鼓緒太

~on a journey with sound…

12/8【critical point】

2007-12-08 | 日記
 その2時間は本当にあっという間だった。

















 な~んか今日は朝からソワソワしてた

 …ハラハラ?

 …ドキドキ?

 …ワクワク…?

 恐怖と快感の境目というか…際どい臨界の気分。

 飯を食って家を出る。


















    
 向かった先は…神田川沿いにある某スタジオ。ここにはチェンバロがある。

 ということで、今日はこのスタジオで2時間…1人チェンバロの特訓をするのである。


















 ぶっちゃけ…今までチェンバロをまともに弾いたことはない(死)鍵盤を押したことが1~2度あるのみ(;´・`)そんなんでオペラシティでチェンバロを弾くことを安請け合いしちゃうあたりは…相変わらず俺らしい

 でも、有言実行。漢が一度やると言ったら、絶対にやるのだ





















 …変な気合いと共に、スタジオに到着。スタジオの予約をした時に電話応対してくれた方が上品な御婦人風だったので………少しは【チェンバロを弾きそうな人】のファッションと雰囲気を一応俺なりに頑張って取り繕ってみたのだけれど…。

    (…また警察に通報されて、パトカーを横付けされちゃっても困るしね・死)
















 …意味なかったっぽい(死)

 …いやいや、マジで(死)

   【え?チェンバロ…弾かれるんですか…?

 俺の姿を見たその御婦人の一言で、俺の気遣いは水の泡と化すことに(笑)若干?俺に対する警戒心を感じてしまったので、慌ててとびきりの笑顔で必要以上に敬語攻め(笑)コンサートが間近であることを告げると、ようやく穏やかな空気に…

   (…いつから俺、こういうキャラになっちゃったんだろ??・)

 ………ま、そうなるだろうことは予測していたのだけれどね職務質問されやすくて…更に格闘家に間違えられるのは、ダテじゃあない























    (…そこ、全然自慢にならないから・死)

















     

 ともあれ…。チェンバロとお友達になるべく、早速練習開始っ




















 …オモチャみたい。

 第1の感想である。ピアノに比べると鍵盤はかなり小さいし、音もかわいらしいし。

 しかしながら、いくら鍵盤や音がかわいらしくても、弾けるかどうかは全く別問題その特有の感覚をつかむまではちょっと時間がかかったなぁ(-.-;)

 それでも、次第に弾いてて気持ちよい感じになってきた☆マジで昔のヨーロッパにタイムスリップしちゃったっぽいし

 …そこで気付いた。

 あ、この音…。



















 ………【キャンディキャンディ】のイントロの音じゃん(爆死)













     

 思いっきりオッサンの歳がバレるけど幼稚園位の時に見てたあのアニメが急に浮かんできたのだ。俺の中であのアニメは…【世界名作劇場】と同じ位の存在感だったっけ。そして、弾いたこともないのに…その懐かしのイントロを弾けちゃうあたりは、音楽やっててよかったと思う瞬間である。

   (…よかったのってそこかよ!?・死)

 ま、とにかく。一応手にチェンバロの感覚を染み込ませ、…あとは本番を待つばかり。リハは明日、明後日と一応組まれてはいるが、本物のチェンバロに触れられるのは本番だけなのだ

 でも…。とっても幸せな2時間だった
















 その後は…。

 筋トレ&ダンス

 切羽詰まってんだか余裕をぶっこいてるんだか分からない俺だけれど…。

 もちろん余裕はほとんどない。でも…かといってずっと部屋にこもって練習しててもかえって不安が増したりするので、気分転換が必要なのだ。

 実際に余裕がないんだなぁというのは、運動後に体重を量った時に実感されたよ。【62.8の未来】というタイトルの11月20日の日記を書いた時点で62.8kgあった俺の体重。それから約2週間経って………今日は58.3kg(汗)たった2週間で4.5kgも体重が落ちていたのだ!

 普段から体重の増減は激しい方だけど、短期間でここまで減ると、さすがの俺もビックリである

 そういやぁ…一緒にアレンジを担当してるI女史もやつれちゃう~と嘆いていたっけ(汗)こんだけ身を削ってやる演奏会だからねぇ…絶対に成功させたいっ!!

 そしていよいよ明日からは3連戦。リハ、リハ、そして…本番。一瞬たりとも気が抜けない3日間(…多分、そういう予定・笑)…しかしながら、世界的に名のある方と3日間御一緒できるということは、本当に身に余る光栄である。

 …頑張ろっと