ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

タトラス バックル修理 2本

2022-02-03 07:29:14 | アパレル(トレンチ以外)

それぞれ別のお客様からですが、タトラスの修理依頼をいただきました。
ダウンコートの付属ベルトです。
こちらのバックルは蓋が完全にはずれています。


真鍮材で部品を作ります。
頭だけシルバーでメッキして、先端はカシメやすいように加工しています。
先端の作りは内緒です。


修理完了です。


こちらは山口県のお客様からの修理依頼品です。
片側だけはずれています。


このように抜けないようにテープで留められて送られてきました。
もしかしたらこの状態で使っていたのかもしれません。
これでは不安ですよね。


何本も直してますが初めて見ました。このバックル板バネなのです。
今まで見たタトラスのバックルはどれもタケノコ型のコイルばねでした。
年代によって多少のマイナーチェンジはありますが、バネも錆びているので、これは今まで見てきたものよりも古いのかもしれません。
また、ベルト自体もゴムが伸びてきていて、こちらも修理できないかお問い合わせいただきましたが、残念ながらちょっとできそうになかったので、どこかほかを探していただく事にしました。
こういった幅広のゴムを売っているところなら存じているのですが、問屋さんなので、販売単位が1ロールになってしまうので、恐らく数十から数百メートル単位で無いと調達先がわかりませんでしたのでお断りしました。


とりあえずテープを外して穴の状態を確認します。


部品が短いのでカシメられる部分が少なく抜けやすいのだと思います。
もちろん私が作る部品は長めにしてます。


修理できました。


内側なのでカシメ部分を大きくとって、見た目よりも耐久性重視で修理しています。
反対側も抜けそうでしたので、出来る限りの処置は施しておきました。

タトラスのバックル修理でしたら、大体部品製作して修理して4-5000円程度いただいています。

ベルト修理の作業受付はメールかLINEでのみ受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡ください。
どのような状態になっているのか確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。
持ち込みはワクチン2回接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いします。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



土日祝日の受信は翌営業日の朝に返信してます。


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