青春グラフィティ

青春時代に見に行った映画のパンフレットやレコードのコレクションから懐かしい場面にタイムスリップ

ヨーロッパ映画・名作編Ⅱ-3

2009-06-02 00:07:45 | レコード(映画)

個人教授  初めての愛のレッスン

ナタリー・ドロンの演じる大人の女が印象に残った。

ブルジョワの一人息子オリビエ(ルノー・ベルレー)は、名門高校の哲学科に通う学生だ。勉強も遊びも適当にこなす、要領の良い優等生。そんな彼が、ひとりの女フレデリク(ナタリー・ドロン)に出会った。有名なイタリア人のカー・レーサー、フォンタナ(ロベール・オッセン)の妻と名乗っていたが、実は愛人である。その最初の出会いから、若者特有の好奇心と、潔癖感と、自尊心と、愛と憎しみを感じ始めフレデリックをいつしか忘れられなくなっていく。ある日、インディ・レースの実況を見たいというフレデリクのためオリビエはテレビをくめんしたり、わざと英語の翻訳をたのんだりして彼女の関心をひくよう心がけた。そんなオリビエをフレデリクとしてもうれしくないわけはなかった。一方ではフォンタナへの愛に、他方でオリビエの一途な気持に、フレデリクの心はゆれた。彼女はひとりでスキー場に出かけた。そのスキー場にオリビエ一家も来ていた。手に手をとってスキーを楽しんだ日の夜、オリビエはフレデリクの部屋にしのびこんだ。二人はベッドに入った。がその時電話が鳴った。アメリカにいるフォンタナからだった。オリビエは怒りに燃え、憤然と部屋を出た。しかし彼の青年らしい自尊心も長くは続かなかった。翌日の夜パーティをぬけだした二人は、激しく愛し合った。パリに帰ってからも二人の愛は続いた。そんなある日、フォンタナが帰って来た。アパートで二人の姿をみたオリビエは、自分たちの愛が終ったのを知った。数日後、オリビエはフォンタナの待ち伏せをうけた。あの日以来、フレデリクが姿を消したとのことだった。オリビエは、直感で、フレデリクの居場所をつきとめた。彼女は、オリビエとの愛にかける決心をしていた。が、オリビエはフォンタナに彼女の居場所を電話で知らせ、去っていった



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