青春グラフィティ

青春時代に見に行った映画のパンフレットやレコードのコレクションから懐かしい場面にタイムスリップ

ミュージカル編Ⅰ

2008-11-28 00:36:36 | レコード(映画)

6冊目はミュージカル、ウェスト・サイド物語がメインで、他に6本の映画を紹介する。夫々楽しい作品ばかり。音楽も楽しめるミュージカル懐かしい作品が一杯。

ウェスト・サイド物語 --プロローグ、トゥナイト、マリア、
                アメリカ、クール、
                アイ・フィール・プリティ
アニーよ銃をとれ ---ショーほどすてきな商売は無い
足ながおじさん ----ドリーム
雨に唄えば 
巴里のアメリカ人 ---エムブレイサブル・ユー
ボギーとベス -----サマー・タイム
カンカン -------パリを愛す

 


アメリカ映画・アクション編-12

2008-11-26 01:55:05 | レコード(映画)

大いなる西部   

テキサスの大平原を馬車が疾駆していく。テーマ音楽がダイナミックに、力強く響き渡る。馬車に乗ってサンラファエルの町にやってきたのは、東部からの海の男ジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)。この地方の勢力家テリル少佐(チャールズ・ビックフォード)の娘パットと結婚するためだ。テリルの牧童頭スティーヴ・リーチ(チャールストン・ヘストン)は心ひそかにパットを愛しているので、ジェームズの登場は面白くない。明け方、草原の真っ只中で、ジェームズとスティーヴが殴りあったりした。パットの親友で学校の先生のジュリー・マラゴン(ギーン・シモンズ)とジェームズの間に愛が芽生える。ジュリーは牧畜に必要な貯水池を含んだ土地の所有者で、彼女の土地をめぐって、テリルと大地主ヘネシーがいがみ合う。さらに、ジュリーを我が物にしようとするヘネシーの息子。ジェームズはクラシックな決闘用拳銃を持ってヘネシーの土地に乗り込みヘネシーの息子と決闘。最後はテリルとヘネシーの峡谷での決闘で、二人は相打ちとなり、終結する。開拓魂の古い西部から、新しい西部の幕開けを西部の壮大な風景の中に描く映画。


アメリカ映画・アクション編-11

2008-11-21 10:15:54 | レコード(映画)

シェーン   遥かなる山の呼び声 「シェーン!カム・バック!」

「シェーン!カム・バック!」馬で去って行くシェーンに呼びかけるジョーイ少年の叫び声が山々にこだまし、主題曲「遥かなる山の呼び声」が流れるラスト・シーン、甘く美しいメロディと共に心に焼き付いている。

シェーン(アラン・ラッド)は西部の流れ者。緑したたるワイオミングの開拓へふらりとやって来る。の農民達は、悪らつなライカーから追いたてをくらい、不穏な空気が流れている。当初ジョー・スターレット(バン・ヘフリン)らの開拓農民たちから疎まれるが、やがて和解する。スターレット家に住み着いたシェーンはスターレットやその息子ジョーイ(ブランドン・デ・ウィルデ)と友情を結ぶ。たが、スターレットの妻マリアン(ジーン・アーサー)は彼に惹かれ、またシェーンも彼女に惹かれてゆく。ライカー一味たちの弾圧はエスカレートし、ライカーは殺し屋のウィルソンを雇う。彼らは開拓農民を殺害するが、その暴虐に、農民達は結束して立ち向かうことを決意する。この抗争に終止符を打つため、ライカーに独りで会いに行こうとするスターレットだったが、シェーンはこれを腕ずくで止め、独りライカー一味の元へ向かう。ライカー一味やウィルソンとのガンファイトに、シェーンは勝利する。物陰から彼を狙いうとうとしたライカーの弟は、その場にかけつけたジョーイのとっさの助言で返り討ちにされる。しかし、シェーンもまた撃たれていた。「シェーン!!カムバック!!」必死でひきとめるジョーイの叫びを背景に、シェーンはワイオミングの山へと去っていった。「グッバイ!シェーン…」ジョーイの最後の別れの声に送られるように。

アラン・ラッドはこのシェーンで不滅の俳優となった。


アメリカ映画・アクション編-10

2008-11-19 00:06:36 | レコード(映画)

黄色いリボン

辺境の砦に勤務する豪快な老大尉、もうじき退任となる。老人だからと言う理由だけで彼のような立派な男が、職を追われていいのか。ジョン・フォードが定年退職を問題視したような作品。

主人公ブリトル大尉(ジョン・ウェイン)は後6日で退役になる老軍人。人一倍熱心で、部下思い、若者にも負けない壮健な身体の持ち主なのに、長年の職場をもうすぐ去らねばならない。その悲しみを秘めながら、豪放に振舞う。夕陽の赤い丘で、妻の墓にむかい愚痴をこぼしたりして、老いの身の哀れさを感じさせる。まもなく、老大尉は砦の隊長の妻と姪の護衛をかねて、斥候の任務につく。インディアンの動向を偵察しながら、荒野を行軍する。インディアンの襲撃を警戒しながら、敗戦南部軍の悲哀を感じながら。隊長の姪の髪を飾る印象的な黄色いリボン、老大尉の胸に亡き妻の思い出がよみがえる。退役の日、部下から銀時計が老大尉に送られる。老大尉は時計を手にし、老眼鏡をはずし、すすり泣く。懐かしい職場と永遠の別れをする男の悲しみ。最後にインディアンの馬を暴走させて、戦争を防ぎ、何処かへ去っていく。

