「モンシュシュ」の商標権侵害に関して、の2審の判断が示され、損害賠償額が上積みされた。 1審で負けた堂島ロールのメーカーは、すでに 社名を変更し、マークも変更しているが、賠償額としては1審の3500万円から、5100万円に増額された。
一審判決は、平成23年6月30日大阪地裁で出されています。 http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=81476&hanreiKbn=07
この判決では、商標権の使用料率は,0.3%であると認定されている。この使用料率が、モンシェールの売り上げに掛けられて賠償額が計算されていた。もともと原告が主張する使用料率は2%でした。
「堂島ロール」製造元の賠償を増額…大阪高裁(読売新聞) - goo ニュース
「堂島ロール」製造元の賠償を増額…大阪高裁
神戸市の洋菓子メーカー「ゴンチャロフ製菓」が、自社商品「モンシュシュ」と同じ名称をマークに使われたとして、「堂島ロール」で知られる大阪市の洋菓子製造販売会社「モンシェール」(旧・モンシュシュ)にマークの使用差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が7日、大阪高裁であった。
小松一雄裁判長は「モ社はマークの名称を変更した」として差し止め請求を棄却したうえで、1審判決後も商標権侵害の期間があったことから、賠償額を約5100万円に増額した。
2011年6月の1審・大阪地裁判決は、モ社の商標権侵害を認め、包装紙や看板へのマーク使用を禁止し、約3500万円の賠償を命じていた。
判決では、ゴ社は1981年、仏語で「私のお気に入り」を意味する「モンシュシュ」を商標登録し、チョコレートの名称にした。モ社は2003年に設立後、モンシュシュのマークを使用してきたが、昨年7月、「私のいとしい人」の意味の現屋号「モンシェール」に変更し、これに合わせてマークも変えた。