鼓緒太

~on a journey with sound…

7/31【1000年の時を越えて】

2012-07-31 | 日記
 …すっかり、オリンピック漬けな毎日。

 ちょうど寝る頃にオリンピック放送が終わるので、どうしても…(^_^;)

 白熱した試合もいいけれど。その後の表彰式が、またよいのだ☆

 その台に乗って、そのメダルをかけてもらうために、ず~っと必死に努力してきた選手達。その人にしか分からない途方もない苦労が報われる瞬間である。
    
 この表彰式では、金メダル選手の国歌が流される。君が代が流れた日には、そりゃあもう大感動なのだけれど。残念ながら…君が代率はさほど高くはなさげ(^_^;)














 …ともあれ、いろんな国歌を一度に聴ける貴重な機会だったりする。

 職業柄…どうしてもそっちにも耳がいってしまうわけなのだ(^_^;)















 アメリカの国歌は、やっぱりカッコイイと思う。あれはズルいな~(笑)

 結構驚いたのがブラジル国歌。やたらに半音が多いし、リズムも独特だし…全体に凄く難しくて、歌いにくそう(^_^;)俺的には斬新で面白かった☆

 どの国の国歌も、いわゆる西洋音楽で作られていて、とても分かりやすいものが多いのだけれど。こうやっていろいろと聴いてみた時に、日本の【君が代】がいかに特殊な作りになっているか…ということに、気付く。

 そもそも、この君が代。
     
 歌詞は、古今和歌集の中の短歌が使われている。実に、1000年以上前の歌詞…ということになる。ちょっと攻撃的な歌詞の国歌もあるなか、君が代の歌詞は、凛として、筋が通って揺るがない…っていうか…とにかく、慎ましやかな日本人らしさをしっかりと凝縮したようなそんな歌詞。

 音楽的には。雅楽の曲を西洋風にした曲であるので、どうしてもうまく和音を付けられないような部分がある。

  (ユニゾンになってる…と言えば、一部の人には伝わるのかな…)

 少なくとも、俺が観てた金メダル国の国歌には、こういう構造の曲はなかった。

 つまり、何が言いたいかと言えば。

  【君が代は、とても日本らしい曲だ】ということ。

 …盛り上がりもいまひとつで、尻窄まりに終わるこの曲は、幼い俺にとってはとても奇妙な曲に聴こえたけれど。今ならば、とても誇らしく聴こえる。

















 そういえば。昔、図書館で【世界の国歌】のCDを借りて聴いたことがあった。50ヵ国くらいあったかな…確か。

 とりあえずサラっと流して聴いてみたその結果、どこの国も似たりよったりでだんだん飽きてきたのだけれど。

 その中で俺の中のセンサーに引っ掛かった国歌があった。

 アフリカ大陸のどこかの国の国歌。どこだかは忘れてしまったんだが、何だか感動的な曲だったように思う。

 あと、イスラエルだっかな…?【こぎつねコンコン…】を暗く…というか、短調にした感じで始まるんだけど、気づくと、【スメタナ】の【モルダウ】の曲っぽくなって、最終的には、壮大な感じでしみじみして終わるという(笑)

 ………結構好きなんだけど。

 …興味がある人はyoutubeあたりにあるのかな…聴いてみて(笑) 















 あの国歌のCD…20年以上前?あたりの話だから、間違いなく今は廃盤だろうけど、また聴いてみたいな~☆

7/30【夏の使者達】

2012-07-30 | 日記
 白桃をいただいた☆

 清水白桃というおいしい桃。

 とても上品な香りで、あたりの空気がほんわりしてくる。














 高熱を出して…その時に食べる白桃の缶詰が、たとえようもなく素晴らしい味がする………という話は。一体どの世代まで通じる話なのだろうか?(^_^;)

 桃の缶詰なんぞは、100円ショップあたりでいくらでも買えるような今の時代…【白桃缶詰伝説】は、いつの間にか終焉を迎えていたな…。

 モノがあふれる豊かな時代。でも、ちょっと寂しいような気もする。













 …スイカ、桃…そして、梨。夏から秋へのフルーツバトン。太陽をたくさん浴びた夏の果物って、その実にたくさんの元気が凝縮されているように思う。感謝して、いただこう…☆

