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山陽道 桜めぐり

2010年04月08日 | 旅行
1泊2日 山陽方面へ桜めぐりに行きました

1日目
 姫路城
1333年播磨の守護職赤松則村がここに砦を築いたのが始まり。
1601年に徳川家康の女婿、池田輝政が8年の歳月をかけ、5層7階の天守を築きました。池田氏3代の後入封した、本田忠政の長男とその室千姫の為に、西の丸が整備された。

白鷺城の別名を持つ外観の美しいお城は、1993年ユネスコ世界遺産に登録されました。今年の4/12以降、天守閣の改修工事がはじまり、この美しい外観は5年程観られなくなります。桜も満開なこの時期大変な混みようでした。



天守閣から西の丸を望む


西の丸 千姫の化粧槽
 

 倉敷美観地区
1642年江戸幕府の天領地となった、倉敷のこの場所には、年貢・米・物資を保管しておくために造られた、蔵屋敷や町家が残ってます。大原美術館(日本初の西洋美術館)、星野仙一記念館(野球)、いがらしゆみこ(漫画家)美術館、大山名人(将棋)記念館、その他民芸館や玩具館など倉敷川沿いの蔵屋敷を整備し、夜もライトアップして観光客を迎えてます。
私たちが着いたのは夕方でどこも閉館してました。お土産物屋さんも閉店し、人出もまばらで、散策は寂しい限りでした。



2日目
 尾道・千光寺
本土はJR本線に沿って細く伸びた町で、向島、因島、生口島の大きな島も尾道市。
物資の集散地であったことから、ここを起点に商売をしていた、豪商がお寺を築き、最盛期には80もの寺があったそうです。現在でも25あまりあります。また、山沿いからは瀬戸内海も望める風光明媚な町は、文学者にも好まれました。

細い道をバスでのぼり千光寺公園へ。公園を中心に桜は1万本もあるそうです。展望台で瀬戸内海を望み、806年開基の千光寺へお参りに。お寺の上り降りの小道(自然道なので、足元注意)には、尾道を愛した文学者の一文が、自然の石に刻まれてます。正岡子規・志賀直哉・林芙美子など。

展望台から瀬戸内海を望む


千光寺から


こんな道の脇に文学碑が


 岩国・錦帯橋
錦帯橋で有名な岩国は、吉川広嘉城下。また「おはん」の作者宇野千代さんの生まれ故郷でもあります。錦川を挟んで北側には岩国城や墓所など吉川家ゆかりの史跡があり、南側には江戸時代の城下町の建物(お土産・飲食)が広がります。
錦川にかかる錦帯橋は、木造五連のアーチ型の橋です。1673年3代藩主の広嘉が錦川の氾濫に対応できる橋をと、明の帰化僧から技術を取り入れ造ったそうです。翌年流されたけれど、橋梁を強固にし昭和25年台風で流されるまで276年間も健在した橋で、昭和28年再建し、北側川岸の桜とマッチして美しい景観です。




 安芸の宮島
平安の歴史を今に伝える、日本三景の一つ宮島の厳島神社へ。
3人の姫巫女をまつり593年の創建。1168年に平清盛が現在の規模を広げました。平安時代、朝廷の実権を握っていた清盛の、栄華をしのばせる豪華絢爛な神社です。海を境内にした、朱塗りの寝殿造りの神社は、1996年ユネスコ世界遺産に登録されました。

自然生息のシカです。夜になると山に帰ります。昼は下りてきて、好物の1万円札?をねだってます。


寝殿造りの境内


海の中に立つ大鳥居は、奈良の大仏とほぼ同じ高さで16mあります。鳥居の重みだけで立っていて、潮が引くと鳥居まで歩いて行ける。


今回の旅行は、姫路城と宮島がメインでした。(姫路城だけは?十年の修学旅行以来、他は初めて)桜は2の次。でも濃淡ピンク色の桜が、自然と歴史文化に溶け合い見事な景観に感動した旅でした。