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映画『東京家族』について

#栃木から2人目の総理を出そう!(4) (Toshimitsu Motegi, 茂木敏充)

2020年09月03日 | 映画『東京家族』
 9月2日、茂木敏充氏は自民党総裁選の不出馬を表明した。
 私の立てたハッシュタグは何の効果もなかった(笑)。
 

“茂木敏充(もてぎとしみつ)外相は2日、自民党総裁選について「今回は全体の状況を考えたい。ただ、みんなの思いを受け止めて次はしっかりチャレンジするということで、今回は菅さんを応援する形になった」と話した。竹下派の総会後、記者団に語った。”
『2020年9月2日 下野新聞』











 私が自民党総裁選に関心を持つのは自民党支持だからという訳ではなく、日本の「民主主義」には次のような面もあるからだ。

 私はこれまでのあらゆる選挙で、自民党の政策に一番鋭く対峙する政党や個人に投票してきたし、これからもそうするであろう。しかし国政では比例はともかく、小選挙区の票は全て死票となった。金に塗れた派閥政治から脱却し、政権交代可能な二大政党を作る、というふれこみで導入された「政治改革」であったが問題は山積している。今回の総裁選で「派閥の論理」が復活したように言われているけれど、冷静な観察者ならば、近年の自民党は所謂「加藤の乱」に勝利した旧福田派の一強時代だったとわかるだろう。しかし本当の戦国時代ではなく命を取られるわけではないのだから、最後の安倍首相の時代は特に長すぎた。今回の総裁選では旧来の自民党が持っていた「バランス」を取り戻すような論戦を期待したい。













 これだけ長期間、岸氏を信奉する「安倍政治」が続いたので忘れがちであるが、元々自民党はこのように「良い加減」の政党だったのである。これを機に、金が飛び交うのは困るけれど、風通しの良い自民党に立ち返ってほしいものである。









そして、若い世代の方々には是非、複眼の歴史認識を持ってほしい。


























 

 何故なら、“第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、私たちの若い文化力の敗退であった” のだから。

『角川文庫発刊に際して』角川源義 (1949年5月3日)

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