7/29【静かなる祈り】

2012-07-29 | 日記
 静かな境内。 
     
 セミの声がこだまする。
     
 夕刻…人が集まりだし…
     
 響き渡る
     
 異国の音…
     
 やわらかな
     
 光達。















 今年もやってきた7月最後の日曜日。

 この中野区内のお寺で行われる百観音献灯会…

 ジャワの

 舞踊や
     
 ガムラン演奏…
     
 そして捧げられる
     
 たくさんの灯明…
     
 夏を感じるひととき。

















 未来を信じて産まれてきたセミ達。
     
 …どうだい、娑婆の空気は?(笑)
     
 このセミ達が卵として地中に産み落とされたその時の風景は。卵で過ごすしばしの間に大きく変わってしまったかもしれないけれども。

















 刹那の夏を謳歌したセミ達は、夏の終わりに未来を託す。
     
 そんなたくさんの小さな命達が、しばしの眠りの後に1番輝く頃…この世の中は一体どんな時代になっているのだろうか?














     
 …希望のある穏やかな時間が広がっていますように☆

7/28【熱い夏、到来っ!】

2012-07-28 | 日記
 いよいよ、開幕っ!

 ロンドンオリンピックっ!












 ず~っと先の気がしていたから、唐突に始まった感。

 実は、オリンピック…大好き☆

 いや…オリンピックでなくとも、スポーツ観戦は好きである(このことは最近はあえてブログに書かないようにしてるけど)。

 時差の関係で、今回のオリンピックは、俺のゴールデンタイムに放送される。眠れない夜が続く云々…テレビで報道されるけど、俺的には、リアルに自然に見られる時間帯。いつものオリンピック以上に、長時間テレビを見てしまいそう。















 オリンピックって、普段注目されないようなスポーツも、積極的に放送される。期待されてた人がメダルを逃し、一方で意外なメダルが生まれたりするのも面白い所だ。

 正直、北京オリンピックは…どこか釈然としないものを残して終わってしまったように思う。

  (何が釈然としなかったんだか今はもう忘れてしまったけど・汗)

 とにかく、誤審とか納得のいかない判定とか…興ざめするような要素が限りなくゼロであることを祈るばかり。

  (…でも、何かしら悲劇的なことがあるんだけど…)















 オリンピックを観てると。日本人ってなんてクソ真面目なんだろ…って思う。それがよくもあり…悪くもあり…それでも、日本人でよかったなと思うし、普段は意識しないような愛国心的なものを再確認できたりして………ちょっと、嬉しい。

 とにかく、楽しみなのだ☆

 たくさんの日の丸が、表彰台に…できればその中央に輝きますようにっ…!

7/27【そして、伝説へ…】

2012-07-27 | 日記
 何だかいろんなものが次々に値上げされている昨今。

 特にここ最近は、ウナギ値上げ報道ばかり。とにかく、モノがないらしく、相当額の値上げで、ウナギを提供する店も苦慮し、閉店に追い込まれているところもあるそうで。














 …ウナギ。俺的には元から手が届かない食材なのに…もはや伝説の食材になってしまった感(-.-;)















 そんな今日は。いわゆる土用の丑の日で、【いにしえの時代を逞しく生きたウナギ関係者】に、脂のあんまり乗ってないこの時期のウナギを食べるよう仕向けられた日。

 ウナギが売れなくて…売れるように設定したこの日が、それから先の未来に…まさかウナギ不足で大騒ぎしてるなんて…当時の人々は誰も思わなかっただろうなぁ………寧ろ、動揺の丑の日。














 …などと思いつつ。

 それでもどうしてもウナギを食べたいという俺の中の細胞達。今日はウナギ食べないの?…って、胃袋あたりがザワザワしてる。食道あたりも、ウナギパレードの準備は一応できているらしい(笑)













 ウナギ…か。

 う~む。










 …という、晩飯の買出し。

 近所のスーパーで、中国産のウナギが特売で1パック598円だったから。

 …買ってみた。

 てへっ☆













     
 果たして…それは予想どおりのスーパーの特売ウナギの食感であった。必要以上に弾力性に富み…まぁ安物だわな~と思いつつも。ご飯に染み込んだタレの香りはやはりウナギであって、俺の細胞達は、実にささやか~な小さな幸せに包まれるのであった。















 …もったいないから、半分しか食べなかったけど(-.-;)