この映画の公開時は、小学生位だった。主題歌の”イエローリボン”が”エロリー”と聞こえて、”エロリーエロリー”と歌っていた・・・・


アメリカ映画・アクション編-9

2008-11-14 10:53:09 | レコード(映画)

荒野の決闘

前回と同じ、保安官ワイアット・アープ兄弟と無法者クライトン一家の宿命的な対決を描いた西部劇だが、ジョン・フォードは人間ドラマに焦点を当てた、格調高い作品にしあげている。

ワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)は、野暮ったいが暖かい心の持ち主で、正義感にあふれた人間、友人のドク・ホリディ(ビクター・マチュア)は肺を病みセキをしながらシェークスピアを口ずさむインテリやくざ。アープの朴訥さとホリディの虚無感の対比をうまく描き出している。この二人にホリディを慕ってやって来た東部女性クレメンタイン(キャシー・ダウンズ)が絡む。アープはクレメンタインに密かな愛情を注ぐ。じっと暖かい目で見守っているだけ。OK牧場の決闘の後、アープは、クレメンタインに「あなたの名は忘れない」という言葉を残したのが、精一杯。故郷に帰るアープ、二人の別離の時流れる、「愛しのクレメンタイン」。わびしさがにじむラストだった。


アメリカ映画・アクション編-8

2008-11-11 00:45:53 | レコード(映画)

OK牧場の決闘   講談西部劇の快作

1882年、アリゾナ州トムストーンの町外れのOK牧場で、保安官ワイアット・アープ兄弟と無法者クラントン一家が銃火を交えたと言う西部史上有名な決闘事件を活劇にした映画。次回の「荒野の決闘」が同じ題材を扱いながらも、詩情豊かな人間ドラマなのに対して、爽快西部活劇に仕上がっている。

トムストーンに赴任してきたワイアット・アープ(バート・ランカスター)と医者崩れのやくざドク・ホリディ(カーク・ダグラス)の出会い。男の心意気をお互いに感じあい、二人の間に友情が芽生える。アープは颯爽とした保安官だが、肺病でいつも咳をしているホリディ、冷たい目で人生を眺めている。拳銃の名手で投げナイフがとくい。ホリディと酒場女の情事のもつれ、アープと上流夫人のロマンス。等等をからめ、正義派のアープと牛泥棒クラントン一家の対立が深まる。アープの弟がクラントン一家に殺される。ついに怒りが、爆発。対決を決意する。病気が重くなっていたホリディは、アープの対決を知り、女の止めるのも聞かず、血を吐きながら決闘に参加。激しい銃撃戦の後、一家を倒す。すべて終り、アープは親友と別れ新しい任地に旅立つ。

フランキー・レインの歌う主題歌がラストに流れる。前回の「ハイ・ヌーン」とこの「OK牧場の決闘」、「ローハイド」 迫力ある歌唱だ。


アメリカ映画・アクション編-7

2008-11-07 00:13:05 | レコード(映画)

真昼の決闘   孤立した保安官の勇気と恐怖

テーマ曲が有名な「ハイ・ヌーン」。小生もフランキー・レインの痛快な歌声が大好きだった。颯爽としたヒーローが登場し、悪者をやっつける、そんな痛快西部劇ではない西部劇。リアリズム版西部劇がこの作品から始まったと言える。

西部の小さな町の保安官ウィル(ゲーリー・クーパー)が、愛する女性エミー(グレース・ケリー)と結婚式を挙げ、任期を満了して町を出ようとしている。そんな時、保安官に恨みを抱く4人組の無頼漢がやってくる。保安官は彼らと戦う決心をする。勝ち目はないが、かといって臆病者にはなりたくない。町の人は腕の立つ凶暴な殺し屋4人組と聞いて、保安官の味方から離れていく。1対4で戦わねばならなくなった。彼は、刻々と迫る来る死の恐怖におののきながらも、法と正義を守り、保安官としての任務を遂行しようとする。苦戦の後、かろうじて4人を倒し、愛しい人と町を出て行く。

付和雷同の群集。死に直面した平凡な男の中にひそむ勇気。西部劇の革命的作品と言っていいのでは・・・・


アメリカ映画・アクション編-6

2008-11-05 12:48:28 | レコード(映画)

アラモ

テキサスのアラモ砦で185名の守備隊全員が壮烈な戦死をした事件。アメリカ西部史上最も有名なこの事件は何度も映画化されているらしい。主人公デビー・クロケットは伝説の人物となっている。
時は1836年、当時メキシコ領だったテキサスが独立宣言をしたため、メキシコ独裁者サンタ・アナは討伐軍を派遣、テキサス軍をサナントニオ郊外のアラモ砦に追い込む。若いトラヴィス大佐(ロレンス・ハーベィ)以下、デビー・クロケット(ジョン・ウェイン)、ジム・ボーイ(リチャード・ウィドマーク)等少人数で死守しなければならない。13日間の死闘が続き、結局、メキシコ7000の大軍はアラモ砦のテキサス軍を全滅させてしまった。しかし、この戦いはメキシコ軍の進撃をくいとめる役割を果たした。テキサスは独立を勝ち取る事ができた。主題歌「遥かなるアラモ」は、総攻撃を受ける前夜のアラモ砦のシーンにコーラスで流れる。悲壮感が濃い、哀愁を感じさせる旋律。

主題歌「遥かなるアラモ」を聞いたのが先だった。ブラザーズ・フォーの演奏だったかな?いい曲だと思った。