確認できませんので、お見積りは正確には出来ません。ある程度幅を持った回答となります。
お電話いただく場合でも、まず画像をお送りいただいてからのお問い合わせであればスムースにお見積もり出来ます。
持込いただく場合、留守にするときもございます。
できれば事前にご予約ください。
土日はお休みです。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
03-3886-6271
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