 ウナギが食べたい…そう思った時に、何の躊躇もなくウナギを食べられるような…そんな上級市民になれる日は、この先、俺に訪れるのであろうか?下級庶民の日々の葛藤は、続くのであった。

7/26【夢と現実の境目】

2012-07-26 | 日記
 そんな場所が。

 浦安にある(笑)












 …いや、(笑)…というのは、些か不謹慎気味なんだけど。












     
 今日は、ヴォーカルのみちるさんのレコーディングのお手伝い。待ち合わせ場所は、浦安駅。
     
 いわゆるひとつの、出銭~な駅…改札を出たほとんどの人達は、そのまま左右に散っていく。ステキな夢を見るために(笑)

 でも、俺は。

 左右には行かず、下界に…って、ただ、階段を降りるわけなんだが。

 そこは、浦安駅のロータリー。電車でディズニーランドやシーに行く人達は、まず行く必要のない場所。この階段の上か下かで、まるで世界が違うのだ。

 その下界は、あまりに生々しく、痛々しい風景。それはもちろん、去年の大震災の爪痕ゆえ…。

 とにかく、道路がぼっこぼこで、あちこちにその場凌ぎの工事の跡。階段を降りるだけで、こんなにも現実的な風景が広がるとは…ちょっと驚いたな(汗)














 そこが、待ち合わせ場所。













 レコーディング自体は、極めてスムーズに終了。1曲だけつら~っと弾くだけだったし…。でも、いい作品になりそう☆

 因みに…10月後半にこのみちるさんのCDのレコ発ライヴがあって、俺も出ま~す(笑)

7/25【夏を快適に過ごすために…】

2012-07-25 | 日記
 これが1000円だったら。

 超ぉ~安くない?(笑)















 …ちょっと思い切って…ってほどじゃないけど…とにかく、作業部屋の天井に取り付けてみたのだ。カードのポイントを使ったので、1200円程度で☆

 …とは言っても。元の価格も4000円ちょっとだから、そこまで高いものではないのだが(^_^;)














 つけてみて分かったけど。これ、かなり涼しい☆地味~な速さで遠巻きに回っているのだが、その効果の高さに驚いた。ちゃんと空気を撹拌してくれてるようだ。エアコンと併用すると、さほど温度を下げる必要もなく、結果的には節約になるし。

 多分…夏だけでなく、冬も役に立つんだろうなぁ~という予想。いい買い物をしたな~♪

















 届くまでが若干ドキドキだけど…ただ家にいて物が買えて届けてもらえる…ホントに便利な世の中になったなぁと思う。














 …っていうか。

 ますま家から出なくなるな…(汗)

7/24【小さな確認】

2012-07-24 | 日記
 …カエル。

 好きなのかも、俺(笑)

 リアルにゲコゲコしてるやつは…遠くから見るかその響きを聞く程度でいいけど。置物系?のものは、なんか気になる。















 …ということに、気付いた。

 だから、先日も門前仲町あたりを本番前にうろついていた時に…買ってしまったわけなんだけれど(^_^;)



















 そういえば、小学生の頃も、遠足のお土産にカエルの置物…超ちっちゃいやつだけど、何度か買ってたっけ(^_^;)
     
 ついこの間…6月に名古屋をうろついてた時も買ってしまってるし。















 …いや、今日も特にオチはない。この先の未来にも…またカエルの置物を買ってしまうんだろうなぁという、個人的な小さな確認(-.-;)
















 カエルって、【リアルとデフォルメとで、そのギャップが大きいベスト3】に入ってる…俺の中で(笑)

 でも、No.1ではない。No.1は…やっぱり、ネズミだよね(^_^;)

 …それを題材に…夢の王国が作られるくらいだから…千葉の浦安あたりに(笑)

 あそこで…【キャー、ミッ○~っ!(何故に伏せ字?・笑)】と声を張り上げて手を振ってる人達も。渋谷のセンター街の細い路地で、メタルスライムくらいの予想外のすばやさで動き回るリアルミ○キーを見たら…違う種類の【キャー】になるだろうし(-.-;)

