市川稔の米(マイ)情報

25日より15日

かつて、今でもかな。


毎月25日目指して小売業はセールを仕掛ける。


なぜか?


多くの企業の給料日が25日だったから。


給与所得者は月1回の給料日にお金が入る。

それを、やりくりしてひと月暮らすのだ。


古い表現でいうと「主婦のやりくり」で上手に暮らす。

給料日は、お父さんに感謝して、刺身が1品増えるとか、今夜はビフテキだとか(笑)


今どきは、夫婦共稼ぎというか、結婚しても女性も仕事続けるのが普通。

なので、男だけが稼いで女性は家事、育児に専念するという家庭は少ない。

お父さんにかなりの稼ぎがないとね。


週末は会社、団体勤めの人は外で軽く一杯。

花金などという言葉がありましたが、今ではそういう感じではない。


職場の同僚、上司、部下と飲みに行くというのは激減。


ある、銀行の支店長が言っていました。

「今日、軽くどうだい?」

などと、声掛けすると、

「事前に言ってください」

とか、平気で言われる。


自分らの時は、上司に誘われれば、よいも悪いもなく、


「ハイ、喜んで」

というものだったと笑っておりました。


最近は、飲みなど水曜日が多くなっているそうだ。



25日から15日へ




これは、みなさんお分かりだと思いますが、



年金支給日



なのです。



偶数月の15日は年金支給日なのだ。



これも、団塊世代がその市場を引っ張っている。


団塊世代先頭1947年生まれが来年70歳になります。


1947年~1949年の3年間に生まれた人数が多く、塊になっているから団塊の世代。


なんだか、情けない話しだが、現実に給料日と同等に15日が小売業の間で重要視されているのだ。




小生思うに、



老け込んではいけない。


必ず、人間年老いて行くわけだが、肉体は老化して行くが、考え方や発想は老化しないようにしないと。



年齢若くとも、考え方はすでに老化している人もいるしね。




小売業の現実として、年金支給日がクローズアップされているというお話しでした。

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