9月も半ばに入り、スーパーでは秋鮭が並び始めましたね。秋鮭は脂がのっておいしく、栄養価もより高いといわれています。
今回は、今が旬の秋鮭に含まれる美容成分を見ていきましょう。
■秋鮭の美容成分
(1)ビタミン
ビタミンは、体内の代謝に関わる重要な栄養素。秋鮭にはビタミンA、B群、D、Eが多く含まれます。どれも美肌づくり、エイジングケアに欠かせない成分です。
(2)DHA、EPA
DHA、EPAは現代人がもっと摂るべき油の一種。EPAには、コレステロール値降下作用や抗炎症作用、肌のうるおい効果などがあり、DHAは脳の機能を向上したり、認知症やうつ病にもよいとされています。
(3)アスタキサンチン
今注目されているアスタキサンチンは、鮭やいくら、カニ、エビなどに含まれる天然の赤い色素。アスタキサンチンには優れた抗酸化力があることがわかっていて、そのパワーはビタミンEの1,000倍なのだとか!
さらには美白効果や、肌の弾力に関わるコラーゲンとエラスチンの生成を助ける働きもあるので、今後のエイジングケアに欠かせない成分だといえるでしょう。ビタミンCと一緒に摂るとよりアスタキサンチンの働きがよくなるので、レモンをかけて食べるのがおすすめ。
(4)たんぱく質
たんぱく質は血液や筋肉、酵素のもととなるので、毎日きちんと摂らなくてはいけません。秋鮭にはたんぱく質が豊富で、他の魚と比べて消化・吸収がよいことでも知られています。
■養殖よりも天然がおすすめ
養殖の鮭も多く店頭に並んでいますが、やはりおすすめは天然鮭。天然の鮭は、養殖の鮭よりも低カロリーで高たんぱくなのです。
“秋鮭”とは、9~11月に産卵のためにふるさとの川に帰ってくる鮭を指すので、“秋鮭”と書かれているものは間違いなく天然の鮭。“銀鮭”、“トラウトサーモン”などは養殖です。養殖のものは養殖であると表示する義務があるので迷うことがないと思いますが、ご参考までに。
秋鮭に含まれる美容成分をご紹介しましたが、いかがでしたか? 美容成分いっぱいの秋鮭を食べて、きれいに磨きをかけていきましょう。