 …あれはちょっと、おぞましげ。人を避けるように闇の中へ…尻尾がひょろっとしたあの後ろ姿は、やっぱりあまり気持ちのよいものではない。















 …どうでもよいことなのだけれど。

 あの夢の国のメインキャラ達の主従?関係?…が、やっぱり不思議。ぱっと見同じ犬系なのに、グーフィーとプルートの扱いが違い過ぎ(笑)片や、ネズミの奴隷に成り下がっているし(^_^;)














 …と、収拾つかなくなってきたので、今日はこのへんで(^_^;)














 …さらばぢゃ☆

7/23【播種】

2012-07-23 | 日記
 久しぶりのこの作業。

 …全ての感覚を自由にして、意図をくみとるような…そんな共同作業。楽しくて、懐かしい(笑)

















 目の前に広がるたくさんのパズルのパーツ。それを1時間ほどかけて扱いやすい形に整えて、…お持ち帰りする。このパズルを1人…家に引きこもってまとめあげるのが、俺の役目。1つの作品としていろんな人に聴いてもらえる………かどうかはまだ不明だけど(^_^;)

 全ては俺の力量にかかってる。そうなるよう…頑張らないと☆
















 順調に完成すれば、…10月あたりにお披露目…?…なのかなぁ(^_^;)















 まぁそれはそれで。

 …そろそろ音源作りにも本腰をいれないと…だ。

 CD…。

 なんだかんだと…いろいろかかるんだよな~。つい、腰が引ける(-.-;)

 …って、うっかり護りの人生を歩みそうになる(^_^;)ここは江戸っ子気分で、景気よくいくべきだな☆

 …とりあえず、自分の生きた記録の一部を残すことに対して、お金を使おう(笑)

 今まで以上に、質素堅実。

7/22【盛夏の候…】

2012-07-22 | 日記
 …みたま…うつし??











 亡くなった人がいて。

 その人を弔う方法って、いろいろある。宗教・宗派でそれは様々。死後の世界のことは俺にはさっぱり分からないから、とりあえずそうしろと言われた方法でやるしかないんだけど…ちょっと俺的には不思議な看板。

 俺の地元なら【通夜】と書いてあるべき場所に、【みたまうつし】。初めて見た。まぁ、結局やることはきっと大体似たり寄ったりなんだろうけど…にしても、ちょっと興味深い感じ。











 あちこちで見かけるセミの抜け殻。
     
 今年はちょっとスタートが遅かった気もするが、ようやくあちこちでセミの声が聞かれるようになった。夏はまだまだずっと先…などと思っていたけれど。気づいたらもう夏真っ盛り。
     
 さりげな~く日没が早まり、日の出が遅くなっていて、うっかりすると秋や冬がやってきてしまうような…そんな今日この頃。2012年の夏…なにか印象に残ることをしたいな~。

7/21【おたまじゃくし】

2012-07-21 | 日記
 プリンターの調子がよいと。

 譜面を書くのにもやる気が出る(笑)
















 この世の中には、いろ~んな譜面がある。まぁ譜面などというものは。音楽の授業で仕方なく触れる程度で、日常的に使わない人の方が多いだろうから、いちいちどんな譜面かなんて気にする人はあんまりいないだろうけど。

 俺が幼少期から親しんできたのは、ピアノのクラシックの譜面。凄く気に入った曲があって、ずっと気になっていて…そんな曲の譜面が入手できた時って…














 …とにかく、感激なのだ。

 ここに書かれている記号を忠実に再現すれば。

 憧れのあの曲を、自分のペースで再現できる…














 …わけでは必ずしもないのが些か悲しげだけれど (笑)そりゃそうだ、難しい曲はすぐに弾けるわけがないし。

 でも。再現できる可能性がある…それだけでも嬉しいものである。

 楽譜を買ってもらった日は…もう1秒でも早く帰って練習したくて仕方なかった。帰宅後、まっすぐピアノに向かって、今しがた買ったばかりの譜面に書かれている音符のとおりに指を運んでみると…聴きなじんだあの曲の輪郭がぼや~っとしてくる。

 …もう1回。

 そして、もう1回。

 ゆっくりと…慣れるまでずっと同じ所を弾き続け、ある程度慣れてきたら少しずつ速くしていく。















 …弾いてみたらさほど楽しくなくて、ここで飽きてしまう曲も結構あるけれど(^_^;)

 でも、そうでない曲は、しばらくの間【マイブームの曲】になって、いつも弾いている…

















 …というドキドキが、最近はほとんどないな~(-.-;)















