市川稔の米(マイ)情報

米問題は在庫のこと

小生は米関係の業界で早や40年以上となりました。

なるべく、どっぷり浸からず斜めから見るようにしているつもり。

日本の米は特別扱い。


現在、交渉中のTPPにしても、関税の交渉では例外品目として農産物は重要5品目の筆頭に「米」を掲げている。


守れば守るほどその業界は衰退する。

国内の特殊事情を考慮するうちに本質とは違うところで議論しおかしな方向に行ってしまうからだ。


生鮮農産物と在庫保存が出来る農産物では性格が違います。


穀物というものは保存が出来ます。


保存が出来るということは在庫があるということ。


極論すれば「在庫コントロール」が一番の問題ではないでしょうか。


本年、2013年は国内在庫余り気味で相場下落。

新米が出始めたこの時期(端境期)は混乱する。

前年、2012年のこの時期は在庫不足ぎみ(実態はそれほどでもない)で相場は上昇。


相場が急に上がると米販売会社はやっていかれなくなります。

原料としての玄米相場が上昇しても、販売する白米はそんなに簡単に値上げ出来ないからです。

2011:3:11の大震災による原発事故による放射能問題がそれをさらにややこしくしました。

産地が「動いた」のです。


2013年産は前年と比較すれば相場下落。


2012年産在庫持っているところかなりあります。


ある、大手コンビニで自社PBの白米5kgを1580円で山積みしていました。

通常、コンビニで5kgの白米購入する人は少ない。

価格訴求して在庫を捌きたいということでしょう。



小生の会社で来月中旬にリリースする新事業は、この在庫問題にスポットをあてたものです。

ITを駆使して、困っていることを解決するというか手助けになるもの。


お客様の困っていることは「ビジネス」としては「チャンス」に変えることが出来る。



よし、ガンバって行こう!

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