東京海上がスマートフォン向けアプリの開発業者向けの賠償責任保険を発売したと発表しました。ソフトウエア開発業者向けの賠償責任保険は損保各社が従来から販売しています。しかし、スマートフォン向けアプリの開発企業向けに特化したという アプリトラブルの保険として発売したのは、東京海上が初めてとなります。従来からある保険商品は、発注者の機会損失などに備える賠償責任保険と個人情報漏えいに関する賠償責任保険、著作権侵害に備える保険の3つを加入する必要がありますが、新聞報道を見るとこれをまとめて入れるよう仕組みになっているようです。詳細についての情報開示が待たれます。
アプリ開発企業向け保険、訴訟費や賠償金を補償(読売新聞) - goo ニュース
アプリ開発企業向け保険、訴訟費や賠償金を補償
東京海上日動火災保険は、スマートフォン(高機能携帯電話)向けアプリ(ソフト)を開発する企業が、アプリを巡るトラブルで損害賠償請求を受けた場合などに、訴訟費用や賠償金などを補償する保険の販売を始めた。
市場が急拡大するアプリを巡っては、開発会社が競合相手から著作権侵害で訴えられるなどのトラブルの発生が予想され、保険の需要が高まると判断した。アプリが想定通りに動かず、導入した企業から損害賠償を請求された際の賠償金や、個人情報が流出した場合の顧客への見舞金なども対象とする。
保険金は最大10億円。アプリ開発会社が払う保険料は、売上高10億円の企業が支払限度額1億円の保険に入ると年間約356万円になる。