 自分の作っている曲達も。一部は譜面にして残したいと思っている。まぁ自己満足なんだが…それでも、この譜面を手にして早く弾きたい!…とドキドキしてくれる人達がいたら、嬉しいな~(笑)

 …とか、思っている今日この頃。













 それはそうと。

 店で売っている譜面って、ホントに劣悪なものばかり。クラシックの曲はさておき…ポピュラーミュージックの譜面があまりに稚拙で…ひど過ぎて…死にそう(-.-;)

 ついてるコードが少し変だとかいうくらいなら仕方がないと思うのだけれど。とにかく…アレンジが最低最悪なものばかりで、全てが嘘臭い。ページ数だけ無駄に長く、書いてある音符がみ~んな死んでるから、曲が忘れられたドライフラワーのよう。どんなに優れたピアノ弾きがその曲を奏でても、遺憾の意を表したくなるくらいに…ひどいアレンジ。

 …失礼ながら。こんな譜面に自分の名前がアレンジャーとして載ったら哀しいなっていうくらい…ホントにひどいのだ。

 …これで商売成り立っちゃう世の中が、悲しくなってくる。

 それゆえに。ごく稀に、クラシック以外の譜面でとってもよくアレンジされてる譜面に出会うと、深~い感動を覚える。

 自分が遺したいと思う譜面は、再現性の高いちゃんとしたものにしたいな~。

7/20【トトロの奇襲攻撃】

2012-07-20 | 日記
 …電車に乗っていたら。

 何だかもの凄ごぉーーーーく体格のよい女性が乗り込んできた。

 …関…取?

 …相撲…部屋?

 こんな単語が瞬時に浮かぶような…そんな御様子。年のころは…う~ん、不明。30~50歳の間(-.-;)

 その女性は、乗り込んでくるなり、必死の形相でキョロキョロと。もちろん、空いている席を探すため。













 …残念ながら、座席は………あ、1つだけ空いてる!

 …でも。凄~く狭い。女性1人分?…俺じゃ無理だ。それくらいの幅。座席がきちんと仕切られてない車両だから、乗客達は詰めて座らず…その結果、中途半端にしか空いていない席が生じてしまうのだ。














 その女性は、その座席の状態を見て、凄く残念そう…な顔をしているかは角度的に見えなかったのだけれど。次の瞬間、クルリと振り返った。そして、同時に…その細い幅に身体をねじ込んでいくという…新たな動き。実に、信じがたい光景が広がる。

  (ええ~?ウソ~?)

 …いや、俺には聞こえたのだ。そんなたくさんの声が。













 …ま、まさか…あの幅でトライ?

 俺じゃなくたって…あの幅にあの身体は絶対に無理っ!と思うはず。















 そして…ズブズブズブズブ…と、その女性の身体は、無駄に弾力性のある緑色の座席に沈んでいった。
 
 …不可能が、可能になった瞬間。

 かわいそうなのは、その女性の隣に座っていた人。あまりのことに驚いて、…そのまま逃亡。安心した女性は、広々とした座席を我が物とし、眠りに就くのであった。















 …別に体型云々については、何も言うことはないし、言うつもりもない。病気でそういう体型になってしまったのかもしれないし、いろいろな事情があるかもしれないし…自己管理の世界だから、俺がとやかく言う権利はないけれど。

 割り込みとか、人のものを横取りするのは、どうかと思うわけなのだ。度を越して厚かましい人は…非常に苦手だ。

 逃走した隣の人…かわいそうに…。















 それから先、その人が【悪い方のトトロ】にしか見えなくなる。















 …悪いトトロめ、さっさと部屋に帰って、先輩力士なり親方なりに、その根性を叩き直してもらうがよい。












 …関取が、席取り。

 ちょっとばかしシャレになんないわ~(-.-;)

 なんかとってもあさましくて残念なものを見てしまった気がして、意味もなく気が滅入る。なんで落ち込んでるの、俺?(汗)別に直接被害を受けたわけではないのに。















 …多分。座席じゃないものを考えたのかもな。大切な何かを横取りされて、横取りした方は罪の意識さえなく平然と生きていて、取られた方はただ泣き寝入りするだけで…みたいな妄想ストーリー(笑)














 …という状態で、本日のライヴ会場へ向かう(^_^;)





















