ホールインワンとウソ、保険金詐取の組員再逮捕(読売新聞) - goo ニュース
ホールインワン保険は、ホールインワンを達成した人が 記念パーティーを開いたり、記念品を配ったりする費用に対して保険金を支払ってくれるものだ。この保険の請求には、ホールインワンを目撃したキャディとゴルフ場の支配人がサインするホールインワン証明書が必要になる。今回の事件では、この証明書を 実際には無かったホールインワンを偽装して取得した。
その手口は、まずキャディに 前のホールで忘れたクラブを取りに行かせる。取りに行っている間に、ボールをカップに仕込んでおくと云う方法だ。こうしてホールインワンを偽装し、キャディに認めさせ 証明書を取得したものらしい。
今回はキャディも被害者のようだが、キャディとゴルファーが組んで偽装した事例は過去にもあったらしく、これを防ぐ意味で、ゴルフ保険の約款の中では、「同伴競技者が少なくとも1名いる。」ことがホールインワン保険支払いの条件となっている。
ホールインワンのための出費を恐れて、「ホールインワンが無かったことにする」という偽装をするケースもあると聞く、万が一の備えだがゴルフ保険はやはり入っておいたほうがいい。年間3000円からインターネット契約が出来る。
ホールインワンとウソ、保険金詐取の組員再逮捕
2008年2月7日(木)19:42
ホールインワンを達成したとする虚偽の書類を提出し、損保会社からゴルファー保険の保険金をだまし取ったとして、水戸署などは7日、水戸市見川、山口組系暴力団幹部市毛健司被告(64)(別の詐欺罪で起訴)を詐欺容疑で再逮捕した。
調べによると、市毛被告は昨年7月12日、茨城県常陸大宮市内のゴルフ場で、ホールインワンしていないのにゴルフ場に証明書を発行させたうえ、記念品を購入したり、祝賀会を開いたりしたとして領収書を偽造し、損保会社に保険金を請求して100万円を振り込ませた疑い。
市毛被告は、12番ホール(パー3)で、「前のホールにクラブを忘れた」と言って、キャディーに取りに行かせたすきに、一緒にプレーしていた知人男性を先に行かせ、手でボールをカップに入れさせた。戻ってきたキャディーには、「入ったみたいだ」と話し、キャディーと知人男性を証人として、ゴルフ場に「ホールイン・ワン証明書」を発行させたという。
市毛被告は「借金返済などに充てるためにやった」などと供述している。
ゴルファー保険は、ホールインワンを達成した際の祝賀会費用や、プレー中に負傷した場合の治療費を補償するため、損保会社などが販売している。