 雨の降る中、無事に会場に到着。 

 気を取り直して…リハ。でも、正直、このリハはあまり意味がない。

 …というのも。

 本番は真っ暗になるので、全てが明るい今とは全く異なる環境となる。

 ので…。

 目を閉じて、リハ。そんな様子を見た今日の相棒である上畠女史は、笑ってた(笑)

 …これでも真面目にやってるんだけどな~(^_^;)
















 そんな今日の本番。

 ちょっと激しく弾く部分があって…譜面台の所に置いてたキャンドルが振動で突如落ちたりするというアクシデントはあったけれど、とても楽しい時間であった。














 …そういえば、今日は珍しく雨。

 実は、ここ1年くらい…自分の本番の日には不思議と雨の予報が出ていても雨が降らなかったのだが…今日は、雨。

 だからなんだ…というわけではないけど(^_^;)

7/19【見えぬものでもあるんだよ】

2012-07-19 | 日記
 ここ数日…

 深夜に秘密特訓。

 いや…秘密にするようなことでもないのだが。部屋の明かりを全て消し、真っ暗な状態にして練習する…というだけの話。

 













 明日は久々の暗闇カフェライヴ。電気を一切使わず、キャンドルの明かりのみ…という環境の中で演奏する。

 一応キャンドルがあるとはいえ、手元はほとんど見えない状態。万が一という状況が頻繁に起きるので、…って、それではもはや【万が一】ではないわな(笑)

 …なので。極端な話、手元が全く見えなくても弾けるよう…訓練するのだ(^_^;)

 この練習は。絶対に夜しかできない。しかも…真夜中。ほとんど手元の見えない状態で音に集中してると、何だか別の世界に逝ってしまいそうになる(^_^;)















 部屋を暗くしてみて気付くのだが。この部屋…真っ暗にならないっ!(-.-;)

 向かい側のマンションの明かりが、なんちゃって遮光カーテンの隙間からどうやっても入ってくるのだ(^_^;)

 仕方ないので…目を閉じて練習する(笑)

 弾けるところは弾けるし、弾けないところは弾けない。目に頼っている部分とそうでない部分とがあることに気づいたりする。



























 …というわけで。いよいよ明日が本番なのだが…どうなることやら。大した曲じゃないけど初披露曲もあるし…楽しみだ☆

7/18【転落】

2012-07-18 | 日記
 迷走したる、我が故郷…

 …栃木県(-.-;)













 このほど【餃子(消費量)日本一】の座から転がり落ちたらしい。しかも、一気にメダル圏外。3月の調査では、浜松、京都、熊本につぐ4位だそう。

 陥落発表の翌日の地元の新聞は、1面と4面の2面を割いて、この事実を大きく報じたらしい…(-.-;)













 …まぁ、確かに。

 元・地元民が言うのもなんだが…これといって名物がない県だけに、この首位陥落は大事件だったのであろう。
















 他の栃木の日本一と言えば…














 …日本一、印象の薄い県(爆)














 …だからさ~、俺が栃木の何とか大使になってアピールしてやるってば~☆














 …って、何故に上から目線?(^_^;)















 でも。栃木はこれがおいしいんです!

 …と言えるものがないのは、事実。どこぞやの県のように、県名を変えてしまうくらいの強烈なソウルフードがあればよいのだが(-.-;)














 …ま、それでも。栃木は俺の大切な故郷。もっと盛り上がって欲しい☆

 俺にできることはと言うと。地味~に都心で栃木弁を広めることくらい(笑)【栃木弁コンテスト】とかあったら…少なくとも同世代には絶対に負けない自信がある。間違いなく、金メダル。










 …まぁ、そんなコンテストは、永遠に行われないだろうけど(汗)

7/17【先輩になった先生】

2012-07-17 | 日記
 【ジャズっていいよ~】

 …【ジャズ】という言葉を聞いたのは、その時が初めてだったのかも。

 俺が小学生だった頃の話。

 言葉の主は、担任の先生。とても音楽が好きな先生で、…今思い返すと、文化的に不毛なあの土地では極めて珍しい存在だったと思う。数少ない俺の味方だった人(笑)












 そう言われた鼓緒太少年は…というと。

 その頃は…モーツァルトとかベートーヴェンとか…どちらかというと、クラシック音楽のピアノ曲にしか興味がなかった。

 ジャズ?

 …はて?

 …テキトーに弾いてるように見えるけど…?

 …簡単なんだか難しいんだかよく分からない(-.-;)

 そんな、認識。












 …でも、それから15年後くらいに、ジャズの理論を学ぶことになるわけなのだが(笑)















 それから【長い年月が夢のように過ぎて(このネタ分かる人いるかな~・笑)】…あれほど絶対仕事にしたくないと思っていた音楽と共に生きている今。

 世の中って…まさかそうはならないよな…って方向に進んでるように思う。俺の場合はね(^_^;)
















 …で。

 話は変わって。昨日は母の命日だったのだ。そのことをボソッとfacebookで呟いてみたところ…とある方からメッセージをいただいた。

 そう、【ジャズっていいよ~】と俺に【ジャズ】という言葉を教えてくれたあの先生である。

 実は、去年末くらいにその先生とfacebook上で…それこそ30年ぶりくらいに繋がったのだ。その先生…いや、先生とお呼びするのはちょっと違うかも………

 なんと、その先生は現在ジャズピアニストとして、都心や地元の栃木でも演奏されているのだ。最近、CDも出されたようで。

 …先生というよりも。もはや先輩とお呼びするべきかも(笑)















 数年前に。そう…10年近く前だったかな?父が珍しくテンションが高い状態で電話をしてきたことがあったのだ。

  【今日、珍しい人に会ったぞ。誰だと思う?】

 それが、この先生であったのだ。ジャズのお店に父がたまたま行った?のかな…?そこで、先生にお会いしたらしい。その時は、まさか先生がジャズピアニストとして活動しているなんて知らなかったのだが。

 でも、単純に嬉しい。小学校2年生の時の担任の先生が、プロのミュージシャンとして活躍しているというこの事実が☆

 記憶が正しければ。俺が小学生の時に、地元の文化会館で先生のジャズのリサイタル?があったはず。それを、母と2人で聴きに行った記憶がある。

 …この時点で、【先生、ジャズピアニストになる】というフラグが立ってたのね(笑)














 …で。随分と前置きが長くなったけれど。その先生…じゃなかった…大先輩からのメッセージがとても面白くて、思わず笑ってしまったのだ。その内容というのが…俺の家を家庭訪問した時の話(いつだよ、それ!?・笑)。

 【家庭訪問した時、お父さんがギターを弾いてくれました。お母さんは静かに聴いていました。30年ほど前のことですが、まだ覚えています。
 
 …今でも覚えていて下さっていることに、ちょっと感激。

 そして、こう続く…

 【素晴らしい御両親でした】

















 …そっか~。そんなステキな両親に俺は育てられ………って、ちょっと待ったっ!

 …か、家庭…訪問?…ではねがったんけ?















 小学校の家庭訪問で、生徒の父親の弾くギターを聴かされる先生…の巻。

 …新しいわ~(^_^;)















 …確か。訪問順を最後にしてもらったように思う(^_^;)

 …父の都合でね(笑)父はごく普通の会社員だったから、平日は夕方を過ぎないと帰ってこない。

 何か、いろいろと当時のことを思い出してきたし。

 訪問順を最後にしてもらえば、先生は後がないからうちでゆっくりできるわけだ。学校での俺の話もそこそこに…父は先生と音楽の話をしてたんだろうね(^_^;)あの当時のあの地域に…父が音楽の話ができる人って、ほとんどいなかっただろうから。

 そういえば…父とこの先生が同じ大学だっていう話で、盛り上がってたようにも思う。















 全くもって…オヤジらしい(笑)

 …そして。そういうちょっと不思議なポイントに限って、俺にしっかり遺伝してる気がするのは、気のせい?(汗)















 両親亡き今…こうやって他愛もない昔話をしてもらうだけで、何となく昔の記憶が蘇って…ちょっと嬉しかったりする。正直、両親についての記憶とか思い出って、残念だけど…時間の経過と共に、どんどん薄れていってしまっているのだ。薄れていくとはいっても、消えるわけではないんだけどね。きっかけさえあれば、瞬時に思い出せるから。
















 …そんな両親に、心から感謝☆















 …で、俺の学校での生活態度はどうだったのだろうか?(笑)

 …30年前